めざせ百名画

旅行も山もどうもご無沙汰なので、現実的な映画鑑賞をテーマにしてみました(いい加減)

18(サウルの息子)

2016-02-18 06:47:01 | 日記
2/3(水)

リストに挙げてた映画が2本、有楽町でやってます。

丁度同じ所で、時間的にもピッタリ(そりゃそうか?同じ箱)でしたので、仕事帰りでしたが2本立てに挑戦します(水曜はサービスデーで

1,100円だし)





こういう社会派渋い映画はきっと人気だろうな?とは予想してましたが…

チケット売り場のネーチャンは、普通は席はどちらにしますか?という所を、「残り1席です」

エエーッ?

最前列か。仕方ないか(泣)

そんな人気なら大きな箱でやってよ!(2つあるうち小さな方でやってた)と文句を言うと、

前からやってる映画があったので仕方ないんです。明日からは大きな方でやります、だって。

タイミング悪いなぁ…

という訳で満員御礼!





主人公のオッサンが、工場みたいな所で働いていて、それを眺める視線がほとんどで構成されています(だから廻りの状況が分らない。

それが良い効果出してます)

荒筋を知ってしまってるので分りますが、しばらくはどこで何をしてるのかがぼんやりしてますが、息もつかせぬ迫力です。

列車やトラックでどっと到着した人達をシャワー室に案内します。

「スープが冷めるから、早く浴びちゃいな!」

服を全て脱がせて、シャワー室に押し込んで、扉がガシャーン!と閉められます。

そういう下働きは、選抜されたユダヤ人にやらせてたんですね?

扉が閉まると、フックに掛けられた服を全て回収して、金目のものを抜き取ります。

ドイツ兵が集めてますが、いくらかはユダヤ人の手に残って、裏金となります。

処理が終わって扉が開き、死体を引きずり出してエレベーターに乗せて外へ運びます。

そして、汚れた部屋を綺麗に掃除します。

これで1クール。

これが延々と続いていきます。

折り重なった死体の中に、時々まだ生きてるのが居ます。

そんな子供が居て、医務室へ運ばれるのを見てて、ハッと目を瞠ります!

息子です!

これは幸せなんでしょうか?

助命するわけにもいかず、自分の息子を担いでいくと、ドイツの医師が来て、診察して、新たに注射して、とどめを刺しました。

この後は解剖して焼却という流れでしたが、何を思ったかオヤジは息子をユダヤ式に葬ってやりたい!と考えます(ここまで沢山の死体焼却

しといてそういう発想になるか?)

知りませんでしたが、後でググッてみると、大まかな条件は、ラビ(聖職者)に祈ってもらって、白い布でくるんで土葬、みたいです。

となると、一番のネックのラビ探しが始まります。

続々到着する死体予備軍!から、ラビらしい男に声を掛けますが、相手も警戒してるのでしょう、誰も返事をしません。

来場者が多過ぎてキャパオーバーで、緊急に外に穴を掘って、淵に並ばせて、バリバリ銃撃してます。

暗い中、松明の明かりがゆらめいてるのが幻想的です。

裸に剥かれたオッサンが「俺ラビ!」とアピールしてきました。

目の前の銃に怯えて口からでまかせみたいな雰囲気ですが、主人公は自分が着ている選ばれたユダヤ人の服をオッサンに着せます。

すると、アラ不思議、今度は上半身裸の主人公が殺される列に並ばされてます(そりゃそうか)

さて、殺されてるばかりではありません。

良い所ですが、続きはまた後程(お仕事)


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