9月の読書メーター 読んだ本の数:6 読んだページ数:2327 1日に読んだページ:77
項羽と劉邦(中) (新潮文庫)
読了日:09月05日 著者:司馬 遼太郎
叔父・項梁の戦死後、反乱軍の全権を握った項羽は、鉅鹿の戦いで章邯将軍の率いる秦の主力軍を破った。一方、別働隊の劉邦は、そのすきに先んじて関中に入り函谷関を閉ざしてしまう。これに激怒した項羽は、一気に関中になだれこみ、劉邦を鴻門に呼びつけて殺そうとするが……。勇猛無比で行く所敵なしの項羽。戦さべただがその仁徳で将に恵まれた劉邦。いずれが天下を制するか? ☆☆★ 劉邦ってめっちゃ弱くて負けてばっかで遁走してばっかで、こんな奴がほんまに天下を取れるのかってまったく信じられない。
エコイック・メモリ (光文社文庫 ゆ 5-2)
読了日:09月15日 著者:結城 充考
動画投稿サイトに忽然と現れた、四つの映像。『回線上の死』と題されたその不鮮明な映像には、四人の男女が残酷な方法で殺される様子が映し出されていた。悪戯?それとも本物なのか?期限付きの捜査を命じられたクロハは、映像の中の音に、奇妙なずれがあるのに気付く…。圧倒的な緊迫感と、想像を遙かに超える展開。熱狂的支持を集める「クロハ」シリーズ第二弾。 ☆★★ 前作のプラ・バロックに引き続き独特の世界観の作品ながら、実は前作がちょっと馴染めなかったから続編は読まないなと思っていたのに、手に取ってしまった。やはり、ちょっと馴染めない文体と表現なんだ。
谷中レトロカメラ店の謎日和 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
読了日:09月17日 著者:柊 サナカ
谷中のレトロな街並みの中で、三代続くカメラ屋「今宮写真機店」。遺品整理のためにカメラの買い取りを依頼した来夏は、店主の今宮の知識に魅かれ、店でアルバイトとして働くことに。猫が運んできたトイカメラ、十三年前に壊れたハーフサイズカメラ、ステレオカメラで撮られた写真――。店に持ち込まれるカメラにまつわる相談を、カメラオタクの今宮が次々と解決してゆく、心温まる連作ミステリー。 ☆☆★ 昔懐かしいフィルムカメラにまつわる、ちょっとしたミステリーが、心地よい緩さで展開される。緩すぎて読んでてすぐに睡魔が来るのよ~(笑)
赤い指 (講談社文庫 ひ 17-26)
読了日:09月22日 著者:東野 圭吾
少女の遺体が住宅街で発見された。捜査上に浮かんだ平凡な家族。一体どんな悪夢が彼らを狂わせたのか。「この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、彼等自身の手によって明かされなければならない」。刑事・加賀恭一郎の謎めいた言葉の意味は?家族のあり方を問う直木賞受賞後第一作。 ☆☆★ 家族の絆とその裏側に潜む闇。家族を持つ者なら身につまされる物語だ。
我らが隣人の犯罪 (文春文庫 み 17-1)
読了日:09月29日 著者:宮部 みゆき
僕は三田村誠。中学1年。父と母そして妹の智子の4人家族だ。僕たちは念願のタウンハウスに引越したのだが、隣家の女性が室内で飼っているスピッツ・ミリーの鳴き声に終日悩まされることになった。僕と智子は、家によく遊びに来る毅彦おじさんと組み、ミリーを“誘拐"したのだが…。オール讀物推理小説新人賞を受賞した表題作以下「この子誰の子」「サボテンの花」「祝・殺人」「気分は自殺志願」の計5篇を収録。 ☆☆★ 間違えて再読だったが、でも2回読んでもとっても新鮮!(いや、記憶をなくしているだけやろ、というツッコミは不要)宮部みゆきのデビュー作だということは知らなかった。
イノセント・デイズ (新潮文庫)
読了日:09月30日 著者:早見 和真
田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪により、彼女は死刑を宣告された。凶行の背景に何があったのか。産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人など彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がるマスコミ報道の虚妄、そしてあまりにも哀しい真実。幼なじみの弁護士は再審を求めて奔走するが、彼女は……筆舌に尽くせぬ孤独を描き抜いた慟哭の長篇ミステリー。 ☆☆☆ 新橋SL広場での古本市を待ち合せの時間つぶしで覗いてみたら「これは❕」と感じてしまって購入。正解だった。死刑判決に始まり判決文に沿った構成が、そのまま各章のタイトルとなり、判決文で読み上げられた死刑囚の人物イメージが読み進めるうちに崩れていく…。読んでいる途中、ずっと苦しかった。読後も…。
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項羽と劉邦(中) (新潮文庫)
読了日:09月05日 著者:司馬 遼太郎
叔父・項梁の戦死後、反乱軍の全権を握った項羽は、鉅鹿の戦いで章邯将軍の率いる秦の主力軍を破った。一方、別働隊の劉邦は、そのすきに先んじて関中に入り函谷関を閉ざしてしまう。これに激怒した項羽は、一気に関中になだれこみ、劉邦を鴻門に呼びつけて殺そうとするが……。勇猛無比で行く所敵なしの項羽。戦さべただがその仁徳で将に恵まれた劉邦。いずれが天下を制するか? ☆☆★ 劉邦ってめっちゃ弱くて負けてばっかで遁走してばっかで、こんな奴がほんまに天下を取れるのかってまったく信じられない。
エコイック・メモリ (光文社文庫 ゆ 5-2)
読了日:09月15日 著者:結城 充考
動画投稿サイトに忽然と現れた、四つの映像。『回線上の死』と題されたその不鮮明な映像には、四人の男女が残酷な方法で殺される様子が映し出されていた。悪戯?それとも本物なのか?期限付きの捜査を命じられたクロハは、映像の中の音に、奇妙なずれがあるのに気付く…。圧倒的な緊迫感と、想像を遙かに超える展開。熱狂的支持を集める「クロハ」シリーズ第二弾。 ☆★★ 前作のプラ・バロックに引き続き独特の世界観の作品ながら、実は前作がちょっと馴染めなかったから続編は読まないなと思っていたのに、手に取ってしまった。やはり、ちょっと馴染めない文体と表現なんだ。
谷中レトロカメラ店の謎日和 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
読了日:09月17日 著者:柊 サナカ
谷中のレトロな街並みの中で、三代続くカメラ屋「今宮写真機店」。遺品整理のためにカメラの買い取りを依頼した来夏は、店主の今宮の知識に魅かれ、店でアルバイトとして働くことに。猫が運んできたトイカメラ、十三年前に壊れたハーフサイズカメラ、ステレオカメラで撮られた写真――。店に持ち込まれるカメラにまつわる相談を、カメラオタクの今宮が次々と解決してゆく、心温まる連作ミステリー。 ☆☆★ 昔懐かしいフィルムカメラにまつわる、ちょっとしたミステリーが、心地よい緩さで展開される。緩すぎて読んでてすぐに睡魔が来るのよ~(笑)
赤い指 (講談社文庫 ひ 17-26)
読了日:09月22日 著者:東野 圭吾
少女の遺体が住宅街で発見された。捜査上に浮かんだ平凡な家族。一体どんな悪夢が彼らを狂わせたのか。「この家には、隠されている真実がある。それはこの家の中で、彼等自身の手によって明かされなければならない」。刑事・加賀恭一郎の謎めいた言葉の意味は?家族のあり方を問う直木賞受賞後第一作。 ☆☆★ 家族の絆とその裏側に潜む闇。家族を持つ者なら身につまされる物語だ。
我らが隣人の犯罪 (文春文庫 み 17-1)
読了日:09月29日 著者:宮部 みゆき
僕は三田村誠。中学1年。父と母そして妹の智子の4人家族だ。僕たちは念願のタウンハウスに引越したのだが、隣家の女性が室内で飼っているスピッツ・ミリーの鳴き声に終日悩まされることになった。僕と智子は、家によく遊びに来る毅彦おじさんと組み、ミリーを“誘拐"したのだが…。オール讀物推理小説新人賞を受賞した表題作以下「この子誰の子」「サボテンの花」「祝・殺人」「気分は自殺志願」の計5篇を収録。 ☆☆★ 間違えて再読だったが、でも2回読んでもとっても新鮮!(いや、記憶をなくしているだけやろ、というツッコミは不要)宮部みゆきのデビュー作だということは知らなかった。
イノセント・デイズ (新潮文庫)
読了日:09月30日 著者:早見 和真
田中幸乃、30歳。元恋人の家に放火して妻と1歳の双子を殺めた罪により、彼女は死刑を宣告された。凶行の背景に何があったのか。産科医、義姉、中学時代の親友、元恋人の友人など彼女の人生に関わった人々の追想から浮かび上がるマスコミ報道の虚妄、そしてあまりにも哀しい真実。幼なじみの弁護士は再審を求めて奔走するが、彼女は……筆舌に尽くせぬ孤独を描き抜いた慟哭の長篇ミステリー。 ☆☆☆ 新橋SL広場での古本市を待ち合せの時間つぶしで覗いてみたら「これは❕」と感じてしまって購入。正解だった。死刑判決に始まり判決文に沿った構成が、そのまま各章のタイトルとなり、判決文で読み上げられた死刑囚の人物イメージが読み進めるうちに崩れていく…。読んでいる途中、ずっと苦しかった。読後も…。
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