⑥掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)は完治する

⑥ノイローゼになる

爪と指先だけのことを書いてきましたが、足にもまったく同じ症状が出ていました。

たとえば、銭湯にいったらタイルの継ぎ目を踏むのが痛くて歩けないほど悪化していました。

◎下に足の写真を張りますが、これは相当グロテスクなので同病で苦しんでる人以外は飛ばしてください。




指先の皮がめくれ赤身が出て痛くてたまらないとき、決まって頭に思い浮かべることがありました。

もしミュージシャンが、エリック・クラプトンが、ジェフ・ベックが、わたしと同じ症状を発症したとしたら、

とてもじゃないが弦を押さえることなど不可能で、引退するしかないではないか。

それにしてもミュージシャンが掌蹠膿疱症で楽器を扱えなくなり引退したって話は聞いたことがないな。

やはり、それほど症例の少ない奇病なのか・・・なんて愚にもつかぬことを毎日のように考えていました。

一秒おきに醜く変わり果てた爪をみては暗鬱な気分になり、もうノイローゼ状態になっていました。



掌蹠膿疱症と耳は連動している？

翌年の２００９年３月。

どうも耳が詰まって聞こえにくくなってる気がしていましたが、気のせいにしていました。

だが聞こえにくさが、ただごとではないように感じ、意を決して耳鼻科にゆくと、

左耳(に限る)にかさぶたのように硬い耳垢がびっしりつまっていました。

まさに、こびりつくという状態で、家庭では絶対にとれないので自分でいじくってはなりません。

この時点ではまだ掌蹠膿疱症と耳のつまりが関係あるとは思いもしてません。

たぶん掌蹠膿疱症と耳のつまりの関連性に気づいてる皮膚科医、耳鼻科医は皆無でしょう。

毎週、耳鼻科に通い、かさぶた状になった耳垢をとってもらう(取り除いても、なんとわずか一週間でかさぶたができる)のを続けながら、

ネットで掌蹠膿疱症に関する記述をむさぼるように読みあさりました。

ビオチンを飲めば効果があるとか、煙草(この当時、心筋梗塞に一直線のニコチンタール満載のエコーを日に30本位吸っていた)はいけないとか色々書いてあるものの決定的な解決策の記述はありません。

なんでもかんでも原因不明のものはストレスと喫煙のせいにしてますが、

アホか、わたしは明快な答えがほしいんだ！と、またもや毒づくのでした。