バスの中は怖かった。

2010-07-04 | Weblog
昨日、高速バスでOOまで行きました。

ゆっくり座って行きたいので わざわざ駅を超えて 始発のバス停まで歩いて行きました。
もうバスは入ってました。
運転手さんに「おはようございます」と声をかけ バス入り口の一番前の席に座りました。この席は私は大好きです。だって運転手さんの運転が良く見えるからです。
時速計やギアチェンジなど見てると楽しいのです。 すぐ発車。

次は駅前です。

乗客は 大型バスなのに半分も乗ってません。
そこへ30代後半から40代前半位の小太りの男性が 大きな紙袋を持って乗り込んで来ました。
「ここ空いてますか?」と聞くので 私は「ハイ、どうぞ」と。(内心は後ろ空いてるでしょ!)

その男性、座るやいなや
「おネエサン、どこまで行くの?」
「俺は 新幹線で ここまで来て そしてバスに乗ったんだ。 おネエサンさんは?」
「今、さくらんぼは いくら位するの?」

私は初め答えてましたが どことなく普通じゃ無いと思い 話が途切れた時から 外の方を向いていました。

すると私の半袖のフリルあたりを引っ張って
「このバスは 何時発のバスだった? 何時にOOに着くの?」と聞くので
私は
「分かりません。運転手さんに聞いてください。」と言ってやりました。
「昼食はどうするの?」
「このバスには 時々乗るの?」
    。
    。無視

あまり無視すると逆切れされたらどうしよう・・・
高速バスなので 降りたくとも降りれない。
それでも 「今晩は泊りなの? 夜12時まで遊んで それからネット出来る店に行けば 2000円で泊れるよ」とか・・・・

私は又 外を向こうとした時、ビックリしました。
男性の左胸のポケットには 一万円札が10枚ほど半分折りして入っているのです。
わざと見せてる感じ。
そして足元の紙袋をガサガサと音をたてて何かを探している様子。

私は怖くなりました。
この紙袋から ナイフを取り出し 私を人質に取り バスジャック事件になったらどうしよう・・・

仕事中で 決して見ることの無いはずの彼に
「今バスの中、隣の人、怖い」と入れ送信しました。
私は携帯を左手で握りしめ 早く目的地に着くように祈ってました。
運転手さんに近い場所だけが頼りでした。

高速もJCTを過ぎましたので後30分。
そんな時 彼から返信が来ました。
「寝たふりしてなさい。そして次のバス停で降りなさい。頑張って。」と。

その頃 その男性は 通路挟んで向かい側にいる年配のご夫婦に話しかけてましたので 私は横目で その人の特徴を記憶しようと必死でした。


怖い一時間でしたが無事着いて バスから降り 地に足が着いた瞬間は 閉所恐怖症から解放されたような安堵を感じました。

彼から「そう言う奴 今は多いから気を付けるように」と言われましたが どうやって気をつけたらいいのか分かりません。

いつ、どこで 秋葉原事件のようなことが起きるのか分からない時代ですから・・・