最澄が日本で起こした天台宗は、浄土宗・浄土真宗・臨済
宗・曹洞宗・日蓮宗という、現代の仏教界を代表する宗派の
初代の大教祖達を生み出しています。
最澄の基本には、全ての存在には「仏性が宿る」という天台
の本覚思想があります。
全ての人間は、内在神を預かるという伊勢白山道にも通じま
す。 最澄の霊系から多くの名立たる教祖が輩出した大きな
理由は、最澄自身と教え自体にも「縛り」の強い霊的磁気が
無かった事です。
良い意味では、最澄は清い人だった事を意味しています。
その筆跡を見ても(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%
95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Shakuhai.jpg)
癖の少ない真面目な人物だと伝わって来ます。
悪い意味では、空海の様な面白さが無かったと言えます。
つまり霊的成長を個人が目指す場合、個性の強い師匠は
邪魔に成ります。 霊的成長には師弟関係が必須だと主張
する自称専門家が多いですが、これは霊的真理を理解して
いない証拠です。
師弟関係とは、弟子が師匠の霊的磁気に染まる事を意味し、
弟子が預かる内在神は隠れる事に成ります。
それでは、弟子は師匠を超える事が出来ないのです。
自分自身が師匠の色に染まる事を快感に感じ、進歩だと勘違
いしている求道者が多いです。
だから自分の師匠や教祖を崇拝する霊能者は「偽物」です。
その証拠に個性豊かな空海の下からは、メジャーな宗派を
生み出すような教祖を輩出していません。
空海が残した霊的磁気の行法では、個人には霊的個性が
強過ぎて、悟りに至る事が出来ないのです。
悟りとは、あくまでも自己の内在神との合一であり、他人は
関係ない事です。
空海には有効な行法であっても、個人には数段下の限定され
た小さい霊的世界での邂逅(かいこう)体験をするのが関の山
です。 これと即身成仏を混同しては生けません。
弟子は師匠を超える事が出来ない真理を考えると、釈尊を
師匠とする現代までの弟子は、劣化遺伝を繰り返して
二千数百年間が過ぎた事に成ります。
極端な表現ですが、まさに釈尊が予言された、未来に釈迦の
真の教えが消える末法時代が到来するとしたのは、至極当然
な事なのです。 今が末法の時代です。
各人が一人一人、自分色の宗教の教祖に成る時代が到来し
たのです。 正しく脇道に逸れずに歩む為には、自分に関わる
諸霊を癒す感謝供養と、神仏への感謝想起が歩みの道標と
成ります。 これ以外の霊的色は邪魔に成るだけです。
生かして頂いて ありがとう御座位ます
人類の 5% 運動を広めたいです。
応援して下さる方は、この3箇所をクリックして下さい。
クリックして現れるランク一覧の中から伊勢白山道を押してね。
初めての人は、左側の「真客検索システム」を利用して下さい。
読者のコメント欄には、大いなる学びが有りますので必読です。