2月6日(金曜)
心配していた雪の影響も殆どなく、気がつけば金曜日。
朝テレビをつけたら、マクドナルドの社長の記者会見を見たからというわけではないと思うのですが、
普段なら入らない会社の近くのマクドナルドにフラッと入ってセットメニューを買っておりました。
前にも書いたかも知れませんが、
小学生の時に西国分寺の駅に出来たドムドムバーガーで、
物珍しさから母が買ってきてくれたチーズバーガーがあまりに美味しかったこと。
そしてそのあと、
ドムドムバーガーで、自分は勿論チーズバーガーを頼んだ後で、
妹が頼んだエビバーガーを一口食べた時の、
『この世でチーズバーガー が一番美味しいと信じていた自分の考えが
一瞬にして音をたてて崩れ落ちるような感覚』
を昨日のように覚えている私にとって、
マクドナルドの出現は黒船来航のような規格外のお店なのでありました。
その昔、すべて暗記してしまうほど観た(実際、暗記してますが)、
テレビドラマ『ふぞろいの林檎たち』のパート1で、
中井貴一演じる酒屋の次男が自宅に彼女を連れてきていて、
その彼女が帰るときに 母親が帰りながら食べなさい、
とその彼女にどら焼きを持たせてあげるシーンがあって、
息子は『どら焼き歩きながら食べるなんて恥ずかしいじゃないか』
とたしなめたら、お母さんは
『あら、最近は若いモンはハンバーガー食べながら歩いてるっていうのに、
どうしてどら焼は駄目なのよ』
というような反論をしていたシーンがありました。
今までだったらお行儀が悪いと、
たしなめられていた日本人の基準が舶来のものには適用されないというか、
ハンバーガーならおしゃれだけど、
同じことを日本のどら焼でしたらダサい、
というような風潮はとてもあったような気がします。
そういう時代に育ったんですなあ。
食の選択肢が無限大にあるということの意味を、
それこそ噛みしめないといけないですね。