参考記事:老子の言葉 第五十三章『自分の良心と向き合った生活が大切』
「老子の人生論」第五十三章
もし私に高い地位があるならば、全員が幸せに成れる道を歩きます。
個人的な幸せを追求する道だけは、入ることを恐れます。
全員が幸せに成れることを目指す道とは、本当に平和です。
しかし民衆は、個人利を好みます。
国家の官庁では汚職がまかり通り、何も国民のための生産性(利益)を成してはいない。
それなのに、公的資金を空っぽにするまで、豪華な衣装を着て、権力の剣を腰に差し、公金を使って吐くほど飲食を行い、私腹を肥やすこと山のごとし。
これこそ本当の盗賊の「親玉」と言えます。
天に背く道とは、本当に恐ろしいことです。
(感想)
人間のサガ(性)とは、2500年前も現代も何も変わってはいません。
平成10年に発覚した大蔵省を舞台とした汚職事件は、通称で「ノーパンしゃぶしゃぶ事件」(一人10万円のしゃぶしゃぶか?)とも呼ばれました。
民衆から集めた金を自由に配る担当者が、わいせつ行為を兼ねた高級接待を受けた事件でした。
今の国会中継を見ましても、男女ともに議員の衣装を見れば良いです。非常に高級なスーツを着ていることは、素人が見ても分かります。
それを着ながら、「国家の1000兆円を超える借金をどうするのですか?」と詰問しています。
まさに古代に老子が書いた通りのことが、現代でも継続中です。
これが人間の本性だということです。
これでは、輪廻転生(りんねてんしょう:何度も生まれ変わること)が終わるはずがありません。
何度でも、何回でも、これでもか! というほど頭を打ち続けることが人間に起こるはずです。
問題は、このような偉そうに文章を書く者も、自分自身が公金を配る立場に成れば、実際にはどうするのか?
老子は、とにかく恐ろしい仕事だと畏怖しています。
なぜ恐ろしいのか?
天が見ており、天に背くことに成るからだと老子はしています。
要するに、天を畏れる人間であるか、否か?
これが、人間を分ける大きな分岐点だと言えそうです。
天など居ない、関係ない。
こう思う人は、何でもすることでしょう。
今生は良くても、来生が問題です。
来生など無い。コノ世で終わり。
こう思う人は、それで良いです。
私は、死後の管理された厳格さを知っています。コノ世が存在するのと同様に、これ以上に知恵が進んだ世界が死後に存在します。
コノ世こそが、ユルクて、優しい世界なのが本当です。
だから犯罪も自由に犯せるのです。
人が罪を犯すのも、試されているのは生きるその人間側なのです。
その人間の本当の本性を出させるために、自殺も犯罪も自由な世界がコノ世です。
でも天が見ていると、老子でも畏れています。(天や神様を怖れる場合は、畏れという漢字です)
天が見ていると畏れること。
これを子供のように信じる人は幸いです。
何事にも、敬意を持って、畏れて生きて行きたいと思います。
(カレンダーの印の意味は、「11月の自然観察日」を参照)
*【あなご君】(http://www.sinjidai.com/~miyagi/anago-hi-net.html)
* 地球上空の電子状態(http://www.swpc.noaa.gov/products/goes-electron-flux)が乱れた瞬間の時間から、27時間後を注意します。
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今日7日から、8日、9日、と新月の影響を注意します。
生かして頂いて 有り難う御座います
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