⑦とにかく買い物にゆくのが憂鬱になる。
お金を渡す時に、相手は私の腐った爪をみたらギョッとするだろうと思うからです。
決して被害妄想ではないはず、わたしだって、こんな爪を見せられたらギョッとするはずだから。
もうわたし史上、最大のコンプレックスでした。
ワラにもすがる思いで医師にビオチンを出してくださいと頼みましたが「私はビオチンを信じてないから出しません」と断られる。
思い余り、いきつけだった内科にいったら、いとも簡単にビオチンをてんこ盛りで出してくれ、そればかりか、リンデロンVGではなんの改善もみられなかったので、
もっと強いのをと頼んだら、0.05% クロベタゾールプロピオン酸エステル(デルモベートR)を、これまたあっさりと出してもらえました。⑤に掲載した写真の上のやつです。
ネットでこの薬を調べたら、ストロンゲスト(1群)に分類され、もっとも強いステロイド軟膏であることが分かりました。
これがのちにとんでもない後遺症をもたらすとは知る由もなく、何年にもわたって使い続け(効果がみられないのになぜ使い続けたかというと、
ひび割れてバリバリになった指と掌に脂分を塗れば、痛みが緩和される気がするから)、その一方でビオチンをむさぼるように飲みつづけていました。