旬を迎えた無花果がスーパーに並び始めた。
子供の頃はどの家にも無花果の木があった。
小学生だった私の役目{お転婆だったのでかってでたかも?}は
無花果の収穫。
屋根に伸びてたのでまず屋根まで上り、てっぺんに、またがって
美味しそうなのを2~3個ほうばる。
木の下のうらやましそうな妹の顔を覚えている。
でも この屋根には飼ってた、にわとりが夕昏で
動けなくなってるの捕まえるのも役目。
ブツブツした感触、好きじゃなかったなー。
採りたては白い汁で口の端が切れて痛かったけど
買ったのは心配ない。
無花果の甘さが60年前への恋しさと懐かしさを引っ張り出した。