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稲田写真塾*ギャラリー*

稲田写真塾のギャラリーです

「西方見聞録」  フランス 南フランス編  (2001年)

2022年09月07日 11時34分20秒 | 日記

この国は農業生産は自給率が200%と言われていますが、南フランスも西にゆくに従って、平地になって行き農業大国の姿がはっきりしてきます。

 

農業大国の話ではありませんが、この写真で遠くの高台に見える古城は何と!あのサド公爵が住んでいた城です。夜な夜な女を集めては悪さをしていたようです。

 

この地方は、「ミストラル」と呼ばれる地方風が名物です。アルプス山脈から地中海に向けて乾いた強風が時には数日間続くことがあるそうです。

「ゴッホ の手紙」の中でゴッホは「アルルに住んだ晩年、ミストラルがあまりにも激しくて、イーゼルに架けたままでは風にバタバタと煽られて絵が描けない」と嘆いています。


「西方見聞録」  フランス アルル編  (2001年)

2022年09月05日 15時10分51秒 | 日記

「西方見聞録」  フランス アルル編  (2001年)

「アルル」というと「ゴッホ」 が頭に浮かびます。

アルル市でも分かっているみたいで、こんな「跳ね橋」が観光用に作られてます。子供たちが高いところまで登って、そこから飛び込んで観光客に自慢してました。この横にはゴッホ が描いた「アルルの跳ね橋」のレプリカがちゃんと飾ってありますが、よく見るとこの跳ね橋はゴッホ の絵と随分と色彩も形も違ってました。

 

ここは、やはりゴッホがアルルで描いた「夜のカフェテラス」のカフェテラスです。真っ昼間で、アングルも違うのでそうは見えなうかも知れませんが、ここにもレプリカがちゃんと飾ってありました。

 

ゴッホ に「アルルの女」という作品がありますが、絵の雰囲気とはまるで違う「アルルの女」2点。


「西方見聞録」  フランス ニーム編  (2001年)

2022年09月02日 10時56分45秒 | 日記

ここ「ニーム」もローマ時代からの町ですから、ローマ時代の遺跡が沢山あります。

前々回にお見せした、水道橋ポン・デュ・ガールのある水道の最終地点はここニームです。

今日はニームで面白かった所、そのうちの2ヶ所をご覧に入れます。

その1・古代神殿、メゾン・カレ

紀元前16年頃に建設された古代神殿ですが私たちが行った時には何か音楽関係のイベントの後片付けが終わった時でした。

「古代神殿跡で音楽のイベントなんかやるんだ~」と驚きましたが、大きな壁の上の方にある像は古代ローマ初代皇帝のアウグストゥスの像で当時のままの様です。

 

写真は神殿の裏側の壁で、古代ローマの最も美しい壁の一つと言われているそうです。フランスはこの頃はまだガリアと呼ばれてローマの属州でしたから、2000年以上も前の建築物がフランスの田舎町にも残っているのでしょう。

 

その2・円形闘技場

これも、ローマ時代のものです。私たちが訪ねた時に闘技場の中で若いカップルが闘牛の練習をしていました。

 

それを観客席で小学生くらいの団体が先生の説明に耳を傾けながら見ていましたが、授業中のような雰囲気があり・・闘牛を、え?・・意外な感じがしました。