本日の記事も、またまた文字だけの記事となりました。お時間のある方だけ、ご覧頂ければと思います。
去年の春、社から65歳以降の再雇用は無いと言われ、住宅ローンが68歳まで残っていたワタクシ、これはヤバい!と家を売って家を買う計画がスタートしたのでした。
その後、やっぱり再雇用するよ~!と前言を撤回されましたが、その時はもう、計画は着々と進んでいました。
お陰様で、売ったお金で買った終の棲家には、忌まわしき?住宅ローンは無く、心穏やかに日々を過ごしています。(恩知らずか!ローンに謝れ!)
このままいくと、あと6年も通勤しなきゃいけないのか~とポンちゃんを撫でながら、ため息をついた数日前の夜。えぇえぇ、皆様の想像を遥かに超える「家から出たくない人間」「筋金入りの引き籠り野郎」それが私です。笑 思えばよくぞ数十年、毎日家を出て、会社に通った!ようがんばった!!笑 出不精じゃない方には理解できないかと思いますが、私レベルの出不精に言わせると、毎日通勤するだけでもう、称賛に値する!
ですがまぁ、例えパートでもアルバイトでも、慣れた仕事をそのまま続けさせて貰えるなら、老後資金のためにも、非常に有難い話な訳です。あと6年も…とため息を吐きつつもね。
ところがどっこい。
ここで本題に入る前に、私の勤務先について、少しお話させて頂きますね。
私の勤務先は、今は亡き先代会長が立ち上げた小さな会社。
現会長は、先代会長の二番目の奥さん。
銀座でホステスをしていたという、見た目はとても美しい人ですが、会社については、何の知識も無く、当然社内のことは、誰がどんな仕事をしているかなど、何ひとつご存知でない。会社に来てもすることがないので、出社さえしない。そして日本人でもない。そんな方が、人事の決定権を握ってるんですよね~。
それというのも、先代会長が悪いのだ。
自分は不死身だと思っていた節があり、死後のことなど全く考えていなかったっぽい。
それがある日、旅先で突然死。それからが大変でした。
最初の奥さんとの娘が現社長で、現会長とは犬猿の仲。
現社長は数十年、一応毎日出社して来ているので、社内のことはある程度?理解されている。(社長にも悪口か!爆)もし先代会長が、法的に経営権を娘である現社長に譲っていれば何の問題もありませんでした。
まぁまさか、自分の死後、何も知らない(日本語さえ覚束ない)二番目の奥さんが、会社に乗り込んできて、今日から私がトップだから!と、鼻息荒げるなんて夢にも思わなかったのでしょうね~。詰めが甘いぞ!先代!!
で、本題に入ります。
正にあのため息を吐いた翌日、副社長が物凄く言いにくそうにこう言いました。
「〇〇さんの65歳以降なんだけどさぁ。国から補助金が出るし、パートかアルバイトなら、会社からの持ち出しも最小限で済むから、雇用継続、ケチな会長でも絶対OKしてくれると思ってたんだよね。ところがさぁ、話をしてみたら、国からの補助金なんて受け取るなって言うんだよ。コロナで売り上げ落ちてるし、65歳以降の人の採用を継続する気はないって・・・」
「はぁそうですか。まぁそれならそれで、私は大丈夫ですよ。」
「けどさぁ、やりきれないのは、やっぱ日本人じゃないからか、補助金をあとから返せって、国に言われると思ってるみたいなんだよー。そんな訳ないじゃない?でもそう言っても信じてくれないんだよ。なんかほんと、期待させちゃったのに申し訳ない」
私、思わず小さくガッツポーズしちゃった。
あと1年通えば、家から出なくていいのーーー?
でもよくよく考えてみたら、ん?国が補助金をあとから返せって言う?それが嫌だからって、私の再雇用断られちゃったの?
まぁそれだけでは無いかもしれないけど、
経営者がバカ過ぎて、その理由にガッカリしました。
その頃社内では、ちょっとしたざわつきが。
「え?嘘でしょ?バカなの?副社長、会長を説得できなかったの?」
「どうするの?ウチの会社、どうなるの?」
「あーもう考えれば考えるほど頭痛い。もう不安しかない。」
「あの・・・、もしかして今ガッツポーズしてました?
私達がこんなにショックを受けてるっていうのに?」
とまぁ同僚や後輩たちは、65歳以降も私の雇用が継続されると思っていたので、突然のこの決定にザワザワしちゃったという次第です。私のいない来年を想像して、騒いだり、嘆いたりしてくれるのは、とても有難いことだと思いましたよ。いや、有難いと言うか、申し訳ないと言うか。
この1年は引継ぎで大変なことになりそうです。
そもそも20年以上も、割と面倒くさい仕事を一人でやってきてしまったのがいけなかったよな、と、ちょびっと反省しています。
でも人はどんどん減らされてきたし、目の前にある仕事をこなすのに精一杯で、人に教える程の余裕はなかったのです。(まぁ言い訳です)笑
特にIllustrator(通称イラレ)を使った、頻繁に行われるキャンペーンのパンフレットとかね。普通の会社なら外注に出すようなものを、全部ひとりで作ってきちゃった。イラレソフトの使い方から覚えて貰わなくちゃならなくて、その上、ポンと出されたメモ程度の文章を見て、一からデザインしなくちゃいけない。社外に向けたメール文や案内文も、作らないといけないし、表計算ソフトのExcelで、依頼される部署の要望を聞いて、ありとあらゆる作表も。その上、本業中の本業であるデータベースの操作方法や自社ソフトの取り扱いなんかもね、当然覚えて貰うことになる。
結局、私は社内で唯一の便利屋さん、だったのかな。
私が引き継ぐ側だったら・・・と想像しただけで、確かにぶっ倒れそう・・・と思います。
その引継ぎの大半が、部署の違うJちゃんに決まりました。
えぇえぇ、あの引っ越し準備の時に、毎週のように数か月間手伝いに来てくれたあのJちゃんですよ。恩を仇で返すんか!みたいなことになりましたが、私は彼女のスキルが上がる大きなチャンスだと思います。
「知恵熱出しそうです・・・」と不安そうなJちゃんですが、彼女が抜擢されたのは、今いる社員の中で特に優秀だとみなされたからだと思います。持ち前の几帳面さを発揮して、1年かけて少しずつ覚えていって欲しいなぁと思います。
そんなことを思いつつも、1年後のことを考えると、正直ワクワクが止まりません。もちろん、働きますよ。年金だけでは、たまのちょっとした贅沢さえ出来なくなるだろうから。今の職場で身につけさせてもらった様々な技術のお陰で、在宅で出来る仕事はたくさんあるはず。(年齢制限がなければ・・・多分)
「来年から始めるんじゃなくて、今から繋がりを作っとかなきゃね!」と、先日も娘が採用情報を送ってきてくれました。
ふぇ~~~もう?
「ちょっとずつやり始めて、ままなら仕事の正確性とか色んな面で、必ず認めて貰えると思うからさ。実際その仕事を本格的に始める時に、そうしておいた方が絶対有利だから・・・ね!」
なるほどね~。ちょっとは、なぁんにもしなくていい日々を過ごしたいと思ったのにな~。
年を取ったら、好きなだけ本を読んだり、作りたい物を作ったり、やりたいことをやりたい時にやれる、そんな生活を長年夢見てきたんだけどな~。
でも老いては子に従え、っていう諺もあることだし、ここは娘の助言を素直に聞くことにしましょうか。
そんな訳で、私の65歳以降は、また新たな冒険が始まります!
但し、家の中で、引き籠って・・・ね♪
去年の春、社から65歳以降の再雇用は無いと言われ、住宅ローンが68歳まで残っていたワタクシ、これはヤバい!と家を売って家を買う計画がスタートしたのでした。
その後、やっぱり再雇用するよ~!と前言を撤回されましたが、その時はもう、計画は着々と進んでいました。
お陰様で、売ったお金で買った終の棲家には、忌まわしき?住宅ローンは無く、心穏やかに日々を過ごしています。(恩知らずか!ローンに謝れ!)
このままいくと、あと6年も通勤しなきゃいけないのか~とポンちゃんを撫でながら、ため息をついた数日前の夜。えぇえぇ、皆様の想像を遥かに超える「家から出たくない人間」「筋金入りの引き籠り野郎」それが私です。笑 思えばよくぞ数十年、毎日家を出て、会社に通った!ようがんばった!!笑 出不精じゃない方には理解できないかと思いますが、私レベルの出不精に言わせると、毎日通勤するだけでもう、称賛に値する!
ですがまぁ、例えパートでもアルバイトでも、慣れた仕事をそのまま続けさせて貰えるなら、老後資金のためにも、非常に有難い話な訳です。あと6年も…とため息を吐きつつもね。
ところがどっこい。
ここで本題に入る前に、私の勤務先について、少しお話させて頂きますね。
私の勤務先は、今は亡き先代会長が立ち上げた小さな会社。
現会長は、先代会長の二番目の奥さん。
銀座でホステスをしていたという、見た目はとても美しい人ですが、会社については、何の知識も無く、当然社内のことは、誰がどんな仕事をしているかなど、何ひとつご存知でない。会社に来てもすることがないので、出社さえしない。そして日本人でもない。そんな方が、人事の決定権を握ってるんですよね~。
それというのも、先代会長が悪いのだ。
自分は不死身だと思っていた節があり、死後のことなど全く考えていなかったっぽい。
それがある日、旅先で突然死。それからが大変でした。
最初の奥さんとの娘が現社長で、現会長とは犬猿の仲。
現社長は数十年、一応毎日出社して来ているので、社内のことはある程度?理解されている。(社長にも悪口か!爆)もし先代会長が、法的に経営権を娘である現社長に譲っていれば何の問題もありませんでした。
まぁまさか、自分の死後、何も知らない(日本語さえ覚束ない)二番目の奥さんが、会社に乗り込んできて、今日から私がトップだから!と、鼻息荒げるなんて夢にも思わなかったのでしょうね~。詰めが甘いぞ!先代!!
で、本題に入ります。
正にあのため息を吐いた翌日、副社長が物凄く言いにくそうにこう言いました。
「〇〇さんの65歳以降なんだけどさぁ。国から補助金が出るし、パートかアルバイトなら、会社からの持ち出しも最小限で済むから、雇用継続、ケチな会長でも絶対OKしてくれると思ってたんだよね。ところがさぁ、話をしてみたら、国からの補助金なんて受け取るなって言うんだよ。コロナで売り上げ落ちてるし、65歳以降の人の採用を継続する気はないって・・・」
「はぁそうですか。まぁそれならそれで、私は大丈夫ですよ。」
「けどさぁ、やりきれないのは、やっぱ日本人じゃないからか、補助金をあとから返せって、国に言われると思ってるみたいなんだよー。そんな訳ないじゃない?でもそう言っても信じてくれないんだよ。なんかほんと、期待させちゃったのに申し訳ない」
私、思わず小さくガッツポーズしちゃった。
あと1年通えば、家から出なくていいのーーー?
でもよくよく考えてみたら、ん?国が補助金をあとから返せって言う?それが嫌だからって、私の再雇用断られちゃったの?
まぁそれだけでは無いかもしれないけど、
経営者がバカ過ぎて、その理由にガッカリしました。
その頃社内では、ちょっとしたざわつきが。
「え?嘘でしょ?バカなの?副社長、会長を説得できなかったの?」
「どうするの?ウチの会社、どうなるの?」
「あーもう考えれば考えるほど頭痛い。もう不安しかない。」
「あの・・・、もしかして今ガッツポーズしてました?
私達がこんなにショックを受けてるっていうのに?」
とまぁ同僚や後輩たちは、65歳以降も私の雇用が継続されると思っていたので、突然のこの決定にザワザワしちゃったという次第です。私のいない来年を想像して、騒いだり、嘆いたりしてくれるのは、とても有難いことだと思いましたよ。いや、有難いと言うか、申し訳ないと言うか。
この1年は引継ぎで大変なことになりそうです。
そもそも20年以上も、割と面倒くさい仕事を一人でやってきてしまったのがいけなかったよな、と、ちょびっと反省しています。
でも人はどんどん減らされてきたし、目の前にある仕事をこなすのに精一杯で、人に教える程の余裕はなかったのです。(まぁ言い訳です)笑
特にIllustrator(通称イラレ)を使った、頻繁に行われるキャンペーンのパンフレットとかね。普通の会社なら外注に出すようなものを、全部ひとりで作ってきちゃった。イラレソフトの使い方から覚えて貰わなくちゃならなくて、その上、ポンと出されたメモ程度の文章を見て、一からデザインしなくちゃいけない。社外に向けたメール文や案内文も、作らないといけないし、表計算ソフトのExcelで、依頼される部署の要望を聞いて、ありとあらゆる作表も。その上、本業中の本業であるデータベースの操作方法や自社ソフトの取り扱いなんかもね、当然覚えて貰うことになる。
結局、私は社内で唯一の便利屋さん、だったのかな。
私が引き継ぐ側だったら・・・と想像しただけで、確かにぶっ倒れそう・・・と思います。
その引継ぎの大半が、部署の違うJちゃんに決まりました。
えぇえぇ、あの引っ越し準備の時に、毎週のように数か月間手伝いに来てくれたあのJちゃんですよ。恩を仇で返すんか!みたいなことになりましたが、私は彼女のスキルが上がる大きなチャンスだと思います。
「知恵熱出しそうです・・・」と不安そうなJちゃんですが、彼女が抜擢されたのは、今いる社員の中で特に優秀だとみなされたからだと思います。持ち前の几帳面さを発揮して、1年かけて少しずつ覚えていって欲しいなぁと思います。
そんなことを思いつつも、1年後のことを考えると、正直ワクワクが止まりません。もちろん、働きますよ。年金だけでは、たまのちょっとした贅沢さえ出来なくなるだろうから。今の職場で身につけさせてもらった様々な技術のお陰で、在宅で出来る仕事はたくさんあるはず。(年齢制限がなければ・・・多分)
「来年から始めるんじゃなくて、今から繋がりを作っとかなきゃね!」と、先日も娘が採用情報を送ってきてくれました。
ふぇ~~~もう?

「ちょっとずつやり始めて、ままなら仕事の正確性とか色んな面で、必ず認めて貰えると思うからさ。実際その仕事を本格的に始める時に、そうしておいた方が絶対有利だから・・・ね!」
なるほどね~。ちょっとは、なぁんにもしなくていい日々を過ごしたいと思ったのにな~。
年を取ったら、好きなだけ本を読んだり、作りたい物を作ったり、やりたいことをやりたい時にやれる、そんな生活を長年夢見てきたんだけどな~。
でも老いては子に従え、っていう諺もあることだし、ここは娘の助言を素直に聞くことにしましょうか。
そんな訳で、私の65歳以降は、また新たな冒険が始まります!
但し、家の中で、引き籠って・・・ね♪
ポチ、ありがとうございました~

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