こんにちは いけや正の 晴れ時々スケッチ  

できることは みんなで 
 できないことは ひとりでも 声を上げて
  誰もが穏やかに暮らせる社会を

映画「大コメ騒動」 1918年のいわゆる米騒動 

2021年01月16日 | スケッチ
三郷MOVIXで映画「大コメ騒動」上映中。
午前10時45分と午後4時45分の2回のみの上映。
 昨日午前中、大急ぎで観に行く。観客は7~8人。「密」の心配はなかった。
井上真央、室井滋、夏木マリなどが出演。
 1918年の米騒動をもとにした映画。
米の高騰でその日の食べるコメも買えなくなった富山県魚津の
おかか(女房)たちが、米の積み出しを阻止しようと立ち上がった事件。
1917年ロシア革命で人類史上初めての労働者農民の政府が樹立。
 その成立を覆そうとして日本はシベリア出兵を準備。
その軍隊の食料としてのコメの需要を見越して、米穀商などが買い占めに。
結果、米の値段が高騰。一升20~30銭だったコメの値段が、一升50銭にも。
一日、米の積み出し作業で働いて得た日銭で、おかかたちは1升のコメが買えない。 
 民衆の切羽詰まった要求と行動、それを抑えようとする警察やぼろもうけをしている米穀商の
高圧的な対応と切り崩しなど。今も昔も変わらない。
 私たち庶民は、手をつなぎ団結することしかできない。
しかも、それが最も強力な勝利への道。
そんな当たり前のことがスクリーンから伝わってきた映画。
 騒動は全国に広がり、数百万人が参加、鎮圧のために軍隊も出動する騒ぎに。
政府は緊急財政支出でコメを買い取り、低価格で庶民に放出。騒ぎは収まったという。
責任を取って時の寺内内閣が総辞職。代わって原敬内閣が誕生。
政党政治の始まりが。
 私の大学卒業論文が「1918年のいわゆる米騒動について」であった。
大した論文ではなかったが、確か、岩手県での騒動の有無について当時の新聞記事などを
図書館などで調べ、岩手県でも「小規模ながら米穀商へ窮民が押し掛けた」として
県内でも米騒動はあった、などといい加減な結論を記述したような。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿