神は愛 白髪は美の冠 白髪は輝く冠 

聖書の音信、日々のニュース関連を書いています。

奥多摩ロープウェイ

2017年01月07日 | 日記

「奥多摩湖ロープウェイ」

小河内観光開発株式会社は、東京都西多摩郡奥多摩町にある奥多摩湖を
横断する奥多摩湖ロープウェイを運行していた索道事業者である。
2006年(平成18年)度鉄道要覧によると、現在の会社名は奥多摩湖観光株式会社となっているが、
経営実態は不明。2007年(平成19年)度鉄道要覧には、この索道の記載は無い。

沿革

奥多摩湖上遊覧、登山客の利便等を目的とし、1962年(昭和37年)1月に営業運転を開始。
折りしも高度経済成長期、1964年東京オリンピックの開催を控え希望に満ちた時代でもあり、
営業当初は主に関東方面から多くの観光客を集めたものの、数年後に湖上横断の橋梁が敷設されると
自動車やバスで簡単に対岸まで通行が可能になり、乗客が激減。元々高低差がわずか0.6mほど
の平坦な索道で風景も変化に乏しく、距離も600m程度の短距離でもあり次第に陳腐化し、
1966年(昭和41年)12月1日に「冬季休業」という名目でそのまま運行を一時停止。営業不振の理由により、
1975年(昭和50年)3月に正式に運行休止申請が出されている。運行当時の輸送実績等は不明である。

現在でも施設やゴンドラは手続き上、運行再開を念頭に置いて放置されているが、2014年(平成26年)時点
で既に1962年の開業から52年を経過し施設は使用に耐えない状態で荒廃しており、事実上放棄されている。
老朽化による鋼索の切断や鉄塔の倒壊などの危険性が指摘され、過去に地元自治体である奥多摩町と東京都など
で撤去について検討が行われたが、所有者である小河内観光開発の消息が不明なこと、
自治体からの支援を受けていない純粋な民営であったため、現状で著しい障害が発生していない以上所有者
の同意がないままでの強制撤去は法令上出来ないこと、仮に撤去が可能であっても事業者としては現在も登記上は存在したままであるが、
おろらくは会社を清算しないまま放置されており、現実的には消滅し、かつ経営責任者の消息
が不明になっており撤去費用の請求ができないこと(経過年数を考えると既に取締役会員は全員死亡したものと考えられる)、
費用が莫大になり地元自治体が財政負担に耐えられないことなどの問題により撤去等の措置が講じられない状況である。
現在、駅の跡地は地元の自治会の申し合わせにより、立入禁止になっている。
青梅街道沿いのドライブインから鉄塔を見ることができるのみである。

~Wikipedia~

 


放射線ホルミシス

2017年01月07日 | 日記

 

放射線ホルミシスとは、大きな量(高線量)では有害な電離放射線が小さな量(低線量)
では生物活性を刺激したり、あるいは以後の高線量照射に対しての抵抗性をもたらす適応応答を起こす仮説である。
トーマス・D・ラッキーは、電離放射線による被曝が慢性・急性のどちらの場合でも確認されている、と主張している。
ホルミシスとは、何らかの有害性を持つ要因について、有害となる量に達しない量を用いることで有益な刺激が
もたらされることであり、その要因は物理的、化学的、生物学的なもののいずれかである。
例えば紫外線は浴び過ぎれば皮膚がんの原因となり、また殺菌灯は紫外線の殺傷力によっているが、少量の紫外線は
活性ビタミンDを体内で作るために必要であり、この活性ビタミンDは血清中のカルシウム濃度を調整するものであって、
もし不足すればクル病の原因となる。
ホルミシスの語源はホルモンと同様にギリシア語のホルマオ(興奮する、の意味)である。
ホルミシスという言葉が最初に用いられたのは菌類の成長を抑制する物質が低濃度では菌類の成長を刺激すること
を表現するものとしてであり、「少量の毒は刺激作用がある」とするアルント・シュルツの法則の言い直しである。
1978年にミズーリ大学のトーマス・D・ラッキーは「電離放射線によるホルミシス」において
低線量の放射線照射は生物の成長・発育の促進、繁殖力の増進および寿命の延長という効果をもたらしうると主張して注目された。
また翌1979年春に東京で開催された国際放射線研究会議において中国では
「自然放射線の非常に高い地区に住んでいる住民の肺癌の発生率が低い」ことが発表されると、
スリーマイル島原子力発電所事故調査委員長のFabricantが興味を示し、国際調査団Citizen Ambassadorを中国に派遣して以降、
放射線ホルミシス研究が盛んになった。
 
 
概要
 
放射線ホルミシス効果とは、1980年にミズーリ大学生化学教授のトーマス・D・ラッキーが、自らは実験や研究を行っていないが、
20世紀初頭から知られていた一時的な低線量の放射線による生物の各種刺激効果を、改めて他の多くの研究者の研究原著論文
をCRC Pressから出版された本の中で紹介、整理することによって使用した言葉であり、
アメリカ保健物理学会誌1982年12月号に掲載された総説によって提唱された仮説である。
この仮説では、一時的な低線量の放射線照射は、体のさまざまな活動を活性化するとされる。
ラッキーは小論文『原爆の健康効用』を発表し、原爆は健康を促進した面があると主張している。
国際放射線防護委員会(ICRP)は、1983年より放射線ホルミシスの検討を開始しており、ICRP1990年勧告では、
「今日、ホルミシスと呼ばれるこのような影響に関するほとんどの実験データは、主として低線量における統計解析が困難なため、
結論が出ていない」「現在入手しうるホルミシスに関するデータは、放射線防護において考慮に加えるに十分でない」と述べている。
 
 
近年では、日本の電力中央研究所や放射線医学総合研究所、東京大学、京都大学、東北大学、大阪大学、広島大学、長崎大学など
の各大学で行われていたが、電力中央研究所は、2014年に「人に対する低線量放射線の影響として一般化し、
放射線リスクの評価に取り入れることは難しい」との見解を示している。
 
 
児玉龍彦は放射線ホルミシスについて、(放射線などを当てると)p38というMAPK(分裂促進因子活性化タンパク質キナーゼ)とか、
NF-κBというシグナル系の分子が動き、これは短期的には様々な効果をもたらし、それを健康にいいとか悪いとかいう議論は様々あるが、
こういう状態を長期的に続けると、慢性炎症と呼ぶ状態になり、慢性炎症は例えばガンの前提の条件になったり、
様々な病気の原因になるということがよく知られていると述べている。
野口邦和(放射線防護学)は、放射線ホルミシスが原子力発電所の立地にともなう住民説得の道具として使われていることを指摘し、
「ホルミシス現象が報告されているとおり本当に起こるのか、起こるとした場合、どういうメカニズムで起こるのか、
起こるときの線量の範囲はどのくらいか」などを研究することは、放射線生物学的に意味のある重要なことであるが、
現在までのところ、放射線ホルミシスは十分に証明され確立された現象ではなく
「放射線にまったく被曝しなかった人よりもちょっと被曝した方が発癌率が低かったり、かえって長生きする」
などと主張することは明らかな誤りであり、「無用な放射線被曝はできるだけ避ける」「避けることのできない放射線被曝は、
被曝線量をできるだけ低くする」ことが依然として放射線防護の大原則であるとしている
 
 
理論的課題と評価
 
カリフォルニア大学の生物学者レスリー・レッドパースは、「低用量時にある種の防御メカニズムを刺激するもので概念的にはワクチンに似ている」としている。
ロチェスター大学医科歯科校のバーナード・ワイスは、「高用量での測定に基づく低用量での有害性の推定は間違いのもとになる」と指摘している。
米国立環境健康科学研究所(NIEHS)のクリスチーナ・サイヤーは、エドワード・キャラブレスの主張を支えるために用いられている論理とデータの論文について評価し、その根拠の欠陥を指摘している。
ジョーン・ピータソン・マイヤーズは、「ホルミシスは欠陥のある理論」と指摘している。
疫学の専門家・医師アリス・スチュワートの調査結果は、放射線に無害な量はないことを示しており、
バックグラウンド放射線や低線量条件下において引き起こされた癌の数が放射線防護委員会によって軽視されていたことを示した。
【クリック】

~ウィキペディア~