AKB48の旅

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AKB48新聞12月号の秋元康インタビュー

2013年12月25日 | AKB
AKB48新聞2013年12月号の秋元氏のインタビュー記事が、珍しくと言うか、ほとんど初めてなんじゃないかと思われるくらいに、濃い内容だった。あの新情報を語らない、有意のことを語らない秋元氏が、内容のあることを、含蓄に富むことを語ってる、そっちのほうで、まずはサプライズ。これはどういう心境の変化なんだろうと、逆に心配になるくらい。ホントに心配した方が良いのかも。

実にいろんな事を語ってくれてるけど、ほぼ、当ブログで記述してきたこと、「合理的」に推測してきたこと、さらには深読み、勇み足で妄想してきたことを含めて、読み通りと言うとうぬぼれが過ぎるけど、それでもだいたいが「合格」ラインに到達できていたんではないか、手前味噌ながらに、そう評価させていただくことにしてしまおう。

「恋チュンはアレンジを20回以上直してる」とか、おもしろネタも盛りだくさんなんだけど、そんな中、一カ所だけ(←ちょっと誇張)、とても気になる発言があった。

以下引用

05年の時のたかみなや前田が存在することを繰り返していれば、必ず同じ事が起きると。3年後には大ブレークが起きると。8年前の前田やたかみなは、たぶん今の三銃士といわれるこじまこちゃんたちかもしれないし、大和田かもしれない。

以上引用

ここには我が目を疑って、何度か繰り返し読み直してしまった。本当にこう書いてあるぞ。

どこが「問題」かというと、「05年の時のたかみなや前田が存在することを繰り返していれば、必ず同じ事が起きる」と、一見ナイーブに言い放ってること。「ファーストジェネレーションの魔法」がかかる状況に、高橋さんと前田さんがいて化学反応が起こる、のみならず強運に恵まれて、「奇跡」が一度ならず二度三度と起こる、そんなあり得ない事が「繰り返して」「必ず」起こる???

一期生に高橋さんと前田さんがいた、それだけでも大変な幸運。これまで秋元氏は、最初から前田さんが大化けすることを確信してた旨の発言はしてるけど、違った意味で高橋さんが大化けしたことについては、想定外だったことを正直にかどうか知らないけど、とにかく語ってる。それだけでも、この発言は冒頭からオカシイことになる。

そんな「あつみな」が繰り返せるというのを置いておくとして、「必ず同じ事が起きる」というのが、これまたギャンブラー秋元氏にして、あり得ない発言に思える。それって詰まるところ「予定調和」なわけで、秋元氏が最も忌避してきた事じゃないの?

うーん、このあたり、単に三銃士と大和田さんを持ち上げて見せるための、もしかしてリップサービスにして、上手の手から水が漏れたってことかもしれないし、あるいは秋元氏が頻繁に見せる顔、一神教と多神教、予定律と因果律の矛盾に無自覚としか思えない、そういう面が、無造作に現れたということなのかも知れない。