伊勢ー白山 道

集団では無く、社会の中で心身の健康を正しく個人で目指します

無用の用

2014-05-30 10:27:24 | Weblog

番組を見ていますと、古い空き瓶ばかりを数万点も個人収集する大学の先生がインタビューされていました。そのインタビューから受けた、私のイメージ想像も含めて感想を書きたいと思います。

先生は、大学院を終えても地味な研究を続けていた二十歳半ばの頃、ふと強い虚無感に襲われていたそうです。
* 金は無い。収入もない。
* 自分は何の役にも立たない人間である。勉強ばかりして何も知らない人間。
* 自分の学問で社会貢献が出来るのかも不明であり、就職が出来るのかも怪しい自分。
* こんな自分という人間が生きていても良いのか?

このような思いにかられながら、日々の生活を虚しく繰り返していたそうです。
そういう思いの時にブラブラと道を歩いていますと、ふと1本の空き瓶が捨てられていました。
もちろん中身は「空っぽ」です。すると、その空き瓶に対して

* 何かの中身を運ぶ、という役目を終えたのだろう。
* この脱け殻が有るからこそ、役目をすることが可能だった。
* 何かの役目を終えたモノの美しさと、そして捨てられていることに潔(いさぎよ)さを感じる。
* 何かを社会にやり終えてから、感謝もされずに思いっ切り道に捨てられても、まだそこに存在している美学。

このようなことを先生が苦学生の時代に、空き瓶から感じる体験をされました。
先生は、捨てられた空き瓶と自分自身は同じだと腑に落ちたのです。
* 今の自分は、ただの空き瓶と同じだ。もう用なしだ。
* でも空き瓶は社会から捨てられても、道端に落ちて存在している。
* その内に割れるかも知れないが、空き瓶は道端で輝いている。くすんだ瓶でも存在している。
* 古い年代の空き瓶ほど、手作り感があり味があり、何かがカッコイイ。
* 今の自分も古い空き瓶のように、この生活の中で汚れてくすんだ色でも良いから、「自分なりに」輝いてみよう。ただ道端に存在してみよう

このような思いを先生は持たれて、捨てられた古い年代の空き瓶を空き地に探す生活をしながら、地味な研究生活を継続されました。
強い虚無感に包まれた先生の命を、道端の空き瓶が救ったのかも知れません。
そして今でも空き瓶を集めながら、無事に大学に勤務をされながら生活をしています。

無用な捨てられた空き瓶でも、人の命を救うということです。
日本語には、「無用の用」(むようのよう)という言葉があります。
その意味は、役には立たないと思われているモノが、実際には大きな役割を果たしているということです。それが本当に失われた時に、初めてその存在の有り難さに気付くことが起こります。
このような「無用の用」の人間・動物・物・・・・が色々と在るのがコノ世です。

老子は、「家も容器も中身が“空”だからこそ、とても役立つのだ」と言っています。
もし中身が詰まっていれば、何の役にも立ちません。
だから自分の頭も、心配や怒りや不満で満たしていれば、良い思いが浮かばないのが人間の道理(法則)なのです。
今日も、頭を空にして生活の中で感謝して生きましょう。

生かして頂いて ありがとう御座位ます

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