無知ゆえの罪

今まで多くの相談者を観てきましたが、相談者自身の問題
以上に意外に多いのが、有料霊能者の大きな弊害です。
中でも生霊（いきりょう）の処理方法については、霊能者の
未熟なレベルにより、霊能者が知らずに殺人を起こしている
実態があります。

昔の事ですが、奥さんを亡くした男性からの相談がありまし
た。小学生の子供二人を抱え、家事と仕事にと苦労をされて
いました。　相談内容は、妻の死因が不自然で今でも納得が
いかない事と、奥さんが成仏しているか？と言う事でした。
観ましたところ死後３年が経過していましたが、奥さんは苦し
いままの状態でした。
子供を心配する気持ちも未成仏の原因の１つでしたが、それ
が苦しんでいる原因ではありませんでした。
奥さんの霊体には、呪術的な縛りが何重にも施されていまし
た。これを観て、過去に霊能者に何かをされているなと分か
りました。　旦那さんに、過去に霊能者と接触した経験がある
でしょう？と聞いたところ、奥さんが亡くなる１年ほど前に有っ
たとの事でした。
旦那さんが仕事関係で悩み、ノイローゼに成った時に相談した
経験が有ったそうです。本も出している地域では有名な術者
でした。
相談結果は、奥さんの生霊が旦那さんに憑依していると言わ
れました。その当時、旦那さんは奥さんと頻繁に喧嘩をして
いたので、ズバリ的中したと思い驚いたそうです。
先生は、２回に分けて旦那さんを除霊しました。１回５万円と
の事でした。
旦那さんは今になり振り返ると、それ以後に奥さんが段々と
病弱に成っていったのが分かると仰っていました。
生霊は相手が生きている人間ですから、除霊と称して無暗に
術を掛ける対象ではありません。
レベルの低い霊能者は、除霊と称して何でも一緒くたの術を
掛けますし、対象により使い分けが出来ると自称する霊能者
でも呪文の種類を変更するぐらいが大半です。
霊能者自身も気付かずに、粗い攻撃的な霊的磁気を対象の
人間に投射しているのが真相です。

旦那さんは有料霊能者に相談したばかりに、金銭を出して
奥さんを亡くす不幸な現状を招いてしまいました。
世の中には、知らずに奇異に頼ったばかりに、逆に本来の
幸運を無くしている人が非常に多いです。
信仰や奇異な霊能者と縁が無く、現状の手段で努力する人の
方が幸運を掴んでいます。
生霊などは出す方も受ける方も、互いに生きて生活している
のですから、次々と発生して切が無い事です。
誰かと接触してから変な感じがすれば、
「お帰り下さい」「すみませんでした」「御免なさい」などなど
の意味の言葉を、陰で発声すれば良いのです。
大袈裟な有料先生に頼る必要はありません。

現実界で生きていれば、病気もするし色々と有るものです。
それが正しい姿です。
性・老・病・死と言う、逃れられない不自由をわざわざ体験しに
私達は生まれて来たのです。
せっかくの大冒険を無駄にしては駄目です。

生かして頂いて　ありがとう御座位ます

人類の　５％　運動を広めたいです。
　  　
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