1853年に黒い軍艦に乗って初来日して、日本を開国させ
たアメリカ海軍司令官マシュー・ぺリーが初めて接した、
当時の生きたサムライ達についての感想の言葉は、現代
の日本人には、とても感慨深いものです。
「日本人は洗練され道理をわきまえた人々である。
世界中のどこにも日本人のように気取りのない、
優雅さと威厳を備えた人々を私は見たことがない」
と、言わしめたのです。
現代では、”サムライ”と聞いて連想することは、国の内外を
問わず、刀・ハラキリ・ちょんまげ・自害・命を捨てる・・・等々
だと思います。
本当に、これがサムライの姿を現しているでしょうか?
「優雅さと威厳」を異国の人物に感じさせるには、上記の様
な表面の姿を真似ても、「優雅さと威厳」を感じさせることは
出来ません。 唯の滑稽なピエロに過ぎません。
私は、現代の日本でも、サムライ精神を感じさせる男女を
見掛けることがあります。
それは、死を期限付きで告知された末期医療を受ける患者
さんの姿にです。
死期を予告された当初は、戸惑いと絶望感が支配しますが
日を追う毎に、絶望→諦め→今、の貴重さに気付く→
生かされて来た事に気付く→潔さと安心感が心を占める。
私達は普通に生活していると、自分が必ず死ぬ事を忘れて
います。 永遠に生きて行く様な錯覚を起こし、物事や人へ
執着心を持ち、金品や物も集めようとします。 その為には
他人を傷つけることも、厭わなく成ります。
さて、あなたが来月死ぬことを告知された場合、今から金品
を集めたり増やそうとするでしょうか? その為に、他人と
争うことが出来るでしょうか?
人間は死を忘れると、執着する事が増えて、自分で生きて
いると錯覚するものです。
サムライ精神とは、何時人生が終わろうとも後悔しない様に
*一瞬一瞬を生き切り、
*物事に執着しない、清々しい心。
*生かされている感謝に気付く事により、命の永遠性を感じ
る・・・。
などなど、です。
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