AKB48の旅

AKB48の旅

TBS テレビ未来遺産 逆境を乗り越えたあの人の魂の言葉2013

2013年12月13日 | AKB
「各界の著名人たちが語るお金に対する考え方」という問いに対する秋元氏の解答が、「色鉛筆のようなもの」だった。24色、36色、48色の色鉛筆という例を出して、けれども1色でも描ける想像力が大事なんだと言う主張。ここは48色を言いたかっただけのようにも見えた。

言ってることは分からんでもないし、つまりはお金とは道具に過ぎないと言うことを言いたかったのかも知れないけど、たぶん、テレビ的にはもう少し美味しいことを言って欲しかったんじゃないかと邪推するし、この解答は、ある意味実に秋元氏らしい、食えない解答になってると思う。

「人生に絶望し自ら命を絶とうとしている人に、どんな"命を救う言葉"を投げかけますか」というお題には、「階段につれてって、階段の一段、そっから飛び降りなさい」だった。この解答は「1ミリ先の未来」の系になってるのかな。これは、それなりに秋元氏を追いかけてれば、秋元氏らしい物言いになってるのが分かるように思う。

最後、「Life Word」というお題に対する解答は、「人生無駄なし」だった。これも何とも食えない解答で、問題はそこじゃないだろと。「人生無駄なし」というのはそのとおりなんだろうけど、そう思える、そういう価値観に至れるという、そこんところが大事なんじゃないかなあ。

現実として、人はどのように生きるとしても必ず死ぬわけで、その生き方、死に方も様々。この世に生まれたという事実が、生きると言うことの所与なんであり、そこは「逃れようがない」と見なすこともできる。そんな現実を「人生無駄なし」と言い切れる、その幸せに気づこう、そういう意図なら、分からんでもないのだけど。

けれども、成功者としての秋元氏がそういうことを語るというのは、嫌味と捉える向きもあるかも知れなし、皮肉に聞こえる、あるいは悪意と見なす人がいるかも知れない。うーん、考えすぎかな。