今日もまた、おだやかな青空に恵まれた好天の日である。録画しておいたビデオを
昨晩2時ごろまで見たので少々眠いが、昔を懐かしむことが出来た。昭和53年に
映画化された、八甲田山雪中行軍の明治35年に起こった遭難事件を題材としている
ものであったがここに、登場する役者の顔ぶれがすばらしい。高倉健、北大路欣也、
丹波哲郎、三国廉太郎、加山雄三、などすでに亡くなった人や今でも現役で活躍して
いる人などが出演している。私が最初にこの映画を見たのは、確か、昭和54-55年
頃でなかったかと思うが、昔の会社で入社してから10年を過ぎると、中堅社員教育
があったが、その時に会社の大会議室で見せられたのがこの八甲田山の映画であった。
なぜ、この映画が、教育の一環で見せられたかと思うが、この内容は、日本陸軍第八
師団の歩兵第五連隊が青森市街から八甲田山の田代新湯に向かっての雪中行軍の途中
遭難するのであるが、参加者210名中199名がなくなっている。この原因が、北大路
が演じた神田中隊長の楽観論がいかに危険かを指摘している。この対象として、弘前
から、十和田湖を回ってやはり、田代新湯で落ち合うことになっていた代31連隊
を率いる高倉演じる隊は、27名と少ない部隊として、軽い装備で、数日をかけて、
一人のらくご者もなく、踏破している。この吹雪に遭遇した時の、描写とオーケストラの
奏でる音楽が素晴らしい。昔見た時と違って、今再度鑑賞することができることに、
有難さを感じた。
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