四十八ノ百七十日目

二月八日(水)晴れ


岡山の朝は
清々しく

白い息を出しながら
全作さんと牧場で立ち話

奥様の千文さんが作ってくれた
朝ご飯を三人で食べながら
二人の若いころの話を聞く

人間らしいな

それ尽きる

牧場から
最寄り駅までは
千文さんが車で送ってくれた
歩いて二時間半かけて
牧場へ行ったのが懐かしい

津山線に乗り
この後は
広島へ


目的地は
大久野島

第二次世界大戦中に
毒ガス兵器を作り
敵軍に場所を分からせないように
地図からその存在を消された島


忠海駅から


フェリーに乗って

到着

この島は
別名ウサギ島とも言われて
大量のウサギが出迎えてくれる





本命はこちら







嘗て
この島で毒ガスが作られていた
最初は
毒ガスとは知らされず喜んだ島民と
島外からの働きに来た従業員たち

これが悲劇の始まりだった

ウサギは
戦時中
毒ガスの実験で使っていたのが繁殖し
今に至るとか

伝えなきゃいけないこと
まだまだ知らない日本のこと
これも演劇で

この話は
十一月の菅野臣太朗演劇俱楽部にて

今日もありがとう
感謝
明日もまた始まりますように