シチリアに行きたい、、とモンタルチーノ

2008年6月14日~6月22日シチリアとモンタルチーノに行った旅行記です

2013年7月6日午前 アルル1 

2013-08-06 19:40:51 | 旅行
早朝のアヴィニョン駅。今日はここからアルルへ向かいます。アルルの主目的はアルピーユ列車というローカル鉄道にのること。アルルから、モンマジュール修道院のある丘やひまわり畑を抜けて、終点であるフォンヴィエイユへたった10KMを40分かけて走るというのんぴりとした観光列車です。地球の歩き方のフランス鉄道編でこの鉄道を知って以来、是非とも乗りたいと思っていたのですが、夏季しかも曜日限定、一日往復2本というかなりの機会の少なさ。おまけにカイドブックやネットの情報によって曜日と運転時刻が異なるという難易度高い?鉄道です。とりあえず、土曜日は走っていそうなので、乗れることを信じてアルルに向かいます。




10時15分発のアルピーユ列車に余裕で乗るためには、なんとアヴィニョン7時17分に出発する列車に乗らなければなりません。アヴィニョンからアルルまではたかだか20分なのですが、とにかく本数が少ない、バスもあるのですがこちらも10時15分に合うものがなく、、ということで朝早くアヴィニョン駅に向かいます。ホテルが駅に近くてよかった。駅には旅行者に親切でない気味のフランス鉄道で珍しくエスカレータがありました。アヴィニョンは都会なのですね。


アルルへの車窓で広大なひまわり畑を発見!アルピーユ列車への期待が高まります。


駅前には、観光馬車用の馬の他になんとラクダが、、うーん、微妙。


アルピーユ列車の発車時刻まではまだたっぷり時間があるのでアルルの町を散策することにします。まずは、カヴァルリ門を抜けて中心部に向かいます。


朝早いのでかなり静か。アヴィニョンがどちらかというとちょっと澄ました大人な感じの町なのに対し、アルルはもっと生活感を感じさせる下町っぽいというか親しみやすい印象。


すぐに見えてくるのが巨大な円形競技場。もちろんローマ時代の遺跡です。ぴょこんと突き出た塔のようなところが独特な感じ。


夏はいろいろイベントが催されているようです。


青空に映える美しい石の壁。ここで血みどろな戦い(たぶん)が行われていたなんて嘘のようです。


石畳の雰囲気のある通り。


逆光がちょっと残念だった美しい教会。微妙な色の違う石でできています。


雨戸?がパステルカラーの色の家が多かったです。可愛らしい感じ。


このあたりはレストラン通り。このグリーンの看板のお店がランチに狙っているところ。詳細は次回の記事で。


公園でかなり大規模にマルシェが催されていました。このお店ではカラフルなBOX型のお皿が売ってました。重そうでお土産には無理かな。


賑わっていたオリーブ屋さん。試食したらあまりにも美味しくてついつい買っちゃいました。


こちらはレビュブリック広場。立派な市庁舎。写真でみるよりかなり大きく存在感のある感じです。


その隣には美しいレリーフが施されたサン・トロフィーム教会。早朝のせいかドアは閉ざされたまま。


代わりに、隣の建物から中庭ははいることができました。朽ち感がなぜか心を打つ感じでなにか別世界のようでした。


そして、ここから少し歩いたフォーロム広場に「カフェ・ヴァン・ゴック」があります。


ここは有名なゴッホの夜のカフェテラスのモデルとなったお店。こちらがそれを示す看板。


同じ角度で撮ってみました。夜と朝とでは随分違っちゃいますが、ゴッホと同じものを見ているかと思うと感慨深いものがあります。


そろそろアルピーユ鉄道の駅へ向かうことにし、迷わないようにローヌ川沿いを歩きます。広々~。出発待ちの定期船もいっぱいいました。


魅力的な遺跡。アルルではえっここにも!?って感じでローマ遺跡が存在してます。こちらは後で調べたらコンスタンティヌス共同浴場の裏側みたいでした。ちゃんと正面から見るべきだった。。


ローヌ川沿いの不思議な樹。なんんとなくローマ時代ぽいです(勝手なイメージです<m(__)m>)


サンジュリアン教会。ここも壁面に凸。ゴルドやアヴィニョンとお揃いです。なんていう様式なんでしょう。。


アルピーユ鉄道の駅はアルルの鉄道駅から10分ぐらいのところにあります。線路沿いなので駅のホームからも見えたりするのですが、道に沿っていくとちょっと歩きます。早めに行ったせいか門に鍵がかかってます。どなたかのブログで時間ぎりぎりにならないと駅員もこないようなのんびり、、と書いてあったのでじーっと待ちます、じーっと。が、、私の他には結局誰の気配もなく、、そのまま出発時刻になってしまったため、、乗りたかった列車を金網越しに写真に撮り、とぼとぼ駅を後にするのでした;_;。
コメント (2)
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2013年7月5日午後 アヴィニョン

2013-08-05 12:59:08 | 旅行
青空に眩しい白亜の巨大な建物、アビニョンのシンボル法王庁宮殿です。


さて、ゴルドからアヴィニョンまでは1時間半までぐらいだったでしょうか、ドライバーガイドさんのいろんなお話を聞きながらだったり、良い天気できらきら映える景色だったせいかあっという間に到着。ちなみにこの時期のプロヴァンスは毎日こんなお天気だとか。旅行前の天気への不安は不要だったようです。ただし、この相当暑さは想定外でした。ツアーは市庁舎前広場が終点ですが、柔軟に対応していただけ私は宿泊するアヴィニョン・グランドホテルの前まで連れて行ってもらいました。荷物があるので本当にありがたかったです。
ホテルに着いたのが15時だったので早速、町の散策へ。相当暑いけど頑張ります。まずは城壁の中へ。厚みのある?立派な門です。


まず道沿いにあったゴシックな屋根が印象的な建物へ。外壁の凸がさきほどのゴルドと同じ、この地方の特徴なのでしょうか、、


横にはローマ遺跡のような朽ちた壁がありました。いい雰囲気です。


木蓮のような白い美しい花が咲いていました。


さて、アヴィニョンは演劇祭の真っ最中。街の至る所に大量なポスターが貼られています。


屋根のカーブが可愛らしい教会。


アンティークな雰囲気が素敵なメリーゴーランド。やっぱりヨーロッパの広場には必須ですよね。


怪しすぎるミッキーもどき。某中国の遊園地もびっくり。


広場にはカフェがずらり。ちょっと時間が中途半端なせいか、灼熱なせいか(主にこちらのせいのような、、)、人は少なめでした。


城壁から10分ぐらいまっすぐ歩いたところにある法王庁宮殿。とにかく大きい。建物の前に大きな広場があるのですが、端っこにいってもなかなか写真に収まりきりません。


建物も広場もとにかく眩しいぐらいの白さです。この広場から出発する観光トレインに乗ってみました。観光トレインは比較的大きな町ではだいたい日本語解説テープもあるので、まず街を把握のに重宝してます。


最初に広場の一番奥のプティ・パレ美術館の前を通ります。


その後、急坂を登って法王庁宮殿の裏側にあるロシェ・デ・ドン公園へ。かなりの高台で雄大なローヌ川や対岸の町が見渡せます。トレインに乗らなかったらきっと見逃してしまってた絶景ポイントでした。


トレインは一旦広場に戻り、お土産屋さんのたくさんある通りを抜け、ローヌ川沿いを走ります。ここは童謡「アヴィニョン橋で踊ろよ、踊ろよ」で有名なサン・ベネゼ橋。本当に途中までしかありません。ローヌ川の氾濫で何度も破壊されたので修復をあきらめられてしまったのです。橋の上にちょこんと建っているのは礼拝堂です。


トレインは45分ぐらいかけて有名どころをまわり、再び広場へ。暑いのと石畳をがんがんお尻に感じるのとで結構疲れました(笑)


再び散策。岩をくり抜いて更にそこに建物をたてたよな、なんともいえない雰囲気のある小径


18時も過ぎ、やっと日射しが弱くなってきて人が増えてきました。大道芸人もいっぱい。大きなシャボン玉をつくらせてもらっている女の子がキュート!


こちらはスチールドラムの演奏に合わせて勝手に踊りだした新体操女性。終わった後、ドラマーさんと熱い握手してました。。


演劇PRのパフォーマンス。世界中から頑張ってきているのでチケットの売り上げも大切だそうです。


フランスの有名ワインショップ、ニコラ。部屋飲み用のプロヴァンスのロゼを買おうと思ったのですが、ついついブルゴーニュのロゼのクレマン(シュワシュワ)を買ってしまいました(笑)


3個買うと1個おまけになる人気のパン屋さんで明日の朝食用パンを確保。


さて、夕飯をどうしようかな~と考えてながら歩いるとちょっと気になる可愛いらしいカフェテラスのあるレストランを発見。メニューを見ると食べたかった「Soupe de poissons」(魚のスープ)が!マルセイユで有名なブイヤベースのお魚本体抜きの海の幸スープ。南仏名物なのですが、アヴィニョンで食べられるとは思ってみませんでした♪(実は結構な数のカフェにありました。。)


テーブルセッティングがなんともセンスよし。


さあ、待望のスープ。ちょっと乾燥したパンにイユと呼ばれるにんにく入りのマヨネーズをつけたパンを漬して食べます。海のエキスたっぷりで美味しい!よく冷えたロゼに抜群に合います。


レストランの外にはまだまだポスター貼りを頑張る人たちがいっぱい。このかなり高い壁に張っている人はかなりのイケメンでした。この人が出演するなら観劇したいなぁ(笑)。まだまだ賑やかなアヴィニョンの夜を満喫し、ほろ酔い気分でホテルに戻るのでした。

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2013年7月5日午後 ゴルド

2013-08-04 09:57:05 | 旅行
天空の村ゴルド。青空につきでるような丘の上の城を取り囲むような石造りの家々、その周りにどこまでも広がる田園、これがプロヴァンスで一番見たかった景色です。


まさに息を飲む景観を持ち、「フランスの最も美しい村」に選ばれているゴルドですが、もともとこの「フランスの最も美しい村」制度を提唱し、現在協会長を務めているのがゴルド村の村長さんなんだそうです。この景色、夜とか朝もやの中とかいろんな表情見られたら、、


コルド村に行く前に、4キロ離れたセナンク修道院に向かいます。修道院は深い谷底にあるので車はかなり下っていきます。道沿いに点在するラベンダーの淡い紫の絨毯を楽しんでいるうちに修道院に到着。駐車場には様々なヨーロッパの国からの車がいっぱい、今まさに観光ハイシーズンといった感じです!駐車場近くにあったモワモワの木(正式名称不明、、)。


セナンク修道院に向かう谷底の狭い土地にはラベンダー畑がぎりぎりまで広がります。ちょっとまだ緑分が多いかな、、ただそれがこの暑さの中、涼やかでまたいい感じです。


さて、こちらがセナンク修道院。ゴルド全景がプロヴァンスで一番見たかった景色なら、この時期のプロヴァンスで一番見たい景色がここ。


ここは戒律が厳しくて有名なシトー派の修道院。飾り気のないロマネスク様式の建物は非常に素朴で穏やかな印象ですが、その歴史は決して穏やかなものとはいえません。


やっぱり美しい。しばし暑さを忘れます→本当に暑いんです。しかし暑さに負けず写真を山のようにとってしまいました。


修道院の見学は事前予約が必要なので、ほとんどの方(私も)は売店だけ。売店には修道院でつくられたラベンダーオイルやはちみつが売られています。


よく見るともとはゴルド村の建物のように明るいベージュの建物だったのかもしれません。世紀を超えて良い具合に灰色に黒ずんだようです。。


ゴルド村へ。ここではランチ時間を含め1時間半のフリータイム。丘の頂上にある教会前で解散です。


屋根の鐘が可愛らしい。壁はこのあたりで多く見られる平たい石を積み上げたボリーに似た印象。


金色に縁取られた青、赤、白の壁が印象的な教会の内部。


ランチの前に村を散策します。木陰は涼しげですが相当な日射しです。


遠景で凹凸のある壁が印象的だったお城。


それを背に石造りの壁に囲まれた細い道を下っていくと、、


眼下には広々とした田園風景が広がります。道沿いの平べったい石を積んだ塀の一番上だけ、石を縦に積んでいるのがわかるでしょうか。水はけを良くするためのこの地方独特な造り方だそうです。


家々の壁はやはり石を並べた感じのもの。明るいベージュが青空に映え美しいです。


更に石畳を下ります。


これ以上、下ると上ってこれそうなので、ここらでストップ。ピンクの花越しの田園風景。


あまりの暑さに散策を中断、ランチタイムにすることに。一番素敵だった木陰にあるカフェへ。


ロゼワインを頼んだところ、なんと氷もでてきました。1個ついれて冷たくいただきました。


頼んだのはこちら。BIOのこの店おすすめの特製サラダ。野菜の味が濃い!


木陰は嘘のように涼しい。やっぱり湿度が低いのですね。周りのテーブルの雰囲気もよく、ゆったりとした優雅なランチタイム。。のはずでしたが、


ちょっと味に変化をつけたくて、オリーブオイルをお願いしたところ、デン!と大きなボトルごとでてきました(笑)隣はバルサミコ。後に塩こしょう。塩は荒塩をひくミルタイプ。ところがいくらゴリゴリ回してもなかなか出てこない。ガンガン回したら突然分解、中には電池が、、はっ!電動ミルタイプでした。慌ててミルを四苦八苦しながら組み立てて、皿にこぼれた塩の山を隠すのでした(汗っ)。なみにちまわりのご老人達は自然に使いこなしていました。生活レベル高し、、侮れない。


食後は周りのお土産屋さんを除きます。


さて、ゴルド村を後にしてアヴィニョンへ向かいます。リュベロンの村々は想像以上に素敵でした。それだけに、今回は駆け足だったのでのんびり滞在したいっていう想いが膨らんじゃいました。どの村がいいかなぁ。


最後にセナンク修道院を一枚(撮りすぎて掲載絞り切れなかったのです)。ただ、実はこの旅ではもう一度、ゴルドと修道院を訪れます。のでまた載せちゃうんですけど(笑)
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2013年7月5日午前 ルシヨン

2013-08-01 08:48:36 | 旅行
切り立った赤い崖の上にあるルシヨン村はリュベロンの村々の中でも独特な存在感を放ちます。


ここは顔料となるオークルの有名な産出地です。オークルは黄色から赤色まで数十種類あり、その色を混ぜ合わせることによって更に多くの色が生み出せるそうです。


そして、ルシヨンの家々はこのオークルを使って造られているそう。


ガイドさんにこの村はプロヴァンスの青空が一番映えるところなんですよと教えてもらっていたのですが、まさにその通り。橙や黄色の家々の間から見える空の青いこと!


家々の微妙な色の違いがグラデーションのようで美しい通りです。


中でもこの赤みがかった橙の家々が並ぶ細い通り。隙間から見る青空がもはや感動ものの青さ。


顔料を生かした素敵なお土産物屋さん。


なんともいえないニュアンスのピンクの壁。


ちょっと朽ちた感じが逆に魅力的な教会。


にしてもプロヴァンスの空の青さは日本と違います。何故でしょう。


ここの赤い建物もなんともいえず素敵です。


教会は近づいてみるとかなり大きかったです。教会を登るとそこも家々が連なっているという不思議地形。。


おしゃれゴミ箱。


赤い壁に映える紫や黄色の花々。ここもまた素敵な村なのでした。。


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