伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

日蓮の本意 前編

2009-03-08 11:08:31 | Weblog
日蓮(にちれん)が仏典を研究した結果、法華経こそが釈尊の
意思を現し最高かつ最強の教えだと確信しました。
そして始めた事は、他宗へ問答を挑み徹底した糾弾をする事
でした。これは仏教系に対してだけに収まりませんでした。
当時の祈祷師集団や人気の有った呪詛行者にまで道場破り
の様に自ら押しかけて、法華経の信仰者に改宗する事を迫っ
たと感じます。
日蓮自身は、法華経が最高最強の教えなので負ける訳が
ないと、火の玉ボーイの如く目をクリクリさせながら挑んで
行きました。しかし、当時の神社組織だけには改宗を迫りま
せんでした。
これは系統の違いや、最初から布教を諦めていた訳では
ありません・・・。 何故、神社を見過ごしていたのか?
ここに、日蓮が秘めていた本当の目的と本意があります。

日蓮(
http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20080810
は、海辺に住む太陽信仰の漁民の家に生まれたと感じま
す。 これが日蓮の心象背景に大きな位置を占めました。
当時は仏教が社会中に大きく隆盛していました。
これに大きな違和感を感じていたのが日蓮でした。
日蓮は、スサノオの分神を宿す魂だったのです。
日蓮が思い付いた事は、仏教の世界で自分が一番に成り、
日本仏教を統一した後、信徒全員を天照太御神への信仰に
導く
大きな野望でした。
日蓮は、まず仏教を統一する教えを捜す事から始める為に、
京都の比叡山へと向かいました。
そこで数々の仏典に目を通した中で、
妙法蓮華経法華経
天照太御神が十一面観世音菩薩に化身して現されている
事実を発見しました。これを発見した時、日蓮は大きな神意を
確信して打ち震えました。

そして日蓮は、法華経を広める行動と組織を立ち上げる前に
、伊勢神宮の外宮へ参拝に行きました。
伊勢に在った天台宗常明寺に宿泊しながら、
「誓願の井戸」
で毎朝身を浄めて、伊勢神宮外宮に百日間の参拝祈願を
しました。 自分が天照太御神の慈悲を日本国土に行き渡ら
せる為に、まず法華経により仏教を統一出来る事を外宮の
神様に祈ったのでした。
仏教の新しい宗派を起こそうとする人間が、伊勢神宮で祈願
をした歴史の事実は、後世の意外な展開へと繋がります。
                          ・・・続く。
        
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コメント (317)
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