安保3文書の閣議決定。
昨日の岸田首相の記者会見は、危険な「暴走」そのものだ。
日本がいよいよ他国攻撃できる、戦争ができる日本へ、大きくカジをきった宣言ともいえる。
日本国憲法9条など、どこふく風とばかりに。
「敵基地反撃能力」
それも「敵国がミサイル発射の準備」だけで攻撃できる。
ここにも「安保法制」が顔を出す。
同時にアメリカの「先制攻撃」に従う自衛隊の姿が見える。
戦争は、いつも「自衛」「防衛」を理由にはじまる。
太平洋戦争=日中戦争もそうだ。
「満蒙は日本の生命線」
「アジア解放のために」
ベトナム戦争、イラク戦争しかり、
なんとロシアのウクライナ侵略もそうだ。
すでに自衛隊は、アフリカの基地を恒常化しつつある。
そして、九州から、沖縄、台湾、フィリピン、ボルネオ島まで、それも沖縄、西南諸島の大軍事基地化が進んでいる。
常に「日本防衛」の名のもとに。
いま日本では、軍人の言葉が政治を支配し、一人歩きしている。メディアを使って。
80年以上前の日本は、朝鮮占領、中国侵略、満州独立など、お祭り騒ぎのように、マスコミも熱狂して推進していた。
まさに「熱狂のごとく」
戦争体験者は、政権からいなくなった。
しかし、戦争の悲惨さは、現在進行中のウクライナ戦争でよくわかるのではないか。
想像力をいまほど発揮しなければならないときはない。
いま求められているのは、戦争を起こさない努力だ!
「大軍拡」ではない。
「専守防衛」をかなぐりすてる「戦争国家づくり」を許さない
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追 記
「安保3文書の閣議決定」のヤフコメを見ると、ワンパターンの「にわか軍国主義」がたくさん登場している。
あたかも軍事オタクのエコーチェンバーのようだ。
ヤフコメは数に惑わされず、あくまでも参考程度に。
2011年に放映された「NHKスペシャル 日本人はなぜ戦争へと向かったのか 第3回 "熱狂"はこうして作られた」を、もう一度思い出す必要があると思う。たぶん再放送は自民党が許さないだろう。
当時はラジオ、新聞が中心だった。
いまはネットとテレビか?