いま舌戦が続く統一地方選で、忘れてはならないのは世界平和統一家庭連合(旧統一教会)問題だ。閣僚
や国会議員の関係は野党や報道により盛んに追及されたが、地方の首長や議員は十分な説明責任を果たさな
いまま今回、出馬しているケースも多数ある。そんな中、元2世信者らが報道で関係の指摘を受けた地方首
長・議員をデータベース化して公開した。関係遮断を求める声は他にも上がっており、有権者の判断にどう
影響を与えるか、注目される。(木原育子、岸本拓也)
「(旧統一教会の)不当寄付勧誘防止法を成立させ、国は手を打った立場。それを受けて国民がどう反応
するかが今回の選挙です」。教団と議員との関係性をデータベース(DB)化した「もるすこちゃん」が語る。
選挙の判断材料の一つに、と作成されたのが今回のDB(統一決別統一地方選)だ。
もるすこちゃんは、関東に暮らす30代の元信者。親が信者の宗教2世で、2次元キャラクターを使ってユー
チューブで2世のありのままを発信する「Vチューバー」だ。
~中略~
もるすこちゃんは「今回のDB化で、改めて約1割の人に教団側との関係があることが分かった。関係性を知
らないまま投票し、当選すると、関係があっても当選できると、認めてしまうことになる」と話す。
さらに投票率にも言及する。「宗教は常に政治にすり寄る。投票率が低く、投票に行く人の全体数が少ない
と、政治家が当選したければ宗教に頼るのが合理的な判断になってしまう」(東京新聞 2023年4月6日)
大手マスコミは殆ど報じていないが、過去の選挙では宗教団体が大きな影響を与えてきたことは確実だ。ある
一定の票があれば当選できるとなれば政治家は間違いなく、その団体に頼ることになる。当選すれば、その団
体は政治家に圧力をかけることが出来る。そして政治が歪んでいくのだ。
日本はドンドン貧富の差が拡大し、大多数の国民は物価高に嘆き、将来に不安を抱えている。政治は生活に密
着している。与野党の勢力が拮抗しなければ論戦など期待できない。選挙に行きましょう。
や国会議員の関係は野党や報道により盛んに追及されたが、地方の首長や議員は十分な説明責任を果たさな
いまま今回、出馬しているケースも多数ある。そんな中、元2世信者らが報道で関係の指摘を受けた地方首
長・議員をデータベース化して公開した。関係遮断を求める声は他にも上がっており、有権者の判断にどう
影響を与えるか、注目される。(木原育子、岸本拓也)
「(旧統一教会の)不当寄付勧誘防止法を成立させ、国は手を打った立場。それを受けて国民がどう反応
するかが今回の選挙です」。教団と議員との関係性をデータベース(DB)化した「もるすこちゃん」が語る。
選挙の判断材料の一つに、と作成されたのが今回のDB(統一決別統一地方選)だ。
もるすこちゃんは、関東に暮らす30代の元信者。親が信者の宗教2世で、2次元キャラクターを使ってユー
チューブで2世のありのままを発信する「Vチューバー」だ。
~中略~
もるすこちゃんは「今回のDB化で、改めて約1割の人に教団側との関係があることが分かった。関係性を知
らないまま投票し、当選すると、関係があっても当選できると、認めてしまうことになる」と話す。
さらに投票率にも言及する。「宗教は常に政治にすり寄る。投票率が低く、投票に行く人の全体数が少ない
と、政治家が当選したければ宗教に頼るのが合理的な判断になってしまう」(東京新聞 2023年4月6日)
大手マスコミは殆ど報じていないが、過去の選挙では宗教団体が大きな影響を与えてきたことは確実だ。ある
一定の票があれば当選できるとなれば政治家は間違いなく、その団体に頼ることになる。当選すれば、その団
体は政治家に圧力をかけることが出来る。そして政治が歪んでいくのだ。
日本はドンドン貧富の差が拡大し、大多数の国民は物価高に嘆き、将来に不安を抱えている。政治は生活に密
着している。与野党の勢力が拮抗しなければ論戦など期待できない。選挙に行きましょう。