AKB48の旅

AKB48の旅

AKB48 DVD MAGAZINE "VOL.1 AKB48 13thシングル選抜総選挙"

2014年02月14日 | AKB
例によって、何を今さらなんだけど、AKB48 DVD MAGAZINE "VOL.1 AKB48 13thシングル選抜総選挙「神様に誓ってガチです」"視聴。見終わっての感想だけど、一言で言って「感動」した。

開催が2009年7月8日とのことで、4年半以上も前。今はAKBを離れた多くの顔ぶれが、何と言うかかえって新鮮に映ったりしてしまう。会場も「赤坂BLITZ」とのことで、wikiによれば「収容人数は、オールスタンディングで1,298人(1階1,147人・2階151人)オールシーティングで604人(1階484人、2階120人)。」とのこと。今となってはあり得ない、驚くしかない小規模ぶり。

司会も戸賀崎氏と茅野氏が受け持ち、レポーターも西山氏と自前。その場に集うヲタさん達のほとんども常連客にして顔見知りばかりのよう、というか、それが当時のヲタさんだったんだろう。完全に身内だけのイベントになってるのが分かる。もちろんマスコミとかの影もない。

なので会場の空気が暖かい。後に「残酷ショー」とか揶揄する向きが現れる、そんな気配は欠片もない。ホントに地元の球児を応援するという枠組みに近い、正に高校野球の世界観であるかのようであり、友情、努力、勝利の「少年ジャンプ」の世界観でもあるかのよう。

内容的には、何を今さらであっても、やはり個々のメンバーの順位が印象的だった。過去であってもそれなりに、あのメンバーがこの順位的な楽しみ方ができてしまえるし、逆に、第1回時点にして、既にAKBの屋台骨が組み上がってることが納得される。この時点にして、萌芽も含めて内部構造が完成されているのが分かる。

2位の発表のところで、伝説の「前田コール」は思いの外はっきり聞こえたし、知識としては知ってても、その意味するところがにわかには理解できない感じになる。アットホームは雰囲気だったからこその、その落差に打ちのめされる、そんな追体験もさせてもらった。そして、そんな「前田コール」を踏まえてなんだろうけど、前田さんの1位スピーチの凄みに圧倒された。

当時の前田さんは17才であってるのかな。はっきり言って「小娘」でしかあり得ない。なのに、魂の奥底から絞り出すような、その全人間存在を賭けているとしか思えない、あのような状況で「AKB48に自分の人生を捧げる」という言葉を放つ、その凄まじさ。17才という若さにして、前田さんは既にして常人の域を超えていたことが分かる。正に栴檀は二葉より香し。

ただしこの感想は、現在という時間から遡るからこそ持てるものであることも、正直に断っておきたい。この選抜総選挙という仕組みが、正にインフレーションとなって巨大化し、第5回にいたって日産スタジアムの7万人の前で、264万票あまりを争うまでになったという事実。前田さんを切り歯とした神7があらゆる障害物を突き抜け、「岩盤」を突き破ったうえで、前田さんが切り離されて「卒業」して行った事実。そして神7が散って行くという現在。


続 アルバム「次の足跡」の憂鬱

2014年02月13日 | AKB
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140209-00000014-the_tv-ent

どうやらミリオン達成とのことで、分かり易い数字としての結果で、シンプルにおめでとうなんだけど・・・、私んとこでの「次の足跡」の扱いは、予想された通りの展開にして、購入はしたけど、包装は解いたけど、そこでお終い。CDを聞くどころではない、DVDすら見てない。未だに中身すら確認してないという体たらく。つまりは放置されたまま。

その間も私的AKBG界隈は、「第3回AKB48紅白対抗歌合戦」「苦役列車」「もしドラ」「柏木由紀1stソロライブ~寝ても覚めてもゆきりんワールド~」「SKEリクアワ2013」と、ネタには事欠かないどころか、エントリとして上げてはいないけど、「思い出せる君たちへ」の残りも、実はぼそぼそ見続けてたりして、もうなんかお腹いっぱい。

そんな飽和攻撃を食らってるかのような中、さらにリクアワがあったうえに、ネ申テレビも未見のままに積み上がっていくばかり。もうすぐ「NMB48密着ドキュメンタリー」も放送されるし、そんなこんなで右往左往してるうちに、たちまち「前しか向かねぇ」の発売日がやってくることに。

と言うわけで「次の足跡」の存在は、このまま忘れ去られてしまうことになりそう。をを、それで思い出したぞ。「1830m」のCDも、未だに聞いてないんだったっけ。

ネ申テレビSP~新しい自分にアニョハセヨ韓国海兵隊~

2014年02月12日 | AKB
話としては聞いてたけど、未だに未見だった「ネ申テレビSP~新しい自分にアニョハセヨ韓国海兵隊~」。「思い出せる君たちへ」の時間調整用なのか、去年の8月9日から11日にかけて、8分割されて放送されたのも録画してたけど、なんか放置してた。

それがついに2月9日に全編放送されたということで、録画したのを見始めたんだけど・・・なんかいろいろムリかも。早送りの飛ばし見になってしまった。

本放送が2011年7月17日とのことで、既にして2年半も前だとか、出演メンバーが中塚智実、野中美郷、鈴木紫帆里、鈴木まりや、島崎遥香、山内鈴蘭(敬称略)の6名という、いろいろ微妙な人選だとか、まあいろいろ言い訳を付けたくなるけど、そんなことは差し置いて、正直なところ、韓国と言うだけでなんかきつい。

具体的な訓練の内容にしても、簡単な韓国語を覚えるのは、それなりに勉強になるように思うし、PT体操なる筋トレも、普通に有益だろうと思う。けれども、見張り訓練とか行軍はまだしも、渡河訓練、パラシュート訓練、ヘリ降下訓練となると、なんか疑問しか浮かばないし、IBS訓練に至っては、ほとんど自己啓発セミナー紛いの胡散臭さ。

ふと思い立って、「自己啓発セミナー 韓国海兵隊」でググってみたら、案の定一発目でヒットしたわ。これってまんまの自己啓発セミナーじゃんか。こんなスジの悪い企画を持ち込んだのは誰なんだろう。時期を考えても、まったく違う選択肢とかなかったんだろうか。うーむ。


青木宏行ぐぐたす2月09日

2014年02月11日 | AKB
以下青木宏行ぐぐたす2月09日23:55引用

今日は、
AKB被災地活動の一環で、岩手県大船渡市と陸前高田市に行ってきました。

陸前高田市は、広田地区の広田小学校にお邪魔したのですが、
震災直後に取材で伺っていたので、約3年ぶりでした。

その時は、たくさんの方が広田小学校に避難されていました。

「まるっとAKB」を持って行ったら、すごく喜んでくれて、いつか本当のAKBがここに来てくれたらいいな、と思っていたら、その1ヶ月後からAKBの被災地活動が始まりました。

それから約3年、今回、現実にAKBご訪れて、皆さんが、本当に喜んでくれている姿を見てとても感慨深かったです。

特に、バスケット部のコーチと生徒たちは印象的でした。
AKBグループにものすごく詳しくて、
フォーチュンクッキーはもとより、北川謙二や渡り廊下の曲を踊ってくれたり、
山田菜々ちゃんのモノマネをしてくれたり…。
さっほーコールもすごかったです。

今回で、34回となる被災地の活動がAKBグループに親近感を持たせてくれているんだなと思いました。

以上引用

これまで被災地訪問に随行したことが確認できてる業界人は、NHKの石原氏、元キングレコードの湯浅氏、そしてこの光文社の青木氏かな。他にもいるんだろうけど、とりあえず名のある人、名前が聞こえてくるのはこのあたりかと。共通してるのは、それぞれが所属してる(所属してた)組織の中で、経営サイドではない現場のトップという辺りか。

この人たちが被災地訪問へと向かい得る、そのぞれぞれの名目が何なのか気になるところだけど、たぶん、上司の決裁とか受けなくても、相当程度自由行動が許されてる、そういう地位ということなんだろう。この辺り、湯浅氏、青木氏は、AKBと関わることで直接的に利益を上げてるんだから、詳細はともかくとして、なんか分かる気がする。謎なのは石原氏で、NHKのエクゼキュティブ・プロデューサーというのは、そんなにフットワーク軽くいられる地位なんだろうか。NHKって、そんなに自由な社風なの?

このうち湯浅氏は、以前に触れたように、キングレコードを離れて独立して、おそらくはAKB専属になったんじゃないかと推測される状況だし、石原氏も年齢から見て、NHKを離れるのはそう遠くないものと思われる。こちらももしかして、再就職先はAKB関連になるんだろうか。もしかして北川謙二氏の上司に天下り?。青木氏の年齢とか、今ざっと調べてみた限りでは不明だけど、こちらも今後どうなるんだろうか。

湯浅氏が独立した動機が、AKBムーブメントに人生をかける、そんな決断だったとするなら、AKBの現場は、それだけ魅力的なすばらしいものである証左となるだろうし、未来に希望がある、少なくとも湯浅氏にそう思わせるだけのものがあると考えるのは、決して思い過ごしとかではないだろう。

もちろんそんなきれい事だけじゃない。一般論としての音楽出版業界は斜陽産業なんで、目端が利く人ならばこそ、そこから脱出を図るチャンスを狙ってると考えるのが自然だろうし、特殊解であるかのように見なされてるであろうAKBという仕組みに賭ける、そこに湯浅氏は、十分な勝算を持ってるのかも知れない。

そんな湯浅氏に、立場的に類似してるとも言える青木氏の去就にも注目したいし、お三方以外にも、AKBを取り巻く環境には、当然のように多数の方々が関わってるはずだし、そこに巨大なキャッシュ・フローがあるのだから、その流れに乗ろうとする者、否応なく巻き込まれる者、溺れる者、弾かれる者、背中を向ける者、人生いろいろなんだろう。

ミュージックステーション2月07日の「前しか向かねぇ」

2014年02月10日 | AKB
どのタイミングで取り上げれば良いのか、迷うことしばし。あんまり声高に言い張らない方がよさげに思えて、扱いが難しい感ありまくりの「前しか向かねぇ」なんだけど、ミュージックステーションでの披露はエポックだろうと言うことで。パフォーマンスはとても良かったことをまず書いとこ。

問題は歌詞。「前しか向かねぇ」の歌詞だけど、大島さんが秋元氏に思いを伝えて書いてもらったものとのこと。ならばこそ、いろいろ困惑することになる。うーん、困惑というよりは頭抱える感じか。以前から、たぶんフォトブック「優子」の記事辺りから、大島さんと秋元氏の関係性がなんとなく見えていた、それを再確認することになった、それだけのことなのかも知れない。そしてそれは、大島さんとAKBとの関係性でもあるんだろう。

詳細は正式発売後、公式に歌詞が確認できるようになってから、あらためて取り上げるつもりだけど、この歌詞はヤバい。へたれ風味でフライング気味に書いてしまうと、この歌詞には、とても特徴的な欠落がある。

比較は避けたいとかねがね言いつのってるけど、実際に歌詞に書かれてるものならともかく、そこにないものを俎上に載せるためには、それがあるものを例示するしかない。と言うわけで、好対照になるのが、前田さんへの当て書きということになる。

一例「タイムマシンなんていらない」では、孤独に佇立する前田さんの姿を全肯定した上で、そこに秋元氏自身の思い、前田さんとの関係性について、熱く語るという内容になってると理解してる。そのウキウキぶりには、ほほえましさすら感じられた。

「前しか向ねぇ」には、そんな秋元氏の視点が存在しない。欠落してる。「孤独」も全肯定にはなってない。それどころか、「やせ我慢」宣言とも取れる内容になってる。もちろん、組織としての視線、共同体意識への言及もない(ちなみにこちらは、前田さんに対してもない)。

なんか書き過ぎたかも知れないと、ちと反省してしまってる。本ブログ的には、大島さんの取り扱いが一番難しいかな。