(読者)
ラマナ・マハルシの「私は誰か?」の問いですが、私は大きな勘違いをしていました。
この場合の「私」は自我のことなんですね、、、今怒っている自分、その落ち込んでる自分は誰か?
と問うんですねー。
今まで「私」をなぜか内在神を指しているんだと思ってました。なので私は誰かって、内在神は内在神以外の何者でもないじゃないか、と不思議でした。リーマンさんがしょっちゅう何回読みましたか?と問われる意味がやっとわかりました。
(感想)
近代インドに現れたラマナ・マハルシは、私が好きな聖者の一人です。
20世紀の地球には、世界中で騒動を巻き起こしたインド出身の他のスピリチュアル瞑想教祖も居たのですが(その人に私は同意しません)、その教祖でさえもラマナ・マハルシに関してだけは、
* 非常に稀な奇跡的な人物
* 地球に誕生したのは奇跡に近い
と評価していました。
では、その聖者ラマナ・マハルシの生い立ちなのですが、要約しますと、
* 霊的な師匠というものを持ったことが無い。誰にも学んでいない。
* インドのアルナチャラというシバ神を祭る山を、ひたすら愛した。
(大地の精霊に感謝するということ。この地球で真に悟るには、地球から認可されることが条件。
伊勢神宮・氏神への信仰も大地への感謝の信仰の1つ)
* 十代の頃からひたすら、「私は誰か?」「それは本当の自分なのか?」
と繰り返し自分自身に問い掛けた「だけ」だった。
以上だけで、稀な悟りの境地を実現したのです。
「私は誰か?」
これは何にでも応用が出来ます。
つまり、日常生活の中で、働きながらでも家事をしながらでも学びながらでも、悟ることが可能なのです。
* 旦那の浮気を疑い続ける自分は、それは本当の自分なのか?
→ いいえ、本来の自分はそういう人間では無い。
* 仕事が嫌だと悩んでいる自分は、それが本当の自分なのか?
→ 今の状況の問題であって、本当の自分では無い。
* 自殺しようとする自分は、本当のアナタなのか? 誰なんだ?
→ 自分は自殺を思う人間では無かった。本当の自分では無い。(憑依で他人が自殺を思っているのが真相)
このように、今の自分の悩みを
「ソレが本当の自分なのか?」「その悩んでいる自分は誰だ?」
と問い掛けることは、自分の心中に湧き起こる想念を破壊することに成るのです。
その想念をひたすら発信している正体が、自分の自我(ワレヨシの思い:転生する原因)なのです。
この自我こそが、人の個性だと錯覚させる間違った思いであり、間違いや犯罪も起こさせる人間の嫌な部分の正体です。
本当の自分(真我)の周囲を丸く包み込んでいるのが自我という個性のエネルギー体です。
自我=幻想体、であり消えたり増えたり、内容が変わったりします。
誰もが自分自身の自我(ワレヨシ)に苦しんでいるだけです。
そこでラマナ・マハルシが言う、「私は誰か?」「それは本当の自分なのか?」
という想起を、日常生活の中で怒り・悩み・色情・悲嘆が湧きおこるたびに、
「それは本当の自分か?」
と問い掛けて欲しいのです。
これが最高・最善の「一瞥」(いちべつ:瞬間瞬間に気付きを起こさせること)を、自分自身の自我に打ち込むことに成るのです。
つまり、自分の嫌な思いに対して「私は誰か?」と想起するたびに、自分の心の膜(マク)である自我は、
* ヤバイ。ばれそう。
* もう少しでダマせたのに。
と舌打ちをしているのが霊的な真相です。
憑依とは、自分の自我に取り憑くことを知って置いてください。
自我(ワレヨシ)の膜が厚い人ほど、憑依を引き憑けているのが真相です。
素直だと、憑依はスルーします。取り憑く島が無いのです。
聖者ラマナ・マハルシは、
* 師匠が不要。
* マントラの不要。
* わざわざ悟るために座る瞑想の不要。
そして、
* 節度ある食事、節度ある睡眠、節度ある会話を持つことが必須条件。
としていました。
誰もが今の環境のままで、その状況の中でも、普通の生活をしながら、働きながらも悟ることが可能なのです。
21世紀の正しいスピリチュアルは、こういう方向に行くべきです。
師匠も金銭も搾取、猥褻も絡むようなスピリチュアルはもう古いし、間違いだし、絶対に悟ることは不可能だったのです。
今の存在する人類は、3:6:1へとすべての視点において分離して行きます。
何がどの比率に分離するのか?
これが白紙であり、今の私達次第なのです。
地球は痛みを我慢しながら、黙って結果・決着を見ているのです。
生かして頂いて 有り難う御座います
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