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🏥 低コストでiPS細胞を患者に提供「マイ iPSプロジェクト施設」が大阪・中之島の未来医療国際拠点に設置  202107

2021-07-08 20:06:00 | 健康関連

低コストでiPS細胞を患者に提供「マイ iPSプロジェクト施設」が大阪・中之島の未来医療国際拠点に設置
   TIS(ティーズ)編集部   より  210708

 京都大学 iPS細胞研究財団(京都市左京区)は、2024年春オープンを目指す「未来医療国際拠点」(大阪市北区中之島4丁目)に、2025年からの細胞提供開始を目指す「マイiPSプロジェクト」の拠点施設を置くと発表しました。

 大阪府によりますと、中之島未来医療国際拠点の2024年春のオープンをめざしており、同拠点では、再生医療をベースに、ゲノム医療や人工知能(AI)、IoTの活用等、今後の医療技術の進歩に即応した最先端の「未来医療」の産業化を推進することをコンセプトとしています。

 iPS財団は、品質を担保した人工多能性幹細胞(iPS細胞:induced pluripotent stem cell)の製造や品質評価などの技術を産業界へ「橋渡し」し、実用化することを目的に、京都大学iPS細胞研究所から一部の機能を分離して、2020年4月に発足しました。

「my(マイ) iPSプロジェクト」は、患者さん自身の血液から作られた最適なiPS細胞を利用した医療を、多くの方が受けることができるように、低コストでiPS細胞を提供する技術開発を進めています。

iPS財団は次のように伝えています。

 iPS財団では、拒絶反応の起きにくいドナー(HLAホモを接合体に持つ方)の血液からのiPS細胞の製造・評価・提供、また分化細胞の受託製造や品質評価試験の受託など、iPS細胞の実用化に関する様々な事業を行っています。
 拒絶反応の起きにくいドナーの血液から作製したiPS細胞は、日本人の約40%の方のHLA型をカバーしています。
 また、残り60%の日本人および世界の大半をカバーするため、HLAにゲノム編集を施したiPS細胞ストックの準備も進めており、2022年ごろの提供開始を目指しています。

 免疫拒絶を抑制する最善の方法は、患者さん自身の血液からiPS細胞を作製し、自身の治療に適した細胞に分化させて移植する方法です。財団ではこれを「my(マイ) iPSプロジェクト」と呼び、開発に向けて準備を進めています。

 開発には十分に作業ができるスペースや機器を設置する場所が必要となるため、「未来医療国際拠点」に拠点施設を置くことを決定したとのことです。



施設概要
所在地 :大阪市北区中之島4丁目32-12内
アクセス:
・京阪中之島線「中之島」駅、「渡辺橋」駅 徒歩5分
・地下鉄四つ橋線「肥後橋」駅 徒歩10 分
・JR大阪環状線「福島」駅、東西線「新福島」駅徒歩10分
敷地面積 :8,600 m2
延床面積 :約57,000 m2
構造・規模:S造(鉄骨造)・地上17階建


iPS細胞とは?
 体細胞に特定因子(初期化因子)を導入することにより樹立される、ES細胞に類似した多能性幹細胞。山中教授グループの研究により、世界で初めて2006年にマウス体細胞を、2007年にヒト体細胞を用いて樹立に成功したと報告されました。

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