東京五輪、開会式縮小は困難 簡素化で森組織委会長

　東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は6日、都内で取材に応じ、新型コロナウイ

ルスの影響で来夏に延期された大会で目指す簡素化について、開会式の縮小、時間短縮は放映権

契約の観点から難しいとの認識を示した。

　森会長によると、国際オリンピック委員会（IOC）がテレビ局と中継の時間帯を決めて契約して

いるためだという。「（IOCが縮小は）絶対に駄目だと言っている。時間が減ると違約金を取られ

るので、お金がかかってしまう」と語った。（時事通信 ７/６ 月）


この期に及んでも来年の五輪の開催を考えているとは信じられない。アメリカ、ブラジルはじめ世

界のコロナ感染者数は増え続けていて、未だに収束する気配がない。日本でも東京を中心に連日感

染者数が１００人を超していて、医療関係者がこの後第二波の可能性を指摘している。このまま来

年開催して海外から押し寄せるだろう人々がコロナをさらに拡大させたら誰が責任を取れるのだろ

う？仮にコロナが収束したとして、五輪参加予定選手の何％が満足にトレーニング出来るのだろう

か？コロナ禍の中でモチベーションを上げること自体難しい。


IOCが選手の安全など考えていないことは、今年の開催を強行しようとして非難されたことで取り

やめた例をみても分かる。そして森会長はIOCの意向をメディアを通して発信するだけで、この事

態を把握出来ていないとみえる。契約しているから変更出来ないなど只のメッセンジャーでしかな

い。