goo何気無い日々が心地よい安寧

何気無い日々が続く様に。生きていく事の大変さがカナン。ある種空気の様な存在になりたいもの。

健康寿命に効果アリ! 1日何歩でOK?研究チームが新提唱 歩くことで死亡リスクも“低減” 熱射病には要注意 202408

2024-08-27 22:13:00 | 生活編

健康寿命に効果アリ! 1日何歩でOK?研究チームが新提唱 歩くことで死亡リスクも“低減” 熱射病には要注意
 テレビ西日本 より 240827  


「健康寿命」を延ばすために1日どれだけ歩けばいいのか? 新たな分析結果をまとめた研究チームを取材した。

【健康寿命を延ばすために歩く適正歩数は1日に何歩?

⚫︎気軽にできる健康法“ウォーキング”
 健康のために日頃気を付けていることは?街の人に聞くと「糖質制限。ご飯は1日3食のうち1食だけ」と食事を気にする女性や、「朝、体操しています」とラジオ体操を続けている男性。また「腕立て伏せや腹筋」と肉体を鍛えている男性など人それぞれだ。

 中でも“手軽にできる”こととして「歩く」と答える人が多かった。「血圧を低くするということで、歩くことを心がけている」(60代男性)、「ウォーキングです」(70代男性)、「普段は近所で3000歩か、4000歩、歩いている」(60代男性)と、ウォーキングに注目が集まっているようだ。

 福岡市民の憩いの場、大濠公園は、池の畔は約2キロの周回コースになっている。猛暑の中、この日も歩く人たちの姿が多く見られた。

⚫︎1日に歩く目安は何歩?
 1日にどれくらい歩いているのか?ウォーキング中の人にたずねると「1万歩いかないくらい。体の調子が良くなりました」と話す男性や「7~8キロ(=約1万歩)。健康のため」と話す男性。「一応、目標は1万5000歩。それくらいが一番健康にいいと聞いたので。暑いですけど」(男性)と、健康のために「1日1万歩」を目安に歩いている人が多い。

 一方、福岡市の繁華街、天神。街を行き交うビジネスマンや買い物をしている人は「2万歩くらい。普通に散歩するみたいな感じで歩いています」(男性)、「3時間は歩く。いろいろ見ながら動けるときに動こうかなと」(女性)と通勤やショッピングなど、日常生活の中に「歩くこと」を意識して取り入れている人が多い。

 厚生労働省が発表した日本人の平均寿命は、女性が87.14歳、男性が81.09歳(2024年7月現在)。

 世界の平均寿命ランキングを見ると、男性は5位、女性は39年連続で1位と、世界有数の長寿国となっている。

⚫︎研究チームの答えは「1日9000歩」
 長寿を目指して、一体、1日どれくらい歩けば健康維持に効果があるのか?また、歩けば歩くほど体にいいのか?そんな疑問について京都府立医科大などのチームが新たな研究結果を発表した。
 京都府立医科大学の西真宏助教は「これまで、多く歩けば歩くほどいいという風潮があったが、9000歩を超えても効果は一定になる」と意外とも思える結果を発表。
 研究チームがたどり着いた答えは「1日9000歩」なのだ。

 研究チームは、成人男女、約5000人分のデータを抽出して解析。
その結果、1日9000歩までは歩数が増えるにつれて効果が明確に高まったものの、9000歩を超えるとほとんど差が出なかったという。

 西助教は「これまで歩けば歩くほどいいと言われていたが、目標が明確になったことで、ウォーキングにこれから取り組もうという方は、明確な目標がある方が運動に取り込みやすいのかなと思いますし、そういう意味では目標値を提唱できたのはよかった」と話す。

 厚生労働省によれば、1000歩の歩行距離は600~700mに相当する。
1万歩には6~7km程度の歩行が必要になる。
また歩行時間については1000歩で約10分かかるため、1万歩を歩くには100分=1時間40分歩く必要があるという。

誰もが気になる健康寿命。延ばすためには「1日9000歩」。意識してみてはいかが?

(テレビ西日本)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

🚶…双子塚古墳…黄檗百均…Alp 240827

2024-08-27 19:01:00 | 🚶 歩く
今日も不安定そうな天気で,ベランダの日除け変更を昨日に続き暑い中…そして百均ついでの遠回り 🍱ついでで飲料

🚶…右岸堤防道…隠元橋↕︎…隠元禅士碑前…許波多神社西側水田…岡谷小西&北外周沿…双子塚古墳👀…京阪沿大林…京阪踏切…旧奈良街道…JR踏切:宇治小前…京都宇治線…黄檗百均🛒…JR&京阪踏切…京大北東端…旧奈良街道…Alp🛒🍱🥤…右岸堤防道…>
🚶10226歩

🌤️:隠元橋34℃,風やや強く心地よく,雲多く結構陽射し雲隠れする。
 しかし昨日同様,雲多く多様な形で見飽きない

許波多神社西の水田が宅地化?
双子塚古墳は緑一杯の静寂空間で落ち着く
百均:つい色々小物を!



双子塚古墳



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

京都人が見つけた滋賀の隠れた魅力 - 音と水に癒される旅 2024/08

2024-08-27 11:46:45 | 🚇 旅選定の参考

京都人が見つけた滋賀の隠れた魅力 - 音と水に癒される旅
 no+e  より 240827  小松正史


 京都に住んでいる小松は、意外と近場の魅力に気づいていないものです。
そんな中、ふと思い立って滋賀県へ足を運んでみました。
琵琶湖のミシガンクルーズと石山寺。どちらも有名な観光地ですが、実際に訪れてみると、想像以上の魅力が待っていたのです。特に印象的だったのは、両所で体験できる独特の「音」の世界。この 予期せぬ音の発見が、日常から少し離れた視点を与えてくれました。

 京都に住む人間には、ある傾向があります。それは、あまり他府県に足を運ばないということです。これは決して「意固地な京都人」という意味ではありません。
 単に、京都の中心部、特に田の字地区に住んでいると、半径100メートルか200メートル以内に必要なものがほとんど揃っているのです。スーパー、銀行、本屋、商店街。すべてが徒歩10分圏内にある生活は、確かに便利です。

 しかし、この便利さゆえに、京都に住む人は日常生活の中で「違和感」や「メタ認知」、つまり少し離れた視点で物事を見る機会を逃しているのではないでしょうか。そう考えた私は、最近意識的に他府県へ足を運ぶようにしています。

🛳 琵琶湖を舞台にしたアメリカンドリーム 🛳
 5月の初頭の話しになりますが、滋賀県へ向かいました。目的地は二つ。琵琶湖のミシガンクルーズと石山寺です。どちらも有名な観光地ですが、実際に足を運んでみると、その良さが身に染みてわかりました。

 まずは、琵琶湖のミシガンクルーズです。大津の浜大津から出航する60分ほどのクルーズで、琵琶湖南湖をぐるりと一周します。驚いたのは、京都市内からのアクセスの良さです。地下鉄東西線に乗れば、乗り換えなしで京都の中心地から浜大津まで30分ほどで到着します。浜大津駅から港までは徒歩2〜3分。この手軽さは、意外と知られていないかもしれません。

 ミシガンクルーズは今年(2024年)で40周年だそうです。アメリカのミシガン州と滋賀県大津市が姉妹都市提携を結んだことがきっかけで始まったこのクルーズ。琵琶湖に全く縁のない「アメリカ」という文化を持ち込み、日本風にアレンジした新しい観光スタイルを作り出したのです。
 大津港に停留中のミシガン
乗船時、アメリカンな衣装を着たクルーメンバー3人が、高いテンションで出迎えてくれました。朝9時40分という時間帯にも関わらず、その元気さには驚かされます。

⚫︎静寂の中で見える景色
 クルーズが始まると、琵琶湖の静けさに包まれます。船の揺れはほとんどなく、後部のプロペラの動きも非常に静かです。私は丹後半島で育ったため、船のディーゼルエンジンの音には慣れているつもりでした。しかし、こんなに静かな船上は初めての経験でした。

 穏やかな湖面を進みながら、近くには大津の街並み、遠くには比叡山や比良山、そして琵琶湖大橋が見えてきます。この遠近感が織りなす風景は、何とも言えない魅力がありました。
 クルーズの途中、琵琶湖プリンスホテル付近で一旦停泊し、その後帰港するという、片道30分ほどの往復コースです。この時間、琵琶湖に包まれる感覚が強く、静けさの中で自分の立ち位置を客観的に見つめ直すことができました。
 個人的に最も気に入ったのは、4階デッキにある望遠鏡です。高倍率のレンズを通して、遠くの電車や比叡山の展望台まで見ることができました。遠くを眺めるのが好きな私にとって、この望遠鏡は独占的な楽しみでした。


🛕水音に包まれる石山寺
 次に訪れたのは石山寺です。この季節ならではの豊かな緑に囲まれ、さらに驚いたのは至る所で聞こえる水の流れる音でした。

 石山寺境内の滝音
寺の中腹や山の側面にぽつぽつと建物が立ち、それらをゆっくりと登っていく途中、あちこちで流水の音が聞こえてきます。この水音に包まれる感覚は、京都の喧騒とは全く異なる雰囲気を醸し出していました。

 石山寺が「音風景」、特に水音に包まれる場所だとは思っていませんでした。しかし、実際に訪れてみると、何とも言えない穏やかな空間が広がっていたのです。遠くの音、鳥の声、葉のすれ合う音、そして至る所で聞こえる水音。さらには滝もあり、カエルの鳴き声も加わります。

 この水音が続く環境は、不思議と心に安定感と安心感をもたらします。そして、クリエイティブな思考を刺激するのです。「こんな世界観を作りたい」「こんな音楽のフレーズが浮かんだ」など、創造的なアイデアが次々と湧いてきました。

 ここで初めて、紫式部をはじめとする多くの作家たちが、なぜこの地に滞在して作品を生み出したのか、その理由が実感として理解できました。このような「実感」は、情報やインターネットではなく、実際に足を運んで初めて得られるものなのでしょう。

🎶 音で包まれる滋賀の魅力
 今回の旅で、滋賀県には「音」で人を包み込む魅力的な場所が少なくとも2箇所あることを発見しました。ミシガンクルーズでは琵琶湖の静けさに、石山寺では豊かな水音に包まれる体験ができます。
 これらの場所には、実に40〜50ほどの「音を感じるポイント」があります。この音の魅力をもっと積極的にPRしても良いのではないでしょうか。「音でゆったりできる雰囲気」を持つ場所として、滋賀県の新たな魅力を発信できるはずです。

⚫︎石山寺中腹から琵琶湖方面を望む

 日常から少し離れた視点を得るためには、時には近場であっても新しい場所を訪れることが大切です。その土地ならではの「音」や「空気」を感じることで、思わぬ発見や気づきが得られるかもしれません。皆さんも、身近な場所の隠れた魅力を探してみてはいかがでしょうか。きっと、新鮮な体験が待っているはずです。

🔸書籍【Amazon】
https://amzn.to/3H3a864

🔸音楽【Spotify】
https://open.spotify.com/intl-ja/artist/6EeYq4J3QdKusSaCarhC80?si=btsjwTi-TK-ecDKMc6muWQ

🔸音楽【CD&楽譜】
https://nekomatsu.shopselect.net

🔸動画【YouTube】
https://www.youtube.com/channel/UCzy0noHLCgUe-xLnn0ig3Cg

🔸お仕事依頼&質問フォーム
http://www.nekomatsu.net/contact/
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

トイレ撤去で信頼失墜? JRの“切り捨て体質”が招く鉄道危機、利用者軽視が招くトイレ行列の実態とは? 202408

2024-08-27 11:34:00 | ¿ はて?さて?びっくり!

トイレ撤去で信頼失墜? JRの“切り捨て体質”が招く鉄道危機、利用者軽視が招くトイレ行列の実態とは?
  MerkMal より 240827  上岡直見(交通専門家)


鉄道とトイレ 駅のトイレ

 ふだん健康な人でも電車の乗車中にトイレに行きたくなり困った経験が何回かはあるだろう。
 新幹線や特急では車内にトイレがあるが待ち行列ができていることも少なくない。汚さないように使おうという意識はあっても揺れるのでうまくゆかないこともある。

 これが満員の通勤電車となるとさらに深刻だ。早く駅に着いてトイレに直行したいと焦るときに限って
「非常ボタンが押されました」などと電車が止まったりする。
ようやく駅に着いてトイレに向かうとそこでまた行列ということもよくある。

⚫︎進化する列車トイレ技術  清水洽『列車トイレの世界』(丸善出版)
 ところで日本の鉄道は世界的に「安全・正確」で評価が高いが、列車トイレ自体は世界最優秀といえる。
 かつての列車トイレと洗面所は、「開放式」すなわち排せつ物や洗浄水を排水管からそのまま線路に放流する方式で「黄害」と指摘されていた。
昭和の世代なら
「駅に停車中は使用しないでください」
「北陸トンネル内では使用しないでください」
などの表示を記憶しているかもしれない。
 海外の先進国でも「開放式」がほとんどだった。しかしその後に技術的な改良が重ねられ、2000年代初頭までに日本の列車トイレはJR・民鉄を通じてローカル線の隅々までも
「閉鎖式」
すなわち外部に放流せず車両基地で集中処理する方式に移行したことは世界的にも高く評価される。
 こうした経緯が清水洽氏の『列車トイレの世界』(丸善出版)という本にまとめられているが、関係者だけでなく一般の人向けの本になるくらい重要なテーマであるともいえる。

⚫︎「所便」の時代
  (JR西日本のローカル線で見かけたトイレ。筆者撮影(画像:上岡直見)
 今では年配者でも「トイレ」と呼ぶ人がほとんどだが、昭和の時代には、おそらく戦災を受けなかったローカル線の駅などに、ホームに昔のままの右から左に読む
「所便」
という青札が残っていたのを見かけた。しかし当時の駅のトイレの状態は劣悪で、水洗が普及していなかったこともあって、臭気や汚れなどの衛生面はもとより、落書きが多く見るに堪えない状態だった。個人情報を示して誹謗(ひぼう)中傷する落書きさえあった。

 現在のネット上の下品な書き込みは「トイレの落書き」と称されるが、トイレが昔よりはきれいになった一方で
「落書きがネットに移行しただけ」
なのだろうか。いささか興味本位になるが、写真はJR西日本のローカル線で見かけたトイレである。こうなるとむしろ
「遺構」
 の範囲かもしれない。
鉄道が主要な交通手段であった時代には多くの人の役に立っていたのだろう。

 一方で使い方の面で、今では全国どこでも鉄道に限らずトイレの「一列並び」が定着しているが、過渡期には摩擦もあった。一列並びを理解せず無視する人があり、注意しても「何をわけのわからないことをいってるんだ」と話が通じないこともあった。

⚫︎駅トイレの重要性
 いずれにしても鉄道やバスなど公共交通を利用するときに、切実な問題のひとつは「トイレ」ではないだろうか。ことに高齢者や障がい者の公共交通の利用にあたって

「トイレの不安」
は大きい。高齢者が外出するときに「トイレが心配」というのを聞いて、筆者(上岡直見、交通専門家)も若いころには「そんなものか」という程度の感覚しかなかったが、今となってみると実感できる。

「鉄道ローカル線のバス転換」
 に対する不安のひとつとして、あまり表立って語られることはないが「トイレ」の問題は無視できない。バス転換をめぐるアンケートなどではその指摘を見かけることがある。
 自宅にいるのとは違って外出時には何かと不便や面倒が生じるのは仕方がないとしても、曲がりなりにも待合室とトイレがある鉄道の駅に比べて、バス転換でポール一本の吹きさらしの停留所になってしまうことに対する不安は大きい。
 また実際にバス転換されるとますます乗客が減ってしまう要因のひとつにもなる。

「郷愁でローカル線は残せない」

などと建前論で語る論者がいるが、「郷愁」とひとくくりにされる概念のなかにはそういう切実な要因が含まれていることも知るべきだ。

⚫︎地域と駅トイレ
『運輸と経済 2021年9月号』(交通経済研究所)
 福井県を走る第三セクターの「えちぜん鉄道」元常務の伊東尋志氏が、専門誌の対談で
「定期券をお持ちの方はお客様の中で一番大事にしないといけません」
「福井駅が高架化される前、古い駅設備でとても申し訳なかったのは、やはりトイレなんです」
「新しい駅のトイレは明るさや広さはじめいろいろな要素を含めて気合を入れてつくりまして」
と語っている(『運輸と経済』2021年9月号)。
 そうした取りくみの積み重ねにより同社は利用者からの支持を集め、新型コロナの緊急事態宣言下で、しかも典型的な「クルマ社会」の福井県でありながら、定期客ではほぼ例年なみを維持という成果を残している。

 他の第三セクター事業者でもトイレの整備に力を入れた例がいくつか報告されている。ローカル線の駅でもバリアフリー仕様のトイレが作られ、洗浄式便座まで設置されている例も見かけるようになり、旅行者としても大変ありがたい。
 ただしこれらの多くは鉄道事業者に代わって沿線の自治体が設置・管理する施設であり、駅の環境を維持したいのなら沿線の自治体が費用を負担すべきというのはひとつの考え方であろう。
 ただ苦言すれば設置しただけで管理が無頓着な例もある。筆者が経験したJR東日本の東北地域の無人駅で、駅前にせっかく自治体が整備したトイレがあるのに施錠されていて、誰が管理しているのか
「連絡先も不明」
で使えなかったことがある。

 ⚫︎JRの駅トイレ  JR東日本の某駅
 前述のえちぜん鉄道とは対照的に、JR各社では駅の待合室やトイレを撤去する例が相次いでいる。写真はJR東日本の某駅であるが、有名観光地で新幹線が止まる駅でさえこの状態である。
 この駅では改札外にも利用可能な施設があるのでさほど実害はない。しかしこうした“切り捨て”の積み重ねがいずれ信頼を損なってゆくのではないか。その一方で、同じくJR東日本の駅で男性トイレ内の便器前に、
「トイレの利用とは無関係の商業広告」
が貼られていたことがあった。いや応なしに目に入る位置を利用したつもりだろうが、いささか節度を欠いているのではないか。

⚫︎女性トイレ増設の必要性
JR東海の新幹線駅の女性トイレの状況。
 また写真はJR東海の新幹線駅の女性トイレの状況で、盆休・年末年始の時期に限らず常にこの状態である。
 これだけ「行列」ができているということは需要に対して供給が足りないのではないのか。需要が多いからといって無制限に設備を用意することはできないとしても、いつまでも乗客の
「がまん」
に依存にするのではなく緩和の努力が必要ではないか。なお付け加えると、女性トイレの数は「男性の3倍必要」といわれている。
 これは駅というよりも災害時の避難所などで深刻な問題となっており、本稿のメインテーマではないが重要な課題である。

⚫︎巨額投資の裏で忘れられる日常ニーズ
 こうした問題を指摘すると
「設置や維持管理の費用を誰が出すのだ」という反論を受けるだろう。
 しかしJR東海は巨額の費用を投じてリニア新幹線を建設している。当初は5兆5000億円と算定されていた事業費はすでに
「7兆円」(27%増)
に膨張している。しかもJR東海の自主事業と称していたのに「財政投融資」として
「3兆円」
の公費が投入されている。これに比べたら、日常の利用者の切実なニーズである「トイレ」の問題を緩和する程度の費用を惜しむことはなかろう。

⚫︎観光重視の裏で無視される鉄道の基本 
 また他のJR会社ではこうした巨大事業はないものの、ひとりあたり最低でも数十万円の参加料金が設定されたクルーズトレインを運行している。これらは車窓の景観を売り物にしているが、景色がよいことは
「赤字ローカル線とほぼ同義」
である。待合室もトイレ一方も撤去された地域の駅を走り過ぎるクルーズトレインにはむしろむなしさを感じる。
 前述の第三セクターの事例で示したように“日常の利用者”こそ大切にしなければ信頼を失う。
 実は鉄道事業者にとって、クルーズトレインに何回か乗ってもらうよりも、平均的な勤め人が通勤、出張、そのほか日常の移動で鉄道を使い続けてもらうほうがトータルではるかに収入が多くなる。そんな“お客さま”に対してトイレくらいは十分に提供してほしいものだ。




💋全くその通り、綺麗事とトイレは鼎の軽重が違う。生存権の要。
  目先の利益優先、株主優先的経営はいずれ経営の根幹を腐らせる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「認知症に効く」すごい脳トレを発見…!何歳からでも始めたいワケ

2024-08-27 11:04:00 | 生活編

なんと”たった一言”で「認知症に効く」すごい脳トレを発見…!何歳からでも始めたいワケ
  現代ビジネス より 240827 川島 隆太(医学博士,東北大学加齢医学研究所教授)


「会話の中で言葉に詰まる」
「名前が出てこない」
自分自身の実感、あるいは身の回りにいる人の中でそんな経験を見聞きしたことはないでしょうか? なかなか言葉が出てこないのは、「脳の情報処理能力の低下が原因」と指摘するのは脳トレ博士として知られる川島隆太・東北大学教授。

 川島教授は、脳の働きを鍛える手段の一つが「早口ことば」だと言います。
なぜそんな効用が見込めるのでしょうか?
 川島教授と早口ことば芸人・作家の大島隆太さんの共著による『とっさに言葉が出てこない人のための脳に効く早口ことば』(サンマーク出版)より一部抜粋、再構成してお届けします。

⚫︎「早口ことば」で脳を鍛えられる
 30代男性編集者から聞いた話です。実家へ久々に帰省して60代のお母さんとお会いしたら「なんだか口数が減っていた」。おしゃべり好きなはずのお母さんが以前より無口になり、彼が理由を聞いたら「最近、なんだか言葉が出てこなくて、おしゃべりする気にもならなくて……」。

 これは脳の情報処理能力の低下が原因です。いわゆる、「頭の回転力」ってやつですね。

 加齢は原因の一つです。脳の働きは20歳ごろをピークに徐々に下降線をたどります。
ただし、脳のすごいところは何歳からでも鍛えられることです。
 そして、頭の回転力を簡単に鍛える最良の手段の一つが「早口ことば」です。
「早口ことば」って脳にとって最高のごほうびなんです。

試しに次の「早口ことば」を言ってみてください。

 堂々登場!(どうどうとうじょう)

 相当好評!(そうとうこうひょう)

 脳の構造上(のうのこうぞうじょう)

 脳の向上(のうのこうじょう)

 そのものの本

⚫︎脳が活発に働く
 どうですか? なんだか脳が活発に動いている感じがしませんか?
それは「早口ことば」などの簡単な文章を声に出して早く読むと脳が活発に働くからなんです。
「早口ことば」を速く読む努力をしているときは、通常の速度で声を出して読んでいるときに比べ、前頭前野(思考や感情の制御や記憶の生成に係る)や側頭連合野(記憶の保持に係る)などが強く活性化します。

⚫︎楽しく鍛えて楽しく続ける
 脳のすごいところは鍛えた分、ちゃんと答えてくれること。
記憶力、滑舌の向上に効果があり、認知機能の数値が上がることも期待できます。
 そしてここがポイントですが、脳を鍛えようと思ったら、継続することが大切です。
筋トレと同じで続けないと効果がない。

『とっさに言葉が出てこない人のための脳に効く早口ことば』では、早口ことば芸人の大谷隆太さんが考案した、ユニークな早口ことばを難易度4段階で63個集めています。

もう1つ具体例をご紹介しましょう。難易度は2です。

 知事に直々にひじき(ちじにじきじきにひじき)

人間は誰しも三日坊主になりがちですが、こうしたユニークな「早口ことば」なら簡単に続けられます。
 なぜかというと、それはずばり楽しいから。
人間は怠け者な一面があるから面白くないと続きません。
楽しいと続けようと思う。
続けると脳が鍛えられる。
鍛えられると、また楽しくなる。
まさに好循環なのです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする