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ピアニストはなぜ両手をバラバラに動かせるのか?「両手でピアノを弾くコツ」を徹底解説 202301

2023-01-08 21:56:00 | なるほど  ふぅ〜ん

ピアニストはなぜ両手をバラバラに動かせるのか?「両手でピアノを弾くコツ」を徹底解説
 【榎政則の音楽のドアをノックしよう♪】  福井新聞 より 230108


 ピアニストの演奏を見ていると、両手がそれぞれ意識を持って動いているかのように見えますよね。頭は一つしかないはずなのに、両手がバラバラに動くのはなぜなのでしょうか。右脳と左脳でそれぞれ考えているのでしょうか。実際にピアニストがどんなことを考えてピアノを弾いているかを紹介するとともに、これからピアノを始める方にとってのヒントにもなればと思っています。

🎹日常の中で両手を使う場面
 ピアノは両手の10本の指をフル活用して演奏します。こんな動きはなかなか日常生活の中では行われないように思うかもしれません。しかし、よく考えてみると日常の動作で両手を使う動きはたくさんあります。これを観察するところから始めてみましょう。

 たとえば、料理をするときに包丁で野菜を切るという動きは両手を使います。利き手で包丁を握り、反対側の手で野菜を固定させて、利き手だけを動かすように切っていますね。そしてその後は野菜をまた切りやすい位置に固定します。これを素早く行うことになります。

⇒ピアノを鳴らすのは、控えめに言ってもブラボー

 他には紐を結ぶところを想像してみてください。蝶々結びをするときは、両手を複雑に動かしていますが、基本的には「片手で固定して、もう片方の手で結び目を作る」という手順と、「両手で反対方向に引っ張る」という二つの手順から成り立っています。
 そして、受け渡しという動作があります。右手に持ったものを左手に渡す、という動作ですね。

「片手で固定して、もう片方の手で操作する」「同時に同じ事をする」「片方の手からもう片方の手へ受け渡す」という三つが、日常で両手を使う動作のほとんどなのではないかと思います。そして、この動作はそれぞれ両手を使っていますが、同時に二つのことを考えているという意識はしていませんよね。

 ピアノも同じで、二つのことを同時に考えようとするのではなく、上記三つの動作を組み合わせて両手を動かしていきます。

🎹ピアニストはなぜ両手をバラバラに動かせるのか?
 左手は支えで、右手に集中する
私はピアノ初心者に弾き方を教えるとき、左手から練習するように言うことが多いです。ピアノの基本は左手が伴奏、右手が旋律となります。言い換えると、左手で支えて、右手に細かい動きをする、という形です。
 このときに、左手の支えがしっかりしていないと、右手が崩れやすくなってしまいます。伴奏は規則的であることが多く、強く意識しなくても弾けるようになってくると、右手に集中して自由に旋律を弾くことができるようになります。
「左手は支えで、右手に集中する」というのが、ピアノ奏法の基本です。

🎹同時に弾く音を確認する
 右手と左手を別々に弾くのは難しいですが,あるタイミングで同時に弾くことがあります。そのときに,どの音とどの音が同時に鳴るのか、という意識をしておくことが大切です。
 初心者のうちは右手のほうが左手よりも音が多いはずですので、右手のどの音と左手が揃うのか、と考えておくと、演奏が楽になります。

🎹右手から左手、左手から右手へと受け渡す
 右手と左手が異なるリズムを弾くのはとても大変ですが、このようなときは、右手のこの音を弾いたら左手のこの音を弾く、というように、右手と左手の動きを一連の流れと捉えます。そうすることで、同時に二つの事を考えなくても両手で弾けるようになります。

 三つの考え方を紹介してきましたが、実際に両手がバラバラに動くような難しい曲を弾いているとき、ピアニストはもっと他のことを考えています。会場の空気感や楽器の響き方に耳を集中させて、どのような弾き方をすれば最も美しい音が出るか、を考えながら微調整をしています。
 また、お客さんの息遣いや自分の気持ちの高ぶりを感じ取って、大胆な表現だったり遊び心のあるユーモアを演奏に取り入れてみることを考えています。どの鍵盤をどのタイミングで弾くか、ということは練習の段階ですでに身体に入っており、指は考えなくても勝手に動いてしまうのですね。

 これは車の運転に近いかもしれません。慣れないうちは、どのようにアクセルを踏むか、どのようなハンドル操作をするか、というように考えることが多く操作だけで手一杯ですが、慣れてくれば交通状況や標識を確認し、どのような運転が安全でスムーズか、ということを考えるようになります。ハンドルの握り方や、足の動かし方は身体に入っているため、考える必要は無くなります。

 ピアノは上達すればするほど、視野が広くなり、表現の幅が広がってきます。新たな表現方法を見つけて実践するときの楽しさを知るたびに、ピアノって本当に面白い楽器だな!と思います。

 そして、その上達の第一歩、両手でピアノを弾くということが出来た時も、ピアノが自分の表現に応えてくれた、という感動を覚えることでしょう。
 両手でピアノを弾くということはピアノ練習の最初の壁になると思いますが、始めに紹介した三つの考え方を使って、ぜひ挑戦してみてください。(作曲家、即興演奏家・榎政則)


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 榎政則(えのき・まさのり)作曲家、即興演奏家。
 麻布高校を卒業後、東京藝大作曲科を経てフランスに留学。パリ国立高等音楽院音楽書法科修士課程を卒業後、鍵盤即興科修士課程を首席で卒業。2016年よりパリの主要文化施設であるシネマテーク・フランセーズなどで無声映画の伴奏員を務める。現在は日本でフォニム・ミュージックのピアノ講座の講師を務めるほか、作曲家・即興演奏家として幅広く活動。
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日本政府は「世界標準」から決定的にズレている…この国の政府が「財政赤字を気にしすぎ」だと言えるワケ 202301

2023-01-08 21:45:00 | 気になる モノ・コト

日本政府は「世界標準」から決定的にズレている…この国の政府が「財政赤字を気にしすぎ」だと言えるワケ
  現代ビジネス より 230108  永濱 利廣

【日本の“モノを買う力”は「57ヵ国中33位」…

 気鋭のエコノミスト永濱利廣氏は『日本病——なぜ給料と物価は安いままなのか』で、「低所得・低物価・低金利・低成長」の「4低」状況を「日本病」と名付け、その原因と、脱却の道筋を考察している。

 デフレ脱却のために、海外諸国は大胆な財政出動を行い、見事に立ち直ってきた。なぜ日本は積極的な財政出動に踏み出さないのか?『日本病——なぜ給料と物価は安いままなのか』から見てみよう。

【図でわかる】日本の実質賃金は先進国で「最下位争い」

⚫︎政府債務残高は増えるのが「ふつう」
サマーズ氏やバーナンキ氏に限らず、海外の主流派経済学者の間では、デフレ脱却のためには金融緩和に加えて財政の積極的な出動が必須であるというのが常識になっています。

 しかし、日本では均衡財政主義が主流になっています。そして、マスコミでは「日本の政府債務が増えて大変だ」というメッセージが定期的に流されるので意外に思われるかもしれませんが、海外と比較したグラフ(図表4-2)を見ると、明らかに日本の政府債務残高は増え方が少ないことがわかります。

 2001年の政府債務を100とした場合、最も多いイギリスでは6倍以上、アメリカで5倍以上、フランス、カナダも約3倍、ドイツで2倍程度になっています。これに対して日本とイタリアは2倍にも満たない状況です。

 よく新聞などで「過去最大の予算」「拡大する財政赤字」と、まるで大変なことが起きたかのように騒がれますが、これはナンセンスです。政府債務は増えるのが常識で、毎年予算は「過去最大」がふつうなのです。

 バランスシートでは、「債務」の対には必ず「資産」があります。つまり、政府が債務を増やして支出を増やすということは、民間部門に支払われた分だけ、民間部門の資産が増えているということなのです。

 イギリスやアメリカは政府債務が5~6倍も増えているわけですから、当然経済も拡大します。一方、日本と同じく緊縮財政のイタリアも、賃金が上がっていないのは図表1-3で見たとおりです。日本は政府から民間へ回すお金が圧倒的に少なすぎたことも、低成長の一因と言えるでしょう。


⚫︎財政健全化は必要ないのか?
 そうすると、政府債務残高を減らす=財政の健全化は不要なのか?という疑問が湧いてくると思います。実は、そこが日本と海外の専門家の考え方の最大の違いにもなります。

 日本では、政府債務をあまり増やさないほうが良いという意見が多くみられます。政府の一般会計予算を見る立場で、政府内だけを見たら、確かに債務は増えないほうが良いということで、プライマリーバランス(国や自治体の基本的な財政収支)を黒字化したくなるでしょう。日本で政府債務残高に危機感を持つ考えは、すべてこの立場から来ています。

しかし、もっと俯瞰的に経済を見れば、「中央銀行」という特殊な存在に気付くはずです。

 現在の日本の政府債務の約半分は、日本の中央銀行である日銀が新たに発行したお金で国債を市場から買って吸収しています。国債保有者に対して政府は利息を払いますから、政府は日銀に利息を払っていますが、日銀の儲けは国庫納付金として最終的に政府に戻ってきます。また、元本についても、政府は民間企業や個人とは違うので、借り換えで続けていけます。
 つまり、政府債務のうち、日銀が持っている債権は別枠で考えなくてはなりません。
これが海外の専門家では常識の「統合政府」と呼ばれる考え方です。

 日銀の出資証券は半分以上、日本政府が持っていますので、いわば民間企業における子会社のようなものです。民間企業では子会社も含んだ連結決算をするのが常識であり、連結決算においては親会社・子会社間のお金の貸し借りは相殺されます。同じように、事実上の政府債務は、中央銀行の保有分を別枠で考えるべきだという論です。

実際にグラフ(図表4-3)を見ると、政府債務残高は毎年増えていますが、日銀保有分を抜いてみると一気に減ることがわかります。


 さらに日本国債というのは海外保有の割合が低く、9割程度が国内で持たれています。ゆえに、日本国債はマーケットで不安視されていませんし、日本国債の信用力を反映したクレジット・デフォルト・スワップの保証料率から弾き出される倒産確率は0.3%程度と、アメリカと並んで安定しているわけです。つまり、日本の政府債務は「危なくない」のです。

 そして、ここで重要なことは、政府債務残高だけで財政の予算制約を計るのは間違いである、ということです。少なくとも現在、海外の専門家の多くはそう考えています。

 では、何で見るかと言うと、インフレ率です。
中央銀行の保有国債を別枠で考えられるならば、理論上は、すべての国債を中央銀行が買えば政府債務をゼロにできます。
 しかし、中央銀行が国債を買う場合には貨幣を新たに発行するわけですから、やりすぎると大幅なインフレに傾いていく可能性があります。だから、インフレ率が指標になるのです。
 このように、財政規律は政府債務だけではなく、インフレ率なども含めて総合的に計るのがグローバルスタンダードです。
 そして、2022年3月現在の消費者物価指数で見たインフレ率はアメリカで8%、ヨーロッパで7%を超えていますので、欧米では経済政策を引き締める方向に向けて動き出しています。

 この考え方で見れば、日本のインフレ率はグローバルスタンダードな目標の2%に遠く及びませんので、まだまだ財政出動が可能という判断になります。少なくとも中立金利が低すぎて金融政策が効かない状況(流動性の罠)から脱するまでは、財政出動によって政府が効果的にお金を使わないと、日本経済は良くならないでしょう。



💋結局、マスコミが財務省系の言いなり!小選挙区後の政治家は不勉強。算数•数学苦手。
 利権とばら撒きには敏感。という事か…
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🚶‍♀️…向島農地…槙島…KFC… 230108‘

2023-01-08 20:31:00 | 🚶 歩く
🚶‍♀️…右岸河川敷…隠元橋…右岸堤防道47km碑…向島農地(鷹場…藤ノ木…東禅寺↩️…藤ノ木…鷹場…清水…渡シ場)…ベルファ:🎟…24号線…KFC🐓🍗🍤…槙島二十四…隠元橋…右岸堤防道…>
🚶‍♀️12753歩3kg:隠元橋:11℃->10℃

立待月🌕雲多く,月の出x

夕食:KFC🍔🍔🍤,美味。


比叡山



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