香港の区議会選で、中国寄りの議員が大敗
し、「民主派」が8割台の圧勝をした。
投票率は通常の4割台から7割に達し、地
方選挙にもかかわらず、この間のデモに対
する警察権力の弾圧に対してノーを突きつ
けた結果になった。
人類の歴史上、権力側から弾圧を行えば行
うほど、国民の民主的願いはいっそう強ま
っていく。それを絵に描いたような結果だ。
権力の弾圧は、成功してもそれは一時の出
来事だ。人類の歴史はそれを必ず乗りこえ
て、個人一人ひとりが尊重される民主主義
は前進していく。
wwⅡまでのファシズムと軍国主義をのり
こえて、世界人権宣言や人権規約、その後
の多くの人権規定が国連を中心に前進して
きた。
日本共産党の「綱領」はこの立場にたって
おり、来年1月の第28回大会に、国際情
勢の変化から「綱領の一部改訂案」を提起
し、現在全党討論にかけている。
先週、青年団体である民青の大会で、志位
委員長が綱領改定案の講演を行った。
なぜ「綱領改定案」を出したか、歴史の流
れの中で、ていねいに説明している。
こちら ⇒
1時間38分と少し長いが聞いてほしい。
日本共産党の「20世紀論」とそこから導き
出される「21世紀論」をぜひとも。
歴史をつくるのは国民一人ひとりの力だ。
香港の広範に起きたデモと区議会選の結果
は、そのことを物語っている。
これからも一時的な逆戻りなど、ジグザグ
な過程をたどると思うが、ぜひ前進してほ
しい。