朝から秋の涼しい好天に恵まれ、散歩が心地よい。この涼しい秋にどうして
五輪を実施できないのであろうか。ラクビーのワールドカップがこの時期に
実施して、大好評を世界に示した。昨年から、久米弘が盛んに、夏の猛暑の
頃に実施するのは、適当でないとラジオで述べていたことを思い出す。しかし
ついに、IOCがさすがにマラソンと競歩は、東京ではやれないと宣言した。
これは、カタールでの夏のマラソン大会で途中棄権の走者が多数でたことに
よるらしいが、これに対して東京都知事の小池さんが噛みついた。合意なき
決定と言うことで、この2競技のみ札幌への移転がきまったが、東京都は
相当の費用をかけて暑さ対策を実施していた最中であり、それを準備して
いた人達は、ショックを受けたであろう。札幌側でも、これから準備する
費用が掛かり、準備期間が短いことと、これに要する資金を捻出できない
との苦情をのべて、IOCへ要求したのであるが、IOCは、この暑い
時期に実施するのは、米国の放映のためであり、そのための支援金を
相当貰っているようで資金面は何とか補償するようである。
しかし、米国のため、どうして猛暑の時に実施しなければならないのか
を日本側も五輪が決定してからも、交渉できなかったのではないか。
昨年、すくなくとも、この2種目だけでも、札幌で実施することの提案
はできたはずであるが、時期を逸した感があると思う。