これは北海道内の脳卒中・心筋梗塞の治療を担う急性期医療機関の減少数だ。18ヵ所もなくなれば、地方で発症したならば命が助からない恐れがある。
先月の道議会で、共産党の宮川道議の質問で明らかになった。
国は新型コロナ禍のなかでも、医療の削減計画を進めている。道内の54もの公立・公的病院の統廃合計画が止まらない。
釧路では日赤、労災、市立など、総合病院は三つもいらないとばかりに名指しで話し合いの場が設けられた。
この背景に、「行革・効率化」を進める自民・公明政権の長い間の医療費削減がある。さらにその政策化のための「統計的手法」の悪用もあるのではないか。
全国一律に削減のための統計数値をだし、過疎地は若干の修正係数を使ってごまかす。そこには一人ひとりの生きた人間が見えなくさせられている。
何のための「効率化」か。新自由主義の利益至上主義が何をもたらしたか。
新型コロナ禍のもと、リアルに見えてきている。
その中心である政治を変えなければ。