&nb . . . 本文を読む
ガマの油売り口上は どういう「場」なのだろうか ガマ油売り口上は、本来、どのような「場」であったのだろうか。 口上の流れを見ると、次のような「場」としてとらえることができる。 口上によって、ガマの油を買わせる、 そのために ・こちらの意図するところを相手に十分伝達する「場」である。 ・・・・・・・・・・・・ 効能は外傷などによく効くから買って下さいよ! ・相手に理解してもらう . . . 本文を読む
筑波山梅まつりで口上を演ずる第18代名人
「筑波山伝承「ガマの油売り口上」の誕生」の続き
ガマの油売り口上は、浅草観音境内奥山で居合抜きの辻売り芸で知られた長井兵助の口上を、同じく独楽廻しの曲芸をやっていた松井源水が受け継いだとされる。 16代源水の弟子が伝える口上は、古典落語と大きな違いはない。 18代名人永井兵助(故人)から伝統芸能「筑波山ガマの油売り口上」創作の経緯につい . . . 本文を読む
「山寺の鐘がゴォーン ゴォーンと鳴る」と ガマの油売り口上にあるは大御堂の鐘
鐘楼堂 平成13年12月7日落慶
梵鐘 材質: 銅85% 錫15% 外径: 3尺2寸 97cm 総高: 5尺3寸 161cm 重量: . . . 本文を読む
ゼスチャーで話が具体的になり、 聞き手の想像性を強める 無限にある事実やことがらを、有限の言葉で表し、間違いなく表現し、相手に正確に受けとめてもらうことは、たいへん難しいことである。 日頃、私たちは言葉を線状に連なる鎖のようにっなぎ合わせて、立体的な事実を表しているわけである。 限られた言葉で、無限の事実や事象を間違いなく表そうという . . . 本文を読む
得意なパターンをつくる ガマの油売り口上は、いくつかの話材が有機的に結びついて、一つのはっきりしたまとまりのある“図式”になっているから、口上を実演する場合、どのように口上を述べ、演技をするか頭がまとまっていなければならない。 聴き手に納得してもらうためには自分なりの得意なパターンを作り上げることが早道である。まず自分の得意なパターンを作り . . . 本文を読む
ガマの油売り口上「サアーサーおたちあい」の伝授
つくば市認定地域無形民俗文化財の「筑波山ガマの油売り口上」講座がつくば市市民研修センター(つくば市北条)で10月8日から開かれ、10月22日、11月12日、26日の4日にわたって実施され11月26日終了しました。
講座はガマの油売り口上の歴史、ガマの油売り口上文、刀の所作と「紙吹雪の舞」や「真っ赤な血の出し方」などについて講義が . . . 本文を読む
筑波高校の「つくばね学」 筑波山ガマの油売り口上を実習風景 茨城県立筑波高校(つくば市北条)は今年度から地域について学んだり周辺施設で職業実習をする2、3年向けの「つつくばね学」が新設されました。2年生108名が教育、福祉、農業、製造、医療、伝統文化の25の実習先の中から実習を希望した施設等で実習することになっています。
実習を通して、①近隣の工場、農家や小学校での職業実習を通 . . . 本文を読む
盲目の人は「声を見る」という 作曲家で箏曲家であった宮城道雄は、随筆『音の世界に生きる』の中で「眼で見る力を失ったかわりに、耳で聞くことが、殊更鋭敏になったのであろう。普通の人には聞こえぬような遠い音も、またかすかな音も聞きとることができる。その人の風体を見ることのできぬ私どもは、その音声によってその人の職業を判断して滅多に誤ることがない」とか、「歩いていて . . . 本文を読む
イメージを具体的にする工夫が 満足度を上げる 写真をプリントしてもらうためカメラ店に行った。デジカメプリントを注文する機械で印画紙のサイズをLサイズにしたが、受付のカウンターで金額が同じならサイズが大きい葉書サイズに変更してくれるよう頼んだ。 店員、曰く、「お客様、紙のサイズが大きくなっても、周囲が少しカットされますけど・・・・・・。」とのことだった。 どのくらいカットされるかイメージが . . . 本文を読む
伝統芸 型を守り持ち味発揮 日本舞踊の人間国宝認定者で、85歳の現在も一線で活躍する西川扇蔵、長男箕乃助、長女の祐子の親子が、2013年9月20日午後6時半から東京・三宅坂の国立劇場でリサイタルを開いた。それに先立って読売新聞が掲載したインタビュー記事である。
【無形文化財】 芸能、工芸技術等の無形の「わざ」そのものを指すが、その「わざ」はこれを高度に体得している個人または団体 . . . 本文を読む
相手の言葉は「耳」でなく「目」で聞く〔心の動きは目に現れる〕人と話をする時は、相手の目を見て話す。そうしなければ、何かやましいことがあるのではないかと疑われる。それに、話している相手の目を見ないことほど、失礼で許し難いことはない。相対している人を見ないでよその方を見たり、足元を見たり・・・・・・。そのようなことをすれば、今自分に話しかけてくれる人より大切なものを見ているのだと公言しているようなもの . . . 本文を読む
漱石の俳句 「長井兵助」 文豪夏目漱石には長井兵助を歌った俳句がある。 「長井兵助」は、江戸時代後期、安永(1772~1781)頃,江戸浅草奥山,上野山下などで人集めに大太刀の居合抜きを演じて歯磨きを売ったり、口中の治療をした香具師(やし)である。 長井兵助は先祖代々浅草に住み、居合抜で人寄せをして家伝の歯磨や陣中膏蟇油を売っていた浅草や上野で有名な大道商人だった。明治10から20年代にかけって5 . . . 本文を読む