自民党派閥の政治資金パーティー券問題で、安倍派(清和政策研究会)からキックバックを受け、裏金に
したとされる所属議員の秘書らを、東京地検特捜部が任意で事情聴取していることが5日、関係者への取材
で分かった。派閥からの還流で少なくとも数千万円を受領した所属議員がいたとみられることも判明した。
特捜部は政治資金規正法違反(不記載・虚偽記入)の疑いで捜査。受領額が多い議員を抽出し、13日の国会
閉会後、一斉に聴取する見通しだ。
安倍派の一部議員が、パーティー券の販売ノルマを超えた分を派閥に送金せず、手元にプールする運用を
していたことも関係者への取材で分かった。政治資金収支報告書に記載していなかったといい、キックバッ
ク以外に裏金化する手法が新たに判明した。(共同通信 12/5 火)
これらのニュースは地検特捜部のリークと見られる。森永卓郎氏は岸田おろしに動いている安倍派、二階派
を潰しにきたのではないか、とコメントしていた。特に二階氏は「徹底的にやってやる」と言っていたこと
からかなり信憑性がある。そこへ岸田首相が旧統一教会の友好団体のトップと面会したことがあるという報
道が出てきたので、これもリークだと思われる。今、自民党は疑心暗鬼の渦の中にいるはずだ。
不思議なことにこの手のニュースが増え続けると、いつの間にかマヒしてしまい、政治不信は増大しながら
「仕方ない」「政治にはつきものだ」的感覚が国民の中に漂ってしまう。そして消去法的に自民党が存続し
てしまう。日本人には「お上意識」が異常に強い。しかし3世、4世議員たちの劣化が激しいことを認識すべ
きだ。自己保身しか頭にない彼らに政治は任せておくことは出来ない。選挙で知ってもらう必要がある。