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コンビニで成人誌の販売中止

2019-01-22 07:06:39 | 日記

大手コンビニ「セブン・イレブン」の雑誌
コーナーにあるアダルトコーナー(成人誌)
が廃止されるとニュースが流れた。

いつごろだろうか。コンビニの雑誌販売に
堂々とアダルト雑誌が、これみよがしに置
かれるようになったのは。

性の商品化そのものであり、女性団体など
が問題にしたこともある。
子どもの目にふれ手に取れるように、当た
り前のように陳列されていることに苦々し
く思った。金儲けのためには売れればいい
んだという発想だ。

このアダルト雑誌の道東地方版を読んだ若
い女性が、1日何万もするバイト紹介に電
話し、危険な目にあったこともある。
またサラ金被害者の女性が、この雑誌を買
って、電話して稼げと脅されたこともある。
まさに裏世界への入口だ。
議員の時、この問題を市の健康推進課で話
したことがある。この雑誌を誰が買いにい
くか。職員に苦笑いがおきた。

こうしたことが可能になったのが、条例の
制定であった。
その名は「北海道青少年健全育成条例」、
              こちら ⇒
ブラックジョークではないか。

この条例の「施行規則」の3条に、
(3) 有害図書類から10センチメートル以上張り出した仕切り板(透視できない材質のものに限る。)を設け、当該仕切り板と仕切り板との間に、有害図書類をまとめて陳列する方法

これによって、コンビニの雑誌コーナーに
登場したわけだ。それまでは、こんなこと
は無かった。

当時、北海道議会では、どんな議論になっ
ていたのだろうか。

地方自治体の条例は、ひな形として国から
降ろされてくる。それを若干修正したうえ
で議会に提出されるわけだが、自民などの
与党からはほとんど質問はなし。賛成要員
ともいえる。

議会はチェック機関であり、市民の声を代
弁する。その責任は重い。