ねこなんて大っ嫌い

ってずっと思ってたのに。
死にそうな子ねことの出会いが生きる力を与えてくれました。
バツ2でも結構幸せにやってます!

心がざわつく・・・

2017-08-13 05:55:55 | 雑記
いえね、2箇所同時骨折のショックからはようやく立ち直りました、お陰様で。その節は皆さまから沢山の励ましのお言葉を頂きました

先日エレベーター前で係長に「生きるんだよ、頑張って生きようね」と肩を叩かれ、まるで自殺未遂でもしちゃったかのような言葉を掛けて貰いましたが、まぁこうも骨折ばかりしている人間には、そんな言葉を掛けたくもなりますよね、と思いました。「はい、がんばって生きます!」と泣き真似しながら応えましたけどね。
そういうとこがあかんやろ~

本日は骨折中のあたくしが、ポンちゃんをブラッシングしている画像をご覧頂きながら、少し話を聞いてください。

ブログの話題はね、出来れば楽しいものにしたいと思ってます。私がこんなぶっちゃけ系でなければ・・・ね、何もかもを書かなくていいのでは?っていうご意見もありましょう。でも今回の事件は、本当にショッキングで、どうにも心がざわついて仕方ありません。

読んで楽しい話ではないので、気分が沈みがちな方は、ここでお止めになった方がよいかも。そんじょそこらの話ならへっちゃら~と思われる方、鉄のハートをお持ちの方は、続けてどうぞ。

勤続19年目に入った私の勤務先は、小さな化粧品会社ですが、一番社歴が浅い若い人でも勤続年数10年くらいという、かな~り平均年齢の高い、熟年男女の多い職場です。

フロアーは2F・3F・4F・5F・6Fとありまして、私の部署があるフロアーは5Fです。先日ね、2Fフロアーに警察官が10名くらい、来ていたそうなんです。どうやら社内で盗難事件があったと。

それまでそんな噂さえ聞いたことが無かったので驚きました。実はここ1年くらい前から、社員の財布からお金が無くなる・・・ということが頻発していたのだそう。

でもね、盗まれた人達はみな後になって「社内の誰かが・・・と思ったら、怖くて口に出せなかった」と口を揃えて言ったのだそうです。

ある40代の女性は「私なんて、ずっと息子を疑ってたのよー。あいつ、これまでもそういうことあったから!でもね、あの子が合宿で居なかったときにもお金が無くなってね。それでこれはあの子じゃない!って思ったの」彼女は、総額8万円くらい盗られたのだそうです。息子さんも濡れ衣きせられちゃったよねー

何度も盗まれたという30代の女性社員が「社内の人間であるとは思えない。これは絶対に犯人を捕まえなければ・・・」と固い決意をしたのだそうですよ。確かにね、入社してからこれまで、ただの一度も盗難事件なんてありませんでしたから。私が彼女でもそう考えたかもしれません。彼女、お札を撮影までしてたらしいです~

しかもお財布を置いていた場所は、それぞれデスクの足元に置いた鞄の中だったり、机の引き出しだったり。ロッカーの中という人もいるにはいたようですが。それにしてもいつ人目に触れるかもしれないのに、人のお財布からお金を抜くなんていう行為は、物理的にも出来ることではないのではないか・・・と思いました。

ただしね、絶対に、誰の目にも留まらない時間が、毎日5分間だけあったのです。そう、朝礼を行う5分~10分の間、全員が朝礼会場に集まります。朝礼会場は、私の部署の隣り、つまり同じ5Fフロアーにあります。だから私たちの部署だけが、誰ひとり被害に遭わなかったんですね。5F以外は全滅だったそうです。
※今はもう朝礼の際は各フロアーに施錠するようになりました。

絶対に犯人を捕まえたい・・・と言っていた彼女が、朝礼に行く前に、段ボールに穴を開け、そこにセットしたスマホのカメラを録画状態にして席を離れたとのこと。少し前にニュースで何度も流されてましたよね、同僚の飲み物に睡眠導入剤を入れた瞬間の動画が。朝礼から戻って確認したら、犯人が写っていたのだと。正に鞄から財布を取り出しているところが。

数年前までは業績も良かったので、管理部門があり、社員もいましたが、今は清掃派遣会社から清掃員の方に毎日来て頂いて全館掃除して頂いています。

今のおじさんは、もう2年くらいになるでしょうか。70歳を過ぎたくらいの大人しそうな人で、でもいつもマメに雑巾を持ってあちらこちら綺麗に掃除してくださってました。

社内ですれ違う時は、いつも「お疲れ様です」と声を掛けあう、いわば仲間のような気持ちでいたのは、私だけでは無かった筈。そのおじさんが、お財布の中からお金を抜く姿が、はっきりと動画で再生されました。

上の人間は、ある程度目星をつけていたのでしょうね。直ぐに清掃派遣会社に連絡を入れ、動画を見せ、そのあと警察に通報。そして最後に本人を呼んで、詰問したとのこと。動かぬ証拠がありますからね、直ぐに認めたそうです。そのまま警察に連行されました。

犯罪者の近隣の人にインタビューするあれ、あるでしょ?いつも何気なく見てましたけど「いやー、そんなことをするような人には全然見えませんでした」って、本当なんだなぁと。

奥さんはいらっしゃらないの?お子さんは?シルバーでも、しっかり働けているのに、何にお金がいったの?と実はおじさんのことを何も知らなかった私は、頭の中を「?」が飛び交うばかり。真面目に一生懸命掃除している姿を見て、頭が下がるなぁとしか思っていなかったそんな人に、裏切られたような気がしたからでしょうか。

年金受給者の万引きや犯罪が増えていると言われている昨今の日本。それとは無関係?生活苦でしたか?と考えても仕方の無い「?」が止みません。

私が骨折した足を引きずって出社したあの日、朝礼間近で誰もいなかった2Fフロアーから飛び出して来て、ドアを開けてくれたのは、窃盗をしようとしていたのを誤魔化すためでしたか?それともあの時だけは、本当に怪我をしていた私を案じてくれたのですか?

だけどやっぱり駄目ですね。どんな理由があろうとも、人の物を盗むのはダメです。盗まれる人にだって、もしかしたらあなた以上の大変な事情があるかもしれないんですよ。

かく言うあたくし、決して立派な人間ではありませんが、やっぱり誠実に生きていくのが一番よね、と改めて思った次第ですが、やはり心はざわつき、晴れません。


折角の日曜日なのに~
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