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【未来予想図解】働き方が変わる!?凸版印刷の開発したイヤホン型脳波デバイス「b-tone」  202110

2021-10-11 00:53:00 | 気になる モノ・コト

【未来予想図解】働き方が変わる!?凸版印刷の開発したイヤホン型脳波デバイス「b-tone」
  @DIME  より 211011


 凸版印刷は超小型・超軽量のイヤホン型脳波デバイス「b-tone®(ビートーン)」の販売を開始した。コロナ禍で多様化した働き方に対応し、さらによりよい環境をつくるための新規事業だ。

「b-tone®」は脳波、心拍、三軸加速度を計測できる。イヤホン型でスピーカーやマイクの機能も搭載し、日常使いできるのがポイント。

 コロナ禍で働く環境が大きく変わり、自宅やカフェでのリモートワークに移行した人は少なくない。自由に働ける環境は快適ではあるが、難しさもともなう。かえって労働時間が増えてしまった人も多いのではないだろうか。

「b-tone®」で想定したデータはクラウドで解析され、アプリやブラウザから閲覧が可能。作業場所や休憩など行動と紐付けて、脳波の動きを確認できる。自分の特徴やクセが一目瞭然だ。

 脳波を見える化することで、働く環境を多様なスタイルに最適化するのが、同社の描くビジョンだ。空調、香り、照明などを、オフィスのように一律ではなく、個人の嗜好や体質に合わせられれば、業務効率を上げられる。

 日本の課題である生産性が向上し、個人の生活も豊かになる。さまざまな事業者との協業によって、幅広い脳波データの活用を見込んでいる。

●プレスリリース 凸版印刷、イヤホン型脳波デバイス「b-tone®」の販売開始

取材・文/ソルバ! 人や企業の課題解決ストーリーを図解、インフォグラフィックで、わかりやすく伝えるプロジェクト。ビジネスの大小に関わらず、仕事脳を刺激するビジネスアイデアをお届けします。 
https://solver-story.com/

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■ 背景
 近年、企業における働き方改革や健康経営に対する気運の高まりを受け、従業員の生産性向上に関する取り組みが活発化しています。
 また、教育領域においても、学ぶ手法・環境の多様化に伴い、生徒の学習をより効率化する手法の開発が求められています。
 さらにコロナ禍において、働く場や学ぶ場、時間の多様性が増したことにより、パフォーマンスの維持・管理はより困難となり、これらの課題解決の必要性が高まってきています。

 凸版印刷ではこれらの働き方や学び方の課題に対して、映像や香りなどの環境ソリューションと、心拍や脳波などのセンシングによる効果測定を連携し、人の生産性や学習効率の向上に寄与するパフォーマンス向上ソリューションを提供しています。

 これらのラインアップの一つとして、使用するシーンを選ばずに集中やリラックス状態を可視化し、パフォーマンスの向上を支援するイヤホン型脳波デバイス「b-tone®」を2021年2月にSOSO H&C社(本社:韓国、CEO:Dongbin Min)と共同開発。展示会への参考出展などを通じたマーケティングの実施を経て、このたび本格的に販売を開始します。凸版印刷は今後、日本国内における販売に加えて、「b-tone®」で取得されるデータを活用した様々なソリューションを開発・提供していきます。

■ 「b-tone®」の特長
・圧倒的に簡便な「集中力可視化UX」
 「b-tone®」は、専用アプリを搭載したスマートフォン端末と連携し、いつでもどこでも測定が可能です。計測したデータはクラウド管理され、ブラウザベースの管理画面では権限に応じて測定データの閲覧・出力ができます。また管理画面からはデバイスから取得した生理指標の未加工データもダウンロードする事ができ、取得したデータの再加工・再分析も可能です。
<展開例>
〇学習塾/公教育
・遠隔授業で生徒の様子を可視化
・集中データの蓄積による授業やコンテンツ評価
〇オフィス
・自分にとって最適な働き方の分析
・集中データの蓄積によるチームやオフィスレイアウト評価
・姿勢/心拍の可視化による健康管理
〇スポーツ/e-スポーツ
・「ベストパフォーマンス状態」の可視化により、再現性向上
・集中リズムの可視化によるトレーニング効率向上
〇瞑想/マインドフルネス
・「瞑想状態」の可視化により再現性向上

・小型かつ多機能な計測デバイス
 従来の脳波デバイスは、頭部全体や額からの脳波を計測するヘルメット型やヘッドバンド型などが多く、装着負荷が高いという課題がありました。これに対し「b-tone®」は側頭部からの脳波計測機構を特徴とした世界最小・最軽量クラスのイヤホン型で、長時間の装着と測定を可能にします。また脳波の測定に加え、心拍・加速度の測定機能を持ち、活動量や姿勢等の情報の取得も可能です。

<デバイスの取得指標と推定可能項目>
取得指標:脳波・心拍・3軸加速度
推定可能項目(将来的な構想も含む):
・脳波から:集中・ストレス・リラックス
・心拍から:集中・心拍数・活動量
・3軸加速度から:集中・運動量・首の動き

・イヤホンとして利用しながら測定が可能
 「b-tone®」は測定デバイスとしてだけでなく、イヤホンとしても利用可能です。そのためe-ラーニングやテレビ会議などに参加しながら自然な測定を行うことが可能です。

■ 価格
・「b-tone®」パッケージ一式: 8万円 (「b-tone®」端末1台・専用アプリインストール済みスマートフォン1台・その他付属品)
・システムランニング費:月額8,000円

■ 今後の展開
 凸版印刷は、「b-tone®」を拡販し、本製品を活用した各種ソリューションをオフィス・学習領域を中心に提供していきます。さらには「b-tone®」をはじめとした各種パフォーマンス向上ソリューションを推進することで企業の働き方改革や健康経営に貢献し、2025年度までに関連受注含めて、累計約10億円の売上を目指します。

※ 「Your Space®」
 凸版印刷が2020年6月26日より、全国のシェアオフィス、会議室、休憩室などに向けて提供・販売を開始した、映像・音声・香り・照明の機器を連動させたサービスです。
https://www.toppan.co.jp/news/2020/06/newsrelease200626_2.html


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