ねこなんて大っ嫌い

ってずっと思ってたのに。
死にそうな子ねことの出会いが生きる力を与えてくれました。
バツ2でも結構幸せにやってます!

正社員入社でわかったこと

2024-06-25 05:55:55 | 雑記
昨日は新しい正社員の方が入って来ました。まだ1日しか一緒にはいないけど、会話の内容や、その立ち居振る舞いから、すこぶるいい感じの人のように思いました。

これで事務方の女性陣は、大ベテランO姐さん65歳(嘱託社員後フルタイムのパート)、30歳になったばかりのKさん(正社員)、そして昨日入社したAさん50歳?だったかな(正社員)、そして私66歳(週3~4日のパート)

昨日はO姐さんが休みだったので、事務所はわりとほんわかムード。すると突然KさんがAさんに話し始めました。

「今日は休みなんですけど、Oさんという大ベテランの方がいるんですよ。その方、ちょっと不愛想で、言葉がキツく感じたりするかもしれないんですけど、本当は凄く良い方なので、誤解しないで頂きたいなと思いまして」

え?そんなこと、初めての人に言っちゃう?と一瞬思いました。

「これまでも、Oさんのことがどうしてもイヤだと言って、辞めて行った人が何人もいるんです。先日辞めたSさんもそうなんですけど、Oさんの本質がわかれば、そんなことにはならないと思うんです。私はOさんのこと、凄く好きだし、とても尊敬してるんです」

ほぉほぉそうか。年は若いけど、Kさんって思った以上にしっかりしてるんだな~。人のこと、表面だけ見るんじゃなくて、その本質をちゃんと見抜いているんだね。

「私もね、入社してまだやっと2カ月なんですけど、最初はちょっと驚きました。え?私何かOさんが怒るようなことしちゃったかな、って。でもそうじゃないんです。この2カ月Oさんのことをずっと見ていて、本当に仕事熱心で、仕事が出来て、決して意地悪な人なんかじゃないってことが分かったんです」

するとKさんが「そうそう!そうなんです。Iさんって、Oさんのこと、そんな風に見てくださってるんですね。私凄く嬉しいです!」

いわゆるね、Oさんはコミュ障じゃないかと私は思う。

いつも仕事のことで頭が一杯で、他のことには気持ちが配れない。だから電話の取次ぎをしても、返事はしない。電話が鳴った瞬間から、電話機の表示を見て、どの案件の話かを既に考え始めている。

事務所内の大事な仕事は、全部ひとりで抱えているから、返事をしたり笑顔で接する余裕がない。

それでもね、若いKさんが、そんな風に新人さんが驚かないようにと、事前に話をして、結果かばおうとするところが、私は素晴らしいと思うのです。

確かに褒められることじゃありません。返事くらいしたって、何も減らないし、礼儀に反すると言えばそうだと思います。

だけどそこを理解してあげて、Oさんの仕事を少しずつ自分たちに振って貰えば、少しは余裕を持って貰えるようになるんじゃないかな、と思います。

Kさんに聞いてみました「Oさんって、自分の仕事を人に振るのを嫌がる人ですか?抱え込みたい人ですか?」と。

すると「そんなこと全然ないです。ちゃんとやってくれさえすれば、いくらでも振ってくれるし。私がもっとちゃんと出来ればOさんにばかり仕事が集中しないと思うんです」ションボリ。笑

新入社員さんが来てくれたことで、これまで話題にしなかったOさんのことを、色々と知ることが出来て、私にとってもとても有意義なことでした。

数年経ってう~んと仲良くなったら、その内「無視かよ!返事くらいしてみよっか?」と、軽口を叩けるようになるかもしれない。ま、年下だと言っても、大先輩だから、そんな日は来ない可能性の方が高いけども。

人にはそれぞれ弱点がある。だけどその弱点を許して貰って、人が人を支えることで、その人は本当の意味で「生きる」のかもしれない。私だって、そうやってこれまで何とか生きて来れたんだもの。

今日は初めてのお給料日です。残業分はちゃんと労働基準法に基づき、1.25倍で計算されていて、それは当たり前のことかもしれないけど、凄く嬉しかった。ますます仕事がんばろう!と思いました。


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