数社でボツになった漫画シナリオ

超美少年の愛(性同一性障害)は修一に恋していたが、ある切っ掛けを機に超美少女に変身して修一と・・・。

愛がイク (67)  長身女

2016-10-03 17:29:40 | 漫画のシナリオ
(67)長身女

四百字詰原稿用紙換算10枚
ページ数や内容に縛りのないweb漫画掲載を想定しておりネームがなくても順番にコマが起ち上がるように書いてあります。季節は常に真夏である。

登場人物

香山京子(16)165㎝。キリッとした美人。

桜田優子(25) 170㎝。上品かつ妖艶で超グラマーな美人。

北条愛(17) 170㎝。清楚な美人。

北倉エミ(17) 165㎝。ショートヘアーのキリッとした美人。

里香(17) 165㎝。清楚な美人でアニメ声。

真菜(18) 180㎝。3年生。上品な美人。

香山房江(40) 170㎝。グラマーでむせかえるような色気を放つ美女。

石川加代子(25) 190㎝。冷たそうな美人。Vリーグ、ニチボー磯塚のキャプテンで俗に言うスソガである。

他、バレー部メンバー

本田、前出のテレビプロデューサー
N=ナレーション


   不穏な空気を感じて本田が立ち上がる。

   房江、何事かと優子を見る。

   真菜、何事かと優子を見る。

   顔を押さえた優子に心配そうに、
修一「先生、大丈夫?」「よし、俺が文句を言ってきてやる」

   と、振り向いた瞬間、後ろに立ってた石川の大きな胸に顔が「むぎゅぅ」と埋まる。

注、修一と石川の身長差は20㎝

   乳房に顔をむにむに押し付けながら、
修一「な、なんだ、停電か?・・・」

   エミ達と呆れて眺め、
京子(・・・絶対わざとやってるんやわ・・・)

   徐々に下に降り顔を腹に埋め、
修一「むうぅぅ、早く電気のスイッチを・・・」

優子(白々しいったら・・・優子以外のオマ○コを嗅いだら怒るわよ・・・)

   四つん這いで股間に顔を押し付けて「・・・」と無言の修一を石川が頬を染めて見おろし、優子達はそれをあっ気にとられて見ている。

本田(・・・あんな事を平気でやってのけられる彼が心底羨ましい・・・)

   尚も無言で股間に顔を埋めている修一を恥ずかしそうに見おろし、
石川「ねえ・・・」

修一「・・・恥垢が臭い・・・」

   赤面して怒り、
石川「はあーーっ?!」

   優子達、喜色満面でやったとばかりエミ達とハイタッチする。

   ほっとした顔で、
京子(一瞬、この人の匂いに惚れるかと心配したけど、やっぱり決めるとこでは決める人や・・・)

優子「はいはい、もういいから鼻がもげるわよ」と修一の顔を股間から引きはがす。

石川「(激怒し)ち、ちょっとあんたっ!」

優子「(石川に)見苦しい言い争いはしたくないからバレーでこの決着をつけない?」

   それを聞いて顔を輝かせ、
本田(やったっ!またもや高視聴率を取るチャンス・・・)

石川「望むところだわ。ただし今日はこれから試合があるから来週の日曜日にどう?」

優子「それで結構よ」

石川「ところでおたくメンバーは揃うんでしょうね?」

真菜「(手を挙げ)私、参加します!」

房江「(手を挙げ)わたしも!」

石川「あなた達、ふざけてるの?こんな寄せ集めで試合になるとでも思ってんの?」

優子「それはやってみなきゃね。皆さんこそ実業団のプロなんだから負けて恥をかかないようにね」

   優子と石川が睨み合う絵に、
N『かくしてまたもやビッグイベントが立ち上がったのであった・・・』

   床に仰向けになって「あー臭かったー・・・」と言ってる修一に本田が近づいてゆく。

   その向うで優子達が輪になって話し合っている。

本田「岩城君、今度もバッチリ中継させてもらうからよろしくね」

   上半身を起こし、すました顔で、
修一「許可できません」

本田「(驚き)君にそんな権限があるのかな?学校に頼んだら即OKをもらえるんだけど」

   優子達に向かって、
修一「全員集合―!」

   優子達、一斉にこちらを向く。

   修一の前にピッと全員並び、
優子「なあに、修ちゃん?」

修一「俺が試合を棄権しろって言ったらどうする?」

優子「棄権するけど、なぜそんな分かり切った事を聞くの?」

   あ然とし、
本田(なぜこんなに岩城君に従順なのかナゾだが、彼に逆らったら全てが水泡に帰するのは分かった・・・)

修一「(本田に)敏腕マネージャーの実力が分かった?」

本田「(愕然とし)御見それしました・・・」

修一「(優子達に)はい解散!」

   ピッと敬礼し、
京子「はい、解散するであります!」と言ったのでみんな焦って釣られ敬礼する。

   あっ気にとられる本田に、
修一「と言う訳で、それなりの中継料を払ってもらわないと許可しません!」

本田「払う!中継料を払うから是非うちに独占させてもらえないか!」(再度テレビ界に金字塔を打ち立ててやるぞ・・・)

修一「それからDVDや写真集を出す時は、うちの事務所を通してね」

本田「え、事務所って?・・・」

修一「私が社長の、なかよしクラブって事務所」「みんなうちのタレントですから」

本田「(あ然)・・・わ、分かった。なかよしクラブね・・・」

本田「あ、一つ頼みがあるんだけど・・・」

本田「試合当日も今日みたいにブラジャーでやってもらえたら高視聴率を狙えるんだけど・・・」

修一「(きっぱり)それは私からは強制できないので彼女達の自主性にまかせます」

本田「(気圧され)わ、分かった。。じゃ前回同様、私の知人の写真家に撮らせるからよろしく・・・」

   片付けをしている石川達を見て、
本田(え、もう帰るのか?よっぽど気を悪くしたんだな・・・)

   石川達が不機嫌そうに優子の側を通って帰る。

   石川とすれ違いざま素知らぬ顔で、
優子「恥垢・・・」とポツっという。

   それを聞き口を押えて驚き、
里香(きゃっ!せんせ~い・・・)

   石川、ピキッと凍りつく。

エミ(ワーオ!先生って結構執念深いんだ~・・・)

   石川、赤面してツカツカと優子の前にくる。

   石川、平然とする優子をビンタしょうと手を振り上げる。

   その手が優子の顔に当たる寸前、真菜がバッと手を掴み無表情で、
真菜「決着は試合で・・・」

   石川、怒って腕を振り払おうとするが真菜の怪力にビクともしない。

石川「(焦り)もう分かったから手を放してよっ」

   優子に憎々しげに、
石川「プロを舐めたらどうなるか思い知らせてやるから・・・」

   去る石川達の後ろ姿を見ながら、
本田(さっそく女のバトルか、こりゃいよいよ試合が楽しみになってきたぞ・・・)

   館内、シューズ置き場の絵。

   館内の天井の絵に優子と修一の声、
  「ねえ、修ちゃん、まともに戦っても勝てないし何か奇策はないかしら?」

  「奇策ねえ・・・」

   誰もいなくなった館内、修一達が輪になって座り、
修一「とにかくみんなの得意技を探すとこから始めるしかないよな・・・」

   館内の天井の絵。

   向こうで、はみ出た乳房をブラに仕舞ってる愛に突然「バシッ」とボールを打ち、
修一「愛、レシーブ!」

   愛、振り向くと眼前にボールが飛んできたので驚く。

愛 「きゃんっ」と回転レシーブで上手に上げたボールを修一がキャッチし、
修一「はい、愛はリベロに決定」「里香はセッターね」

修一「真菜は当然ミドルだが、ひょっとしたらサーブもいけるかも・・・」

   コートの端を指し、
修一「真菜、あのラインを踏まずにどれだけネットの側まで飛べるか走り幅跳びの要領で飛んでみろ」

   両手でブルマーの食い込みを直しながら向こうのラインを見る後ろ姿に真菜の声、
  「はいっ」

   コートの後ろまで下がって手を上げ、
真菜「いきまーす!」

   真菜、ダッと走る。

   ラインの手前で跳びあがる。

   天井に付かんばかり高く飛んだ真菜を下から煽った絵。

   真菜、ネットにぶつかる寸前でダンッと着地する。

   本田、スマホで撮りながらあ然。

   全員あ然とし、
優子「うそーーっ!・・・?」

     つづく
コメント
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