石橋みちひろのブログ

「つながって、ささえあう社会」の実現をめざす、民主党参議院議員「石橋みちひろ」の公式ブログです。

納沙布岬での平和行動~北方領土を間近に見て来ました!

2011-09-11 23:57:45 | 活動レポート

北方領土返還要求平和行動2011の二日目、今日は、納沙布岬で行われた連合主催の集会に参加してきました。

朝7時20分に、釧路のホテルでロビーに集合。情報労連代表団約100名がバス3台に分乗して、片道およそ3時間のバスの旅に出発しました。毎年恒例で、朝寝坊して集合時間に遅れる参加者が何名かいるようなのですが、今日は集合時間にはほぼ(?)全員が集合。おおむね予定通りに出発出来て、なかなかいいスタートとなりました。

バスの中では、行きも帰りもビデオの上映があって、まず行きの車内では映画「氷雪の門」が上映されました。この映画、皆さんご覧になりましたか?

この映画は、1945年8月15日、玉音放送による戦争の終結が伝えられて以降も続いたソ連の侵攻作戦の真只中、南樺太の真岡で、最後の最後まで職場に残って通信連絡業務に従事し、終には自ら生命を投げ打った真岡郵便局電話交換手の9人の乙女の悲劇を描いた映画です。

完成は1974年だったのですが、計画されていた全国ロードショーが当時のソ連からの抗議によって中止に。36年後の昨年、ようやく全国各地で公開されて日の目を見たという作品なのです。まだご覧になっていない方、ぜひ観て下さい。北方領土問題を理解する上でも大変参考になる作品です。

さて、納沙布岬にはほぼ予定通り、10時半頃に到着。連合集会の開始時間まで、北方領土問題の資料館である「北方館」などを見学しながら過ごして、いよいよ11時から集会が始まりました。

納沙布岬にて

今日の集会には、全国各地から集まったおよそ1,000人の連合組合員やご家族の皆さんが参加。主催者を代表しての南雲・連合事務局長の挨拶、地元を代表して工藤・連合北海道会長代行の挨拶、そして来賓挨拶と続き、集会は粛々と進行していきました。

ところで、今日は残念ながら、政府代表者の参加はなし。ただし、玄葉光一郎外務大臣のメッセージが読み上げられて「これ以上問題の解決を遅らせることは許されません…領土問題を解決し平和条約を締結すべく、粘り強く交渉していく」という内容でした。もはや、言葉だけでなく、行動が必要です。

与党の側からも働きかけを強めていく必要がありますが、今度、政調会長になった前原誠司・元外務大臣(元・沖縄北方問題担当相)は、8月にビザなし渡航で択捉島にわたって現地を視察しています。その際に「領土問題はなんとか我々の世代で解決したいと思っている」と述べた前原政調会長のリーダーシップに期待して、私たちも一致協力して取り組んでいかなくてはなりません。

ちなみに、今日は曇り空だったので果たして北方領土が見えるかと心配していたのですが、全くの杞憂に終わりました。何せ、「近い!」。空は曇っていましたが、北方領土ははっきり見えて、一番近い歯舞群島の貝殻島や水晶島だけでなく、国後島までちゃんと見ることが出来ました。聞いてはいましたけど、あんなに近いとは!

北方領土~貝殻島方面北方領土~国後島方面

全国から集まった仲間たちと共に行動し、学習し、北方領土を間近に感じ、返還に向けた思いを新たにすることが出来ました。とっても有意義な二日間の行動でした!