小山田圭吾氏の、過去の執拗な「いじめ自慢」への批判殺到による開会式音楽担当辞任は、菅政権そのものを象徴している。「東京オリパラ」負のスパイラルは、秋の解散総選挙の後の政権交代を暗示している。

2021年07月20日 14時44分01秒 | 政治
本日の「板垣英憲(いたがきえいけん)情報局」
小山田圭吾氏の、過去の執拗な「いじめ自慢」への批判殺到による開会式音楽担当辞任は、菅政権そのものを象徴している。「東京オリパラ」負のスパイラルは、秋の解散総選挙の後の政権交代を暗示している。

◆〔特別情報1〕
 時の総理が、福島の現状を「アンダーコントロール」と嘘の大風呂敷を広げて誘致した「2020年東京オリンピック」だが、負の連鎖が直前まで止まりそうもない。東日本大震災からの「復興五輪」のはずが、新型コロナに「打ち克つ証の五輪」に変り、そしていまや対中戦争の一環として後戻りできない「忍耐と犠牲の五輪」の意味合いが濃厚になってきた。振り返ってみれば、「ババア」発言が常とう句だった森喜朗前組織委員長の女性蔑視発言による辞任、続いて容姿嘲笑のアイディアで開閉会式演出「統合総括」辞任に追い込まれた佐々木宏氏、そして開会目前に至っては、幼少期から学生時代の執拗な「いじめ自慢」で開会式音楽担当辞任となった小山田圭吾氏と、「いじめ」オンパレードの混乱が続く東京五輪である。これはまさに、安倍・菅政権そのものの実相を象徴しているとしか言いようがない。根本はそこにあるから、負の連鎖が続いているということだ。それが証拠に、今回の五輪開催の裏では、一向に収まらないコロナ禍の原因を「飲食店」を悪者に仕立てた「いじめ」が続きいまも大問題になっている。しかも、飲食店への圧力ともとれる金融機関からの要請の方針を関係閣僚会議で共有しておきながら、その認識を発言した西村担当大臣が集中砲火にあうと、菅首相は「承知していない」、麻生財務相は「放っておけ」と知らん顔を決め込む。一方で、元総理の安倍は、「反日的な人が五輪開催に強く反対」と発言し、犠牲を強いられ不安を訴える国民に反日のレッテルを貼って、分断を仕掛けてしまっている。国民の分断をもたらす発言自体、「和をもって尊しとなす」とする日本の精神にあるまじき行為である。安倍から菅へと受け継がれた政権は、この思想の根底に「いじめ」体質が続いていることは明らかだ。ただし、その手法が違う。安倍は敵と味方に分断する、あからさまな「いじめ」であったのに対し、菅の「いじめ」は、表だった行為ではなく、陰で締め付ける陰湿さが加わっている。

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