前期(3月末で終わった)の日曜夜のアニメ三連続のラストがウィザード・バリスターズ。
『ノラガミ』→『バディ・コンプレックス』→『ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル』
番組紹介欄で「弁魔士」という言葉を見て「なんだろうこれは?」と思い、それを知りたくて見始めたのがきっかけ。たぶん『ウィザード・バリスターズ』というタイトルだけだったら見てなかったと思う。(「ウィザード」というタイトルだから魔法ものなんだろうけど、魔法の世界でドンパチやるだけの学園物とかは(世界観的に)あまり面白くないので)
これもオープニング・エンディングの音楽が良くて。オープニングは前奏もサビも盛り上がっているし曲の終わり方もスパッとしていて全体的にすごい。特にオープニングの「満ち欠ける月が」の跳ねるような歌い方は、他では聞いた覚えが無い感じで印象に残っている。歌詞の「1000年過去でも未来でもなく選ばれた現在」も、自分も「自分がこの時代に生きているのは不思議、かつ客観的に見ればラッキー」と思っていただけに、同じことを言っている歌詞に出会えて感慨深い。
音楽と背景画像も上手く合わせていて、男の弁魔士を悪そうに見せたり、「血の色の花」の絵にもよよんが選ばれたのにも意味があったんだなーとか。
エンディングの背景がほとんどアニメーションしていないのも、哀愁ただよう感じで上手くフィットしてた。
で、内容の方なんだけど。魔法使い用の法律・法廷があって、そこで弁護する職業が弁魔士なんですな。
魔法が現実にあったら、確かに魔法用の法律が出来ても不思議じゃない。こういう設定は好きだ。
けど、けっきょく第十条以外はあまりクローズアップされなかった気がするのがちょっと残念。
ロボットの格闘や魔法戦が話のクライマックスなのはちょっともったいない。アニメ的には見栄えよくしないといけないのかもしれないけどね…。
最終回1つ前の作画なんかも(自分のようなアニメ素人が見ても)力尽きてた感じなのが残念。
こういうのってDVDで直されたりするんだろうか?
しかし、つい小説版も買ってしまったんだが、思った以上に重い内容だったな^^; アニメにつながる原因を描いたものである以上、仕方ないと納得できるけど。
そのあとがきに書かれてたけど、5年も前から企画作られてたんだなー。原作があるわけでもないアニメだと、そこまでするものなんだ。
面白いアニメは第2期を期待してしまうものなんだけど、ウィザード・バリスターズは悩ましい。
というのは、1期目は良い終わり方をした感があるから。たぶん母親の再審も通りそうだし、セシルが狙われた理由も一応解明したし、2期目で使えるような大きな謎は残っていなさそうな気がする。
もちろんシズムは結局何をしたかったのか?というような分からない事もあるし、使い魔って何?みたいな世界観の話とか魔導書とか法律(偏見)を変える可能性とかで話は作っていけると思うけど、
たぶん2期目が作られるとしたら、ルシフェルが敵に回るんじゃないかと思うんだよね。そうするとハッピーエンドにはならないような気がするから、今のまま終わりでもいいかも、と思ってしまうのだった^^;
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