伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

気持ちだけでも「結ぶ」ことが大切

2012-04-03 10:06:50 | 再検証シリーズ

子育ては継続します」(2011-02-20)

何時の世でも、早い時期の親子の死別ほど辛いものはないです。やはり、もっと色んなことを子供に体験させてあげたかった、共に経験したかった、という思いが残るものです。
でも、生きていれば、それはそれで学校や健康問題、交友関係、子供の先行きを心配して、子供以上に親が悩んでもいるものです。
結局、人の死とは、死んだ本人以上に周りに居る生きている人間の学びの経験の要素が強いのです。
人間とは、自分「だけ」のために生きていますと、必ず行き詰まるものです。
家族を生かしたい、従業員や縁ある人を活かしたい、と良心が思うから頑張れる要素を持つ生き物です。

では、生きがいとしていた子供を亡くしたならば、どうすれば良いのか?
自分が生きる限り子供を供養する覚悟を持てば良いです。子供の魂も永遠不滅な存在ですから、供養して行けば必ずアノ世で育ちます。
子供が亡くなっても、感謝の供養によるアノ世での子育てという、生きる限り親には供養の義務があると私は感じます。
ここで大切なのは、亡くなった子供の霊だけでは無く、子供の世話をして頂くために先祖全体への感謝の供養が大切なのです
今は薄れて来ていますが、昭和の時代には現実界と霊界の間に中幽界(ちゅうゆうかい)という次元が在りまして、その世界では近代的な病院から保育所、温泉の保養所などの、肉体を離れた魂が休息する世界がリアルに在りました。

今はしませんが私の昭和時代には、私に縁ある知人の子供が亡くなりますと、私の霊格の波動をあえて落として中幽界にアクセスをします。
そして、死んだ子供が赤子ならば、中幽界の託児所にいる先生と、赤子と縁ある先祖霊の2名を呼び出したものです。託児所の大半の先生が女性であり、日本人ならば苗字ではなく下の名前だけを自ら名乗っていました。何人も先生はいましたが、今でもサユリ先生と名乗る霊体は顔まで覚えています。
最初に先祖霊に赤子の魂を預け、先祖霊からその先生に赤子の魂を預ける意志を伝えてもらうのです。これで、赤子の身元引受人の先祖の所在と、霊体が安定するまで預かる託児所との関係が成立します。この世での親と、昼間に預かる託児所との関係と同じです。
先祖霊から赤子の魂を受け取った先生は、「ああ、こんな所にいたのね」と受け取って行かれます。
このような私の脳内の理(ことわり)の手順(これが結びの働き)を踏むだけで、何も知らない親御さんは翌日から何か心境が改善したと言ったものです。

今の平成では、このような幽界を触る行為は一切不要です。むしろ厳禁です。
先祖全体への供養をしていれば、亡くなった縁者は必ず救われて行きます。それほど、神と先祖と生きる人との間の距離感が縮小しているからです。
太古は、神界と生きる世界の2つしかなく、霊界でさえも後世に発生した次元です。(過去記事を参照http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/e/c171accc1f7a854cf668a3c4dd54fd44
今でも霊媒(れいばい)という仲介者を使う供養をする有料先生が居ますが、これは100%魔道に変わっています。アノ世の変化も知らない証拠です。

感謝を「与える」先祖供養とは、先祖霊や縁ある故人を癒し救い、自分も「与える」行為の反射を受けて「救われる」原理なのです。
神様は、自ら「感謝をする」ことで「対象を産み出す」存在です。神様は、他から感謝をされるから、与えてくれるのでは無いのです。
私たちも、見えない先祖のお陰、この世でも「陰で働く人々」のお陰で「生かされて」います。
だから、せめて感謝の気持ちぐらいはドンドン与えて行きましょう。感謝の先祖供養が継続できる人は、絶対に大丈夫です。
我良しの人は、供養も継続しないです。自分のために生きているからです。
良い気持ちは、他人にいくら配っても尽きることはなく、逆に自分が何かを「与えられ」ます。これは絶対の理です。

(感想)
見えない田んぼの神様を自宅に招き、食事とお風呂を見えない存在に対して提供する能登半島のアエノコト(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A8%E3%83%8E%E3%82%B3%E3%83%88)という、世界無形文化遺産でもある伝統行事があります。
まさに目の前に田の神様がいるようにして、家族で接待をするのです。

これの始まりには諸説あるでしょうが、最初はボケた爺ちゃんが田んぼへの感謝の気持から、自作自演して田の神様を接待していたとします。それを家族は暖かく見ておりました。
ある年に爺ちゃんが亡くなって、その翌年の収穫量が落ちたのです。家族は爺ちゃんがしていた田の神様を家に招く行為を思い出します。そして、爺ちゃんがしていたことを真似ますと、翌年の収穫量が豊作だった。
このような現実的な意味が、長く継続される伝統行事にはあるものなのです。
人間とは、本当にムダな行為ならば「継続」はしないのです。

収穫して飯が食えることへの感謝の気持ちを、見えない存在に対してカタチ・行為として表すことは、現実的な神事となり効果を持ちます。
今の肉体の次元では、カタチと行為とはやはり大切なのです。
他人から何かをプレゼントされれば、黙ったままで心中で感謝しているよりも、現実に「ありがとう」と発声したほうが良いのと同じです。
過去記事のサユリ先生の例も、赤子が成長できる環境を脳内で現実に提供するという「結び付け」を行うことで作用しました。これが理・コトワリを「踏む」という行為となります。
神社での御祓いなどの神事も、すべて見えない存在への御コトワリなのです。

私たちは先祖供養する時に、自分が知る故人ばかりを供養するものです。しかし、これではあまり意味が無いのです。
自分が実際に知る故人は、アノ世ではまだ新入生なのです。その新入生の故人をアノ世で世話する先祖への配慮が大切です。
だから最初に先祖全体への感謝の供養(線香では1・2本目)を行い、その後で特定の個人への感謝(3本目)をする流れが良いです。
供養が出来ない人は、脳内で最初に先祖全体へ感謝をして、その後に自分が知る故人へ感謝をするのが良いです。
これもコトワリ・理なのです。

普段から防災意識を持って、もしかの場合を想定した準備をしておくことも大切です。
これも事前にコトワリを踏む(経験)ことに成ります。大難を無難にします。
今日も、色んな公害が付いた花粉が飛びますから、空気と食べ物に配慮して頑張りましょう。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

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