シチリアに行きたい、、とモンタルチーノ

2008年6月14日~6月22日シチリアとモンタルチーノに行った旅行記です

2024年9月11日午後 ニース散策2 ~旧市街周辺~

2024-10-27 12:57:10 | 旅行
ニースの旧市街を散策します。朝市の近くにあるこの黄色の可愛らしい教会はTrès Sainte Trinité教会。この辺り、白いパラソルのレストランなどがありスノッブな雰囲気。


朝市は残念ながらほとんど終了していて通りまるごとお掃除中でした。のんびり歩いてサルヤ広場へ。同じ黄色でもこちらは威風堂々としたミゼリコルド礼拝堂。17世紀に建てられたフランスのバロック式建築の代表作だそう。内部も素晴らしいそうなのですが、火曜日の午後にしか見学できず、こちらも残念。


ミゼリコルド礼拝堂は横から見ても優雅、街灯ともお似合い。


市場で唯一営業していたお花屋さん。


藤らしき花が飾られた素敵なカフェ。ミントグリーンの窓扉がチャーミング。


シックな建物が多くなったサン=フランソワ・ド・ポール通り。ここにはニースの老舗オリーブオイル屋さんであるNicolas Alziariや


砂糖漬けフルーツやチョコレートで有名なAuerがあり、お店を覗くのが楽しいエリア!


お店巡りを楽しんだ後は、ニースの有名な海岸に沿った大通り、プロムナード・デ・サングレへ。すぐ海が見えるのは良いなぁ。


そしてヨーロッパの広場に欠かせないメリーゴーランド!可愛らしい子供たちが乗っていてまさにメルヘン。


よく見ると細部まで凝っていて美しい。


暑い中歩いたので、このフルーツ屋さんの、


ストロベリー感たっぷりのアイスでひと休み。


休憩後はニースの名所巡り。まずはアルベール1世庭園。ニースで最も古く、大きな公園です。カーニバルなどのイベントで使われる場所だそうで、この時はなにも開催されていなかったため特に見るものはなく、、この巨大でシンプルなモニュメントを記念に撮影^^;


マセナ広場の噴水。堂々としたアポロン像、インパクト大です。バックのレンガ色の建物のカーブが完璧で気持ちいい美しさ。


広場の床が市松模様でお洒落。3Dゲームの世界みたい。


マセナ広場の逆方向を見ると、もはや懐かしいギャラリー・ラファイエット!(右から2番目)アパートから別方向からのルートを思い浮かべ、頭の中でやっとニースの地図が完成します。そして更に気になるのがずらりと並ぶ柱の上に正座した裸の男性像!どういうコンセプトなんでしょう。


ただカモメさんの休憩所になっていて、しかも用も足されていて、、とても悲しい状況になっていました。哀愁。


そしてここはプロムナード・デュ・パイヨン。地面から噴水が噴き出て水遊びを楽しめる場所、日本でもしばしば見られますが、さすがにここまで規模の大きい場所は見たことないぐらい広かったです。親子連れが楽しそうに遊んでいました。暑いのでとっても惹かれる場所ですが濡れるわけにはまだ行かないので、、公園に沿って歩きます。トラムも走る歩道沿いには黄色やコーラルピンク、オレンジの建物が並び、歩くのも楽しい感じでした。


白亜のニース最高裁判所。青い空に聳えるその姿は神殿のよう。


端正な歴史的建物が続くプレフェクチュール通り。先に塔を望む景色も素敵です。


だんだん道が入り組んだ場所へ迷い込みます。さまざまな暖色な色合いのお店がちょっと乱雑気味に並んでいる感じもまた趣があって良い雰囲気。


しばらく歩くと急にこのカラフルな背の高いアパートに囲まれた開けた場所に、ロセッティ広場です。


この広場の主役は高い鐘楼をもつサン・ルパラット大聖堂。彫刻が施されたピスタチオグリーンの壁が印象的。


サン・ルパラット大聖堂前の広場にはカフェのテーブルが一杯で賑やかです。


生活感のあるところもまた良し。去年訪れた大好きなポルトガルっぽい景色。ああ、また行きたい。。


青空に突き出す鐘楼がカッコよかったのでもう1枚!


再びお店巡り。この辺りはラベンダーの石鹸屋さんや可愛らしいお菓子屋さん、芸術的な?マグネット屋さんなどもあり、ここもまた楽しいエリア。


その中でCitron d'Azurへ。ここはこの先に訪れる予定のマントンのお店なのですが、ここで買ったほうがアパートに近くていいだろうと(瓶ものを買う気満々)本気モードで臨みます!


まずは絶対欠かせないレモン型石鹸を店内に入る前にチョイス。


店内の壁は鮮やかなブルー、レモンイエローが映えます。


石鹸同様、絶対買わなきゃと思っていたレモンジャム。どちらかというとゼリーに近い甘さ控えめでヨーグルトにぴったりなタイプでした。そして、上の写真中央上にも映っているレモンの吊るし物、一目惚れして買ってしまいました。来年の夏、ドアに飾るのが楽しみ。


プロヴァンス柄のポプリとセットになったレモン石鹸。


レモン石鹸がわかりやすかったのでこちらの写真も。お隣のレモン風味のオリーブオイルは次の記事で書くサン・ポール・ヴァンスで購入。ジャケ買いです。更にそのお隣はニース空港で買ったバルサミコ&オリーブオイル。サラダに使う使い切りのサイズがセットになっていてこれはなかなかお薦めのグッズ。


さて、お買い物に大満足して、ガリバルディ広場へ。既に何度も通っているので^^;ホームな気分。改めて眺めるとカフェやレストランが並ぶ賑やかな広場。


ここに寄ったのは、バスやトラムに乗るときの料金をチャージできるラ・カルトカードをMちゃんが購入するため。小さな駅だと売ってないこともあるらしいので、大きなガリバルディ駅で購入することに。ニースのトラムは地上だけでなく地下を走る区間もあり、ガリバルディ駅はほぼ日本の地下鉄駅といった雰囲気、思惑通り無事GETできました。にしても、アンドロイドだと私が既に使っているモバイル版があるのですが、アイフォンだとないのが不思議です。


一旦、お土産を置きにアパートに戻ります。今日は大きなビルのような黄色と白の船が停泊してます。


そして今夜もワインバー、ルージュへ。まだまだ明るいですがお客さんが一杯。ちなみに崖沿いのテーブル、お客さんが増えるとどんどん増設されます(笑)


スタッフさんは私達を見ると「やぁ!勿論今日も飲んでいくんでしょ!」的に挨拶してくれてもう常連さん気分。「ドライな白ワイン」、「すっきりした白ワイン」と微妙に差のあるリクエストにこの白ワイン達を持ってきてくれました。


お外で飲む白ワインとパンとバター、これだけで最高なのに迎えててくれる店の雰囲気が良すぎて至高です。カラフルなカラトリーも可愛い!


お隣は仕事帰りの男性グループ(スタート早くない!?)。前を通りかかる同僚を次々に誘うのでどんどん増殖していきます(笑)


今日はイカと海老の炒め物ととうもろこし!エスニックな屋台風味付けでワインがすすみます。


引き続き、アパートのテラス飲み。


ゆっくり暗くなっていくニース旧港の景色を楽しみます。


山沿いに広がる灯りが綺麗。


開かないスーツケースから始まった1日ですが。結果的には密度の濃い楽しい1日となりました。明日も良い1日となるとよいなと幸せ気分でワインを飲み続けるのでした。。






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2024年9月11日午後 ニース散策1 ~キャッスルヒル周辺~

2024-10-23 19:23:09 | 旅行
エズ村から戻り、ニースを散策します。どこまでも続く青く輝く海とオレンジ色の屋根。昨日は相性悪い街なんて思ったりしてしまいましたが、この景色を見て一瞬で好きな街となってしまいました(手のひら返しω)


ニース散策スタートはアパートの裏にあるキャッスルヒルへ。丘の上の展望台へは階段が延々と続きますが、、私達は奥にあるエレベータへ直行、楽ちんです。


エレベータを降りて見晴らしのいい場所を求めて歩いていくと、いきなり目の前に広がるこの絶景!しばし言葉を失います。


天使の湾と呼ばれるニースの海岸線。実際は写真以上に二色の海がキラキラしていてまさに天使が舞い降りてきそうな感じでした。


9月も半ばですがまだまだ海水浴をする人がいっぱい。泳ぐエリアは鮮やかな水色です。


そして海の色を際立たせるお揃いのオレンジの屋根達。


屋根が入り組んでいるのが並んでいる旧市街エリア。左下にちょっと映っている通りが市場です。


以前、職場の人がニースを旅行した時の感想が「ほぼ熱海」だったので、フランスの中でもニース訪問が後回し気味になっていたのですが、、どこが熱海なの!?でした。言った人をこの景色の前で正座させたい(笑)


そして逆サイドへ。こちらは旧港を望みます。ちょうど部屋から見える景色でもあるのですが、この高さから見ると俯瞰度がアップして迫力のある美しさ。


港の周りはぐるりと趣のある古い建物が並びますが、その先、山に向かっては近代的な建物が立ち並んでいます。


藍に近い色の海に白い船が映えます。


そこにオレンジの屋根とちょっとくすんださまざまな色に塗られた壁をもつ古い建物たちが加わってまさに絵画。


大きな帆船がちょうど港にはいってきます。


港に到着。まさに海の貴婦人といった美しい姿。帆が張ったところ見たい!


ちなみに、この辺りサボテン多かったです。エズの植物園でサボテンいっぱいで何故?とおもったのですが立派な生息地なのですね。


わりとあっさり見るタイプ(特に美術館など^^;)なのですが、、


この景色は本当に去りがたしでした。(相当の枚数撮りました)


丘は公園となっていて子供たちが賑やかに遊んでいました。


このカモメさんは毎日この絶景を見て過ごしているんですね。羨ましい。


帰りはせっかくなので景色を見ながら階段で。


遥か下に「I LOVE NICE」のモニュメントが見えます。ここは記念撮影しないとかな。


風景画が景色に合わせて置かれています。これはだいぶ前の絵なんでしょうか。今とは違って荒涼とした雰囲気。昔はこんなひっそりした漁村だったのかな。


更に降りていくともう1枚の絵。こちらは今のニースらしいカラフルでポップな雰囲気。海が相当混雑している(笑)


先ほどの「I LOVE NICE」のモニュメントまで降りてきました。記念撮影したかったのですが、みんな考えることは同じで待ち行列ができていました^^;


撮影はあきらめて旧市街へ向かいます。この辺りは有料海水欲エリアで、海に突き出したお洒落そうなレストランと白いパラソルがびっしり。


ここでリラックスできるのだろうかと思うぐらいな人口密度(笑)


こちらは無料エリア、こっちのほうが快適そう。ちなみに今回借りたアパートにはパラソルやビーチシートも完備していました。もっと滞在が長かったら活用したかったな。


さて、この記事の最後の1枚は選び切れず、、2枚。まずは天使の湾と、


美しい古港。ニース散策はまだまだ続きます!
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2024年9月11日 エズ

2024-10-18 23:05:49 | 旅行
晴れやかな気分でコートダジュールの旅、改めてスタートです!まずは鷲の巣村、エズに行ってきました!


カバン屋さんからウキウキで戻り、Mちゃんがスーツケースから荷物を出している間、この日の過ごし方を検討します。計画では今日は一番行きたかったマントンに行く予定でしたが、この時、既に11時過ぎ。マントンで一番行きたい場所は午前中の方が綺麗に見える場所(たぶん)なのですが、今から出発すると着くのは午後。ただマントンには今日みたいな晴れた日に行きたいのでこのまま行った方がよいのでは...とかなり悩んだのですが(こういうことに超悩むメンドクサイタイプ)、天気予報は今のところ金曜日は晴れると言っているのでそこに賭けることにし、今日は近くのエズ村に行くことにします。
バスで行くこともできるのですが、時間短縮のため配車アプリBOLTを使います。車はすぐ手配できました。エズまでは海沿いの道を走り、鷲の巣村であるエズの美しい遠景も見ることもでき爽快なドライブとなりました。ちなみに料金は約2800円ぐらい、2人なら全然ありです。
到着してみると、水曜日にもかかわらず観光客がいっぱい!村の入口に設置されていた植物園の入場チケット販売機には行列も。この植物園は絶対外せないので並んでまずはチケットをGET。


いきなり可愛い鉄製のゴミ箱を発見。


ニースとモナコの間にあるエズはコートダジュールやプロヴァンスに数多く存在する鷲の巣村の中でも代表格?的な村。ちなみに鷲の巣が卵や雛を守るために山や崖の頂上にある様子と村の様子が似ているため鷲の巣村と呼ばれています。エズ村の場合、サラセン人(トルコ人やアラブ人、ムーア人)の攻撃から逃れるためだったそう。ここからは別の鷲の巣村が見えます。


敵から守るため村の中は迷路のようになっています。村の頂上にある植物園までは上って行けばよいはずなのに、細かい分かれ道があり、方向音痴な私達はしばしば迷子に(笑)


この明るいベージュの石壁が私のイメージするザ・フランスの田舎、大好きです。


なにかの生き物らしきキュートな鉄製の看板。エズには石壁に直接据え付けられた鉄製の看板や街灯がたくさんあり、それらが石壁とよいマリアージュとなっています。


蔦とブーゲンビリアを纏った石造りの家に続く階段状の小径の景色はまさに絵葉書。


ブーゲンビリアはちょっと終わっちゃってる感じですが、石壁と緑もまた良きマリアージュ。


先ほどのキュートな看板を裏から。看板をかける矢もこれまたキュート!向かいの建物のカーブした石壁と街灯もいい感じで、青空を背景にこちらも絵になります。


さすが人気の村だけあってフォトジェニックな場所がいっぱい。


ちょっと角度を変えて。より中世な佇まい。


この看板の色使いとフォントいいなぁ。


葡萄の木の下の雰囲気のあるレストラン。コートダジュールらしい黄色い壁がお洒落。


なにげない景色(しかもゴミ箱があるだけ^^;)も何故か撮りたくなっちゃうんですよね。


どうにか目的の熱帯植物園に到着。古い城跡につくられたこの植物園に来る人のお目当ては植物でなく、、


この絶景、切り立った崖の下に青く輝く地中海!


海岸につづく斜面には家々が拡がっています。


海岸沿いの海の色は白に近い水色でそこからはじまる青のグラデーションが本当に綺麗。


そして青い海の上には船がいっぱい浮かんでます。それを背景にした色褪せた橙色の瓦の屋根の風景が素敵すぎます。


植物園はずっと階段が続くのですが、この美しい景色を見ながらだと苦にならず。


ちなみに植物園にはたくさんのサボテンと


不思議な石像がありました。眩しい地中海とマッチしているか否か微妙なライン。。


頂上まで行くとエズの村を見渡すことができます。黄色い時計台をもつこの建物はエズ村にある唯一の教会、聖母被昇天教会。バロック様式のこの教会は1764年〜1778年にかけて建設されたそうです。


エズ村に向かう橋、こんなに橋脚高かったんだ。。


こちらが頂上からの地中海。ずーっと見ていたくなるような景色でした。


植物園(からの景色)を堪能してそろそろランチタイム、このお店、素敵な雰囲気だったのですが残念ながらドリンクのみでした。


レストランを探しつつも写真を撮るのがやめられない。この石壁とピンクの花、黒い看板の組み合わせも素敵。


そして下りで撮った私的ベストショット。石壁とアイアン飾りはこんなに似合うんだ...


なかなか入りたいレストランが見つからないまま村の出口に。そういえば計画段階ではエズ村にある有名ホテルで絶景を見ながらのランチをしたかったんですよね。金額的に折り合わず;;予約しなかったのが結果オーライでした(本当はエズには明日行く予定だったので。はい、負け惜しみです)
ふと、観光客の歩くルートからちょっと外れた場所にある良い感じのお店、Mets Vins Chicsを見つけます。混雑している他の店と違い落ち着いて食べられそうだったのでここに決定。店内は壁いっぱいにワインボトルが並べられた素敵な内装だったのですが、ここはやっぱりテラス一択。


まずはスパークリングワインでスーツケースの開錠を祝います。明るい陽射しを浴びたシュワシュワの輝きとともに至福です。本当に開いて良かった!


フランスで食べるパスタは柔らかいことが多くて避けてきたのですが、イタリアに近いから大丈夫なはずとアラビアータのパスタを頼んでみました。アルデンテとまではいかなかったのですが許容範囲。ソースはピリ辛どころでなく本当に辛かった(笑)ですが、トマトの味が濃厚で美味しくいただきました。


フィッシュアンドチップス。主役感のあるポテトが美味しかったです。晴れたテラスでワインの飲みながら食べると自然と美味しさUPしちゃうんですよね。この2皿をシェアしてちょうどよい量でした。


帰りはバスと思っていたのですが、かなり長蛇の列、更にGoogleマップが主張するバスの時刻とバス停に張られていた時刻表が異なり、いつ来るのか分からず、、またBOLTでお願いしちゃいました。ニース近辺ではUberよりBOLTのほうがよさそう。ちなみにバスはGoogleマップが正しかったです(車が来てくれた直後にバスとすれ違った^^;)


この記事の最後はやっぱりエズ村から見た美しい地中海を


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2024年9月11日 ニース ~緊急事態結末~

2024-10-12 23:12:08 | 旅行
Mちゃんのスーツケースは開かないまま朝を迎えます。カバン屋さんの開店時間まではまだ間があるのでまずは朝食のための買物に行くことに。こちらはアパートの前の階段にある妙に強気なモニュメント。


こちらが私たちのアパート。ちょっと古いですが黄色い外壁が可愛いです。私たちの部屋は最上階。


早朝の静かな旧港。今日もお天気は良さそう。


港に沿って赤や橙、黄色の外壁の家並みが続きます。


クルーザーに上部についている丸いものは何だろう、、クルーザに縁がないからわからない(笑)


まずはパン屋、Les Petits Marchandsへ。美味しそうなクロワッサンやカンパーニュを買ったのですが焼き立てではなかったorz... なんかニースで起きるひとつひとつの出来事が歯車が合わないという感覚...


続いてスーパー、カルフールへ。なんとここに焼き立てのバゲットがorz...でもどうせパンはいっぱい食べるだろうということで買っちゃいます。その他に部屋飲み用のワインや牛乳、卵、水、バター、サラダなど購入。アパートの周辺には朝早くから夜遅くまでやっているスーパーが何軒があって便利でした。


小さな椅子が飛び出すリアル3D広告がインパクトあったので撮っちゃいました。


部屋に戻って朝食タイム。かなりシンプルなメニューですが^^;朝陽を浴びながら美味しいカフェオレとパン(バゲットとカンパーニュとクロワッサンの盛り合わせ!)をテラスで食べると幸せが戻ってきた気分。久々に食べたクロワッサンはやっぱり美味しい、、ダイエットのため控えていたので。ただ、バターのつもりだったのがレバーパテだったという悲しい出来事が(私もMちゃんも苦手)orz...やっぱりニースとは相性悪いのか;;と不安になります。


さて、朝食を堪能した後は満を持して大家さんに教えてもらったカバン屋に向かいます。場所はギャラリー・ラファイエットの近く、昨日往復したおかげで土地勘もつき移動自体はスムーズなのですが気持ちが乱高下して落ち着かない。。到着したお店は天井の高い広々とした空間にカバンがずらり並んでいて自然と期待が高まります。ほぼ開店と同時に到着したのですが、既に若い店員さんは接客中。年配の方もいたのですが、これが店員さんなのかお客さんなのかがわからない(^^;→接客する気のない店員さんだった模様) 。接客が終わるのを待っていると、年齢的にはその2人の中間ぐらいの人当り良さそうな店員さんが登場、早速相談します。すると鍵を見てくれるのですがどうも芳しくない様子。昨日のギャラリーラファイエットでの記憶が蘇ります。やはり早々に諦められ^^;接客を終えた若い店員さんに選手交代。若い店員さんは、今時の冷めたお兄さんという感じな外見なのですが、鍵にスマホの灯りを当てながら番号と見てくれ、その姿はスペシャリストぽっく再び期待が高まります。が、5分経過して、10分経過して...お兄さんは座り込み一心に鍵を開けようとしてくれているのですが、開かず...私はこっそりユニクロ・ニース店への道をgoogleマップで確認しはじめます。汗をかきながらも、もくもくと鍵と格闘してくれているのを見て優しいMちゃんは「あきらめましょうか、店員さんにもそういいましょうか」と言いますがとりあえずここはお兄さんが断念するまで待つことにします。すると20分過ぎた頃、、そのときはいきなりやってきました。番号が合い、カチャと鍵があいたのです!!私たちがキャッキャ狂喜する中、お兄さんは何事もないようなクールな態度(汗は光っていましたが)。3桁の鍵番号はまったく異なる番号になっていました。お兄さんがひくぐらい感謝を伝えた後、お代をきくと、フィフティと聞こえたので50ユーロ渡したら「違う違うフィフティーン」。でも50ユーロでもその価値があると思っちゃったんです。。お釣りはいらないと20ユーロを渡したのに5ユーロ返してくる律儀な方でした。フランス人の男性というとどちらかというと陽気で要領がよくてスマート、決して頑張りすぎないというイメージがあったのですが、こんな寡黙で職人気質な人もいるのですね。感謝しても感謝しきれず、本当に神々しく見えちゃいました。
にしても開けるための番号が変わっちゃったのは謎のまま。また起きる可能性もあるわけで、ちょっとトラウマになりそう、、ですがこの時は喜びのほうが大きく、しかもなにかニースに受け入れられたような気もして晴れやかにアパートに戻るのでした。

尚、この件については後日談がありまして、、この出来事を姉に話したら、「3桁!?私なら20分あれば開けられる」と豪語。そういえば姉はカバン売り場で長く働いていたのでした。鍵が開かないとお客さんから持ち込まれることはあるあるだそう。その場合、000からひとつづつずらして開けてみるのが一番早いそうで「私ぐらいになると1000パターン試すのに20分あれば十分、でも素人でも1,2時間できるはず」元の番号中心にランダムに開けるのを試みていたのですが、とにかく000から順番にやることが鉄則だそうです。にしても姉に相談することなど1mmも思い浮かばなかった(笑)
あと、多くの空港には鍵開けスペシャリストがいるのでそこで相談することが良策とお聞きしたので(who様、ありがとうございます!)今後私たちの鉄則は「①空港でスーツケースが開くかまず確認→②空港外で鍵が開かなくなったら000から1つずつ試して開く番号を探す(最大2時間!)、これでトラウマ解消です。

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2024年9月10日 ニース ~緊急事態発生~

2024-10-08 22:53:55 | 旅行
スキポール空港の出発はかなり遅れたのですが(前記事で書き忘れたのですが、係員さんたちが難しい顔して話し込んでいてなかなか飛行機に乗せてくれなかったのでドキドキでした。その後なにも説明されず乗せられるのもまたドキドキでしたが^^;)5分遅れ位で到着、リカバリ素晴らしいです。機内持ち込みキャリー組が多かったせいか、スーツケースもあっという間にでてきてすぐに空港を出られます。そして、秋(オランダ)から夏(ニース)に戻りました^^。でも湿度が低いので、まとわりつくような嫌な暑さではありません。
今回借りるアパートの大家さんからは「空港を出るとき連絡してね」と言われていたのでAirbnbのチャットで連絡、すぐに「アパートの前でハウスキーパーさんが待ってるよ」と連絡をくれます。今回の大家さんは、アパートや周囲情報などきめ細かく+レスポンス良く連絡をくれて助かります。
空港からアパートまではトラム2号線で1本!チケットは私はモバイルアプリで、MちゃんのiPhoneはアプリ対応がないため券売機で購入。ただ空港の券売機では10ユーロの空港用チケットしか売っていないのですが、モバイルアプリでは通常の1回乗車券(1.7ユーロ)で乗れちゃったんですよね。私は不正乗車してしまったのでしょうか...でも帰国時は2人とも空港へ1回乗車券で乗れた、、謎のままでした(→無人運転なので聞けず)。
ちなみにトラムはスーツケース置き場はないので混雑する車内、スーツケースを工夫してキープしながら座る必要があります。
終点のオールドポートからはスーツケースをコロコロして5分ちょっと離れたアパートに向かいます。アパートはそのオールドポート沿いなのでわかりやすい場所、カラフルな建物や豪華クルーザーを見てはキャハキャハしながら歩きます。パリほど石畳してないので意外と楽と思っていたら最後に階段...ルートを工夫すれば階段なかったのですが、油断してました。
アパートに到着すると、キックボードとバゲットを持った男性、ピエールさんが明るく声をかけてくれます。早速、ゴミはここで、エレベータの乗り方(2人ぎりぎり乗れる小型サイズ!でもあるだけでめっちゃありがたい)といろいろ説明してくれます。
いよいよお部屋にはいるとこの景色が迎えてくれます!テンションマックスです。


海が青い!!


意外と山に囲まれている!


テンションを必死に抑え、ピエールさんの説明を聞きます。キッチンは食器洗いもレンジも冷蔵庫も食器、調味料(!)その他もろもろ完備。


ベッドルームはこんな感じ。ドラム式洗濯乾燥機の使い方も教えてもらい、最後にお礼に日本のお菓子をプレゼント(日本人の性)。すごいテンションで喜んでくれて「ディナーのあと食べるよ!お礼に、、」自分のリュックをみて「バゲットはあげられないけど(→くれないんかい)この水をプレゼントするよ」とペットボトル2リットルいただきました。意外と助かる(笑)。


ピエールさんが帰り、さて「荷物を開けて落ち着こうとしたところ、、緊急事態発生!「スーツケースが開かない!」byMちゃん...
今朝ユトレヒトで荷物を詰めてスキポール空港で預けて、、それだけなのに開かなくなっていたのです。スーツケースはTSAキーと3桁の番号合わせ。キーはそもそもなく、3桁の番号を合わせるだけで開くはず。何かのきっかけで番号がずれたのか、そもそもキーが壊れたのか。とりあえず設定したキーの周辺で開く番号がないか試すのですがびくともせず。。
日本であれば、鍵屋さんに相談するところですが果たしてフランスの場合は?すがるように大家さんに事情を話して鍵屋さんはあるか尋ねます。するとありがたい即レス「鍵屋さんに持って行くと壊されるだけだから(→そうなの??)やめたほうがいい。ギャラリーラファイエット(フランスの老舗デパート)にそのスーツケースのメーカー、リモワのお店があるから行ってみれば」という有益なアドバイス!
この時18時すぎ、 ギャラリーラファイエットの営業は20時まで、アパートからラファイエットは歩いて20分、十分間に合います!早速出発することに。ところが今度はアパートのドアの鍵がかからない!このアパート素敵なんですがなにぶん古い建物なので建付けに微妙な所があるのと、そもそも鍵のかけ方が独特。。ピエールさんに教わったとき、理解したつもりになって、実際にやってみなかったことを大後悔。営業時間を考えると気持ちもどんどん焦りどうしても鍵がかからない、、「鍵かからない、UBERを呼ぶから、まずはMちゃん先に行って」とUBERを呼びます。が、悪いことは重なるもので到着は少なくとも30分後との表示、、この案はボツ。だんだんアパートを予約したことを後悔しはじめます。ホテルであればドアは当然閉まるし、タクシーも呼んでもらえるし、そもそもホテルの人が相談にのってくれるだろうし。旅慣れたつもりでしたが、アパートはまだ早かったかとしょんぼり。
けれど、しょんぼりしているわけにはいかず、もう一度落ち着いて鍵の構造を見直してトライ。すると思いっきりドアを閉めて荒めに鍵を回すと鍵がしまるというコツを習得(なんだか、、)なんだかんだトータル30分以上ロスしてしまいましたが無事鍵をかけてギャラリーラファイエットに出発です。

幸いギャラリーラファイエットへの道は平坦でそこまで凸凹していません。しかもリモワのショップがあるなんて私たちラッキーだよね!と気分がちょっと上がってきます。
途中ちょっと写真を撮る余裕もでてきました。。鮮やかな黄色い建物に囲まれたガリバルディ広場。


ライオンさんもいます。


19時ちょっと過ぎにギャラリーラファイエットに無事到着。まずはカバン売り場を探します。焦りつつも上階にある売り場を見つけ、店員さんに聞いてみると「リモワは1Fよ」
慌てて1Fに戻りますが、店員さんがいない。。とにかく店員が少ない、警備員さんのほうが多いんじゃないかとおもうぐらい。どうにか店員さんを呼んできて、早速スーツケースが開かない旨を話すと「えー?僕はリモワの人間じゃないくてギャラリーラファイエットの店員だから開けられないよ」の一言で終了、茫然。。ただ本当に見るからに開けられそうもないタイプなので(暴言)もう一度、カバン売り場に戻って店員さんに相談することにします。
ところが、今度はその店員さんがいない。他の売り場の店員さんを見つけ聞いてみると、彼女もう帰ったと、、閉店時間30分前なのに!?
日本ではありえないですがここは海外(しかもフランス)そんなものなのですね。
再度、茫然としていると、また大家さんから連絡がはいります。「ラファイエット近くにBemon Sacs, voyages, maroquinerietっていう大きなカバン屋さんがあるから開かなかったらそこにいくのもいいかも」とのこと。ただそのとき19時半でカバン屋さんの閉店時間、明日出直そうとアパートに戻ることにします。
行きとは違って足取りも重く、、とりあえずスーツケースが開かないという最悪のケースを考えよう(そう考えておくと明日すんなり開くような気もしたので)、その場合、まずユニクロ・ニース店があるからそこでお買い物しましょう。スーツケースはある、なにかなくなったわけではない!少なくとも羽田空港に着けば日本人のスーパー職人が開けてくれる!と話し合います。
アパートに戻ってとりあえず最低限必要なものを確認。まず幸い、私のサイズ>>Mちゃんのサイズなので今日寝るとき用のTシャツなどは貸すことができる(逆だったら悲惨でした)、それから私は小心ものなので、充電ケーブルとか電化系は2重化、化粧品も多めにもっているのが役に立ちました。
いつも間にかあたりも真っ暗になり、こんな事態なのですがお腹が空いてきます。そういえばランチはビールとポテチだけだった。。


ただ、私でもこんなりどんよりするのに、Mちゃんの気持ちは、、と思っていると「ごはん食べにいきましょ」byMちゃん。気持ちを切り替えてくれるところ、というかそうふるまってくれるところがさすがです。
日本でチェックしていたアパートから歩いて1分ぐらいのところにあるワインバー、ROUGEへ。外に並べられたテーブルでみんな思い思いに飲んでます。


地元の人が多くて若干アウェイ感のある雰囲気。メニューにはボトルワインがずらり。一瞬グラスワインはないのかと不安になりますが、グラスワインはある?と聞いたところ、「もちろん!どんなのが飲みたい?ドライ?フルーティ?」とフレンドリーに聞いてくれ好みに合わせたワインをもってきてくれます。


まずは白ワインとナスをミンチ状?にしたもの。みかけはいまいちですが、パンにつける美味しく白ワインとの相性もぴったり。


そして香ばしいタコ!下にひかれているクリーミーなポテトとともに滅茶苦茶美味しかった!これはリスボンのあのワインバーの美味しいタコといい勝負です!タコ単体だと超えたかも。


こちら食べ始めてしまってから撮ったので、、な写真ですが、豚の角煮のような感じ、こちらは赤ワインとの相性がぴったりでした。


雰囲気、店員さんの対応、お料理(適量!)、そして勿論ワインどれをとっても素晴らしく満足度高いお店でした。ちなみに気に入りすぎて、この後も2回通ってしまうのでした(詳細はまた別記事で)
さて、部屋に戻って明日の予定を確認し、お酒の力で寝ることにします。ただ、やっぱりなかなか寝付けず..…しばらくスーツケースの鍵の組み合わせに取り組んでみるもののやっぱり開かず、これは構造的に壊れちゃったのかな、明日大丈夫かな、開くといいなぁ、神様お願いします、にしてもどうして私はこうトラブルに弱いのだろう(焦りすぎて空回る)とぐるぐる考えちゃうのでした。緊急事態発生とタイトルをつけましたが、怪我したわけでもなく、事故に巻き込まれたわけでもなく、大事なものがなくなったわけでもないので大袈裟かもしれませんが、やっぱりこの時、私たちにとっては、緊急「大」事態だったのです...翌日どうなったかは次の記事で!

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