袴田巌さんの無罪判決。裁判のやり直しで死刑判決から無罪に。検察側が控訴するかの判断が注目。「味噌樽にあった犯行時の血の付いた衣類は捜査当局の捏造」と断じた判決。
「本当にこんなことを捜査当局がするんだ」と驚愕。しかし、かつての下山事件や三鷹事件などの権力によるでっち上げの犯罪はすでに歴史的にも明らかに。
過去の話ではない。安倍晋三元総理による森友事件では、証拠文書の削除、財務省職員の自死、国会答弁で平気でうそをつくなど、今も国家権力は平然と嘘をつき、「国家のため」と称してこの世を謳歌している。
東京新聞は過去に袴田さんの記事の報道に際して、当局の発表をうのみにし、犯罪者扱いした自紙の記事を謝罪。一面に掲載してマスコミ、社会の公器としての矜持を示した。感服。マスコミたるものこうでなければ。
かつての大本営発表になりつつある昨今のマスコミ関係者に、自らの立ち位置を再確認してもらいたいもの。
見事な夕焼けの空。でも暑いのは勘弁。