元衆院議長、内閣官房長官も歴任した自民
党の重鎮、河野洋平氏。
7日付朝日新聞に「対案よりも徹底的に批
判」が掲載された。
現国会での野党の「対案路線」を批判して
いる。
「与党が暴走している時は、とにかく止め
ることが第一。対案を出してどうする、じ
ゃなく、それはやるな、という戦いなんで
すから」
暴走する安倍政権のもとでの重鎮の勇気あ
る発言ではないか。
国会や地方議会では、ともすれば「反対す
るなら対案を出せ」と与党からけしかけて
くる。
私も「対案のワナに陥るな」と話したこと
がある。
憲法に真っ向から挑戦する「安保法制=戦
争法」を内閣法制局長官を替えて、数の力
で恐慌成立させてしまった。
昨年の国会も遺族の反対を押し切ってまで
、データさえねつ造し「働き方改革」を強
行成立させた安倍内閣。
暴走ストップ! この声が大きく広がった。
今、「保守とは何か」という自問が広がっ
ている。
商店街や農漁業などの地域経済の衰退が進
んでいる。地域を守る「保守」が、安倍政
権によって壊されつつある。
若者の間で、「保守」は共産党という意識
が広がった。
憲法9条を守れ、過労死を生む「働き方」
改革反対・・・
そういえば「・・・を守れ」は共産党が多
く発している。
私も市議会のなかで「意見書」に取り組ん
でいたが、時々、「我々が保守なのでは」
という錯覚を覚えた時がある。
重鎮である河野洋平氏の発言には重みがあ
る。
暴走する安倍政権を終わりにするカギ。
何としても「市民と野党共闘」を力強くす
すめていかねければ、と思う。