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卵巣過剰刺激症候群について

2012-12-06 09:47:48 | 子宮筋腫治療~不妊治療
採卵を終えてからも体調が良くならず、もしかすると医師が言っていた卵巣過剰刺激症候群の症状かもしれない…

卵巣過剰刺激症候群について、ほとんど知らなかったので調べてみました。

卵巣過剰刺激症候群(ovarian hyperstimulation sydrome:OHSS)について
より詳しい情報はこちら

(原因)
 hMG製剤などの排卵誘発剤で卵巣が過剰に刺激されることで出てくる様々な症状
 よって多量のhMG製剤とhCG製剤を使用しない排卵誘発の場合はOHSSを発症することは稀です。

(作用機序)
 排卵誘発剤により卵巣から過剰に分泌されるエストロゲンの作用により卵巣の毛細血管の透過性が高まり血液中の水分が腹腔内に漏出する。
 その結果、循環血液量の減少をきたし、2次的に血液濃縮が起こるため、ヘマトクリット値の上昇、低血圧、さらには頻脈をきたし、その結果として尿量が減少する。
 過剰のエストロゲン分泌は腎臓でのナトリウムと水の再吸収を促進して尿量がさらに減少する。

(OHSSのリスク因子)
 ・若年(35歳以下)
 ・やせ型
 ・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)あるいはPCOSに似た検査所見がある人
 ・以前OHSSになったことがある人
 ・血中エストラジオールの異常高値
 ・発育卵胞数が20個以上
 ・高用量のゴナドトロピン製剤使用
 ・黄体機能不全に対するhCG追加投与
 ・妊娠

(症状)

≪自覚症状≫
•お腹が張る(腹部膨満)
•腹痛および腰痛
•急激な体重増加
•吐き気
•尿量減少(乏尿)
•下痢
•息苦しさ


≪重症度による症状≫

◆軽症 外来通院管理可能
 卵巣の腫大は6センチ以下で腹部膨満感があるくらい

◆中等症 必要に応じて入院
 卵巣は6~12センチくらいまで腫大
 腹水が少量貯留。
 ヘマトクリット45%以下(血液の濃度を表し通常40~45%)

◆重症 入院管理
 卵巣は12センチを超えて腫大大量の腹水と胸水も出現
 ヘマトクリット45%以上
 低たんぱく血症
 乏尿(1時間に30ml以下の尿量)
 肝機能検査値異常
 全身浮腫

◆最重症 入院による厳重管理
 腹水は非常に多量で胸水も多い(呼吸困難)
 ヘマトクリット55%以上
 高度乏尿(一日尿量300ml以下)
 急性腎不全や高度低たんぱく血症
 血栓塞栓症


採卵後「カバサール0.25mg錠1日2回 1回1錠 7日間」が処方されました。このお薬には、排卵誘発剤の副作用である卵巣過剰刺激症候群(卵巣が腫れたり、腹水が貯まったりする症状)を予防し、あるいは症状が軽くなるようにする働きを期待できるそうです。

頻度の高い副作用として、吐き気や食欲不振があるようですが、プラノバールほど気になりませんでした。詳しく調べてみると、副作用に頻度は不明ですが「病的性欲亢進」「病的賭博」とありました

2日前のしんどさがピークでした。
昨日あたりからお腹が張った感じが治まってきましたし、体重も少し減ってきました。
薬を服用していなかったらもっと症状が重かったのかしら??

薬は今日で終わり
この薬は半減期(体内の血中濃度が半分になる時間)が長いので、薬が体から完全に排泄されるまで約1週間くらいかかります。