2月24日(火曜)
大学に入って、体育会ワンダーフォーゲル部に入部した理由は、
いい加減でもなかったけど、これと言って確固たる理由もなかったのです。
高校の教員だった父はワンゲル部の顧問で、
毎年夏になると長期間どこかの山に合宿に行っていて、
街で見かけたら警察に尋問されてもおかしくないような日焼け顔で帰ってきました。
話してくれる合宿中に起きた出来事が今思えば非日常的で、
そうは見えないけれどそんな事してんのか凄いな、
という思いがあったことは確か。
中学に入ってから、
野球部の友人と奥多摩湖まで自転車で行ってみようと計画し、
湖の手前の最後の登りでバテバテになったことや、
奥多摩湖からの長い下り道の爽快感が素晴らしかったこと、
友人と計画して中学校の卒業式の翌日に自宅から房総半島一周の旅に出たことも、
気が小さい私にしては、立派な冒険だったのかも知れません。
高校時代に父と行った奥多摩の御前山も、
大学の入試の結果が出る前日に山岳部の友人に連れていってもらった奥多摩で、
三条の湯の前の雪に埋まったスペースにテントを張って、
翌日雲取山に登ったことも。※下界に降りたら試験に落ちてましたが(笑)。
中学時代は野球部で、高校時代は硬式テニス部。
だからと言って、大学でテニス部に入るには弱すぎたし、
サークルのチャラチャラ感は自分に合わなさそうだし
(きれいな女の子がいそうだったから心は揺れましたが)、
と言うことで、
猫の額ほどしかない大学の中庭に並んだ部会やサークルの勧誘の中で、
自然とワンゲル部の方に 足が伸びたというのが正直なところです。
もっと本音を言えば、
その後にアメフト部の人達に囲まれて無理やり入部させられそうになったので、
逃げるためにもワンゲル部に即効で入部したというのが、
格好悪いのですが本当のところなんですけどね。
ふぞろいの林檎たちを観てたら、
他校の女子大生目当てに、大学4年にもなって早稲田や慶応の真似をして
女子大の前でサークルのビラ配りをしていたのですが、
そのサークルの名前が『ワンゲル同好会オリーブ』だったので、ついつい。