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まばたきで老眼の改善と緑内障の予防に。1回1秒の「完全まばたき」がすごい! 202306

2023-06-17 01:24:00 | 健康関連

まばたきで老眼の改善と緑内障の予防に。1回1秒の「完全まばたき」がすごい!
 毎日が発見ネット より 230617


 通常、1分間に15~20回行うとされるまばたき。これを意識的に行うことが、視力の改善につながることが分かってきました。
 おおたけ眼科・院長の綾木雅彦(あやき・まさひこ)先生に、老眼の改善・緑内障の予防につながる「完全まばたき」について教えてもらいました。

⚫︎「完全まばたき」のやり方
(1)上まぶたを、下まぶたに着地させるようなイメージで目をつぶり、0.5~1秒ほどキープ。くっついたことを意識しながら行って。(0.5~1秒)
 NG 力まない
「完全まばたき」をする際は、目のまわりにシワができるほど力まないのがコツ。

(2)閉じた目をしっかり開く。この「完全まばたき」を意識して行い、クセ付けしていきましょう。涙液の交換が進み、新鮮な涙で目を覆うことができるようになります。

⚫︎「完全まばたき」はココがすごい
●質の高い涙で目の表面がうるおうので、老眼の進行を遅らせることにつながる。
●ドライアイが改善し、ピントを微調節する力がよみがえる。
●眼圧が低下し、眼痛の改善や緑内障の予防につながる。目がうるおいを取り戻すことで、眼痛や頭痛、睡眠障害などが改善されることも。

⚫︎いつものまばたきを深くゆっくり行うだけ
 テレビやスマホが普及した現代社会では何かと目を酷使することが増えました。

 豪州の視覚研究所では「2050年までに世界人口の半数が近視になる」と予測しています。
近視をそのまま放っておくと、いつしか怖い眼病にかかってしまう恐れも。

「近視が進行すると、緑内障や白内障、網膜剥離など、失明リスクの高い眼病にかかる確率が5倍以上に高まります」と、おおたけ眼科の綾木雅彦先生。

「こうしたリスクを回避し目の諸症状を改善するために、普段のまばたきを『完全まばたき』に変えましょう。涙で角膜をうるおし整えていくことで、視力回復や目の不調の予防、また、老眼の改善等が期待できます。やり方は、いつものまばたきを深くゆっくり、意識しながら行うだけ。いますぐ簡単にできる『完全まばたき』を習慣化し、目と視力を守っていきましょう」

⚫︎もっと効果を上げるなら!
口もとの動きをプラス
「い・まばたき」
「顔の表面の筋肉が動くと、涙の量を増やすことができます」と綾木先生。ドライアイが気になる方や効果を高めたいときは「い・まばたき」を行いましょう。

▶︎やり方
「あいうえお」の「い」を発音するときの口の形を保ったまま、「完全まばたき」を行います。

これもおすすめ
眼精疲労に効く「目ほぐし」
↑↓交互に20回
  やり方と効果
 利き手の人さし指を目から約30cmのところに置いて指先を1~2秒見たら、続いて6m以上遠くを1~2秒見る。これを交互に20回繰り返す。
「毛様体筋を伸び縮みさせる『目ほぐし』は、目の疲れを改善するとともに、老眼の進みを遅くする効果が。慢性的な頭痛や肩こりの解消にもつながります」(綾木先生)

【まとめ読み】「今月のメモ」記事リスト
取材・文/和栗 恵 撮影/齋藤ジン モデル/白鳥 友

<教えてくれた人>
おおたけ眼科・院長綾木雅彦(あやき・まさひこ)先生
医学博士・慶應義塾大学医学部眼科学教室特任准教授。ブルーライト研究の第一人者としても知られ、視力を守る啓蒙活動にも力を入れている。

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